stand alone

今日は銀座で焦げ茶色の革の手袋と毛糸の帽子を購入。 ここんとこ寒いんだもの。 ブローチは数シーズン前にLIMI feuで買った。 当時、珍しく「なんでこれ買ったんだろう…」と首をかしげる程に 思い入れのないアクセサリだったのだが、最近発掘さ […]

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the formula of Euler

小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫)読了。 前回の日記にて、ゐさんに「オイラーの公式萌え」の書き込みをいただき、昨日は昨日でゆはとオイラーの公式やらフェルマーの最終定理の話をちょろっとし(「!」が階乗を表す記号だって生まれて初めて知った […]

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mu-shi

仕事のできる人は「暑い」「寒い」「疲れた」を 口にしない、というのを何かで読んで おお!たしかになるほどな!と思ったので 実際口にしたところで疲れがとれるわけでもなく 周囲のテンションを下げるだけなので なるべく言わないように気をつけていた […]

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time is …

小さい案件だけど自分でデザインして 自分でコーディングまですると本当に勉強になる。 DTPの自由なデザインに慣れてしまって 「見やすさ」や「作りやすさ」とかを忘れかけていたので 大手のサイト制作というのも勉強になるものだな。 連日残業してい […]

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aero

窓から見える風景。 ここどこよ。 もうちょっとしたらどうでもよくなるんだろうが 今はジャンボジェット機が横切るとちょっとわくわくする。 まるで動物園の象みたいに「想像より大きい」からだ。 イナ曰く「ふつうの飛行機と並ぶとクジラとイルカくらい […]

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the fateful encounter

古本の神様。 来週から東京の果てまで電車通勤なので なにか本を…と思い、自転車で古本屋のハシゴ。 まずは動坂下の古書ほうろうへ。 ここは広いし、分類もきっちりされていて 芸術、文学、音楽関係は志を感じる品揃えなので 店内をぶらぶらしているだ […]

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tiles

小川洋子の『薬指の標本』再読。 弟子丸氏が直球に好みのインテリ変態系で好きなだけなんですが。 それだけでもなく、なんとなくこれを読むと ざわざわといろいろな風景が思い起こされる。 たとえば神戸の崩れかけた洋館であったり フランスの浴室のタイ […]

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ecrire

谷崎潤一郎『文章読本 抄』(ちくま日本文学全集)読了 『春琴抄』から続けて読んだのだが、こちらは口語体で書かれており、 読みやすく、かなり実用的であった。編集が絶妙だ。 さすがにこの人の日本語に対する愛情は半端ではなく 太平記から近代アメリ […]

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self-sacrifice

谷崎潤一郎『春琴抄』(ちくま日本文学全集)読了。 な、なんじゃこりゃ…。 人に貸すのに書架から出したらなんとなく 読み始めてしまった。 なんだか濃ゆい師弟関係のうらさむい話であった。 「とうさんまあ何という事でんの姫御前のあられもない 男の […]

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young love

BGMはひさしぶりにサザンです。 かっこよすぎです、サザン。全然好きなわけではなく 自腹でCDを買ったこともないのだけども 桑田圭介氏の日本語の語彙やリズムはかけねなしに天才的だと思う。 持ってるのは、学生時分にバイトしてた某レコード会社で […]

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heavenly blue journal

ようやくヘブ様が咲き始めた。 7月くらいから曇りが続いたりすると、 ぽつりぽつり1輪ずつ花が咲いていたのだが、 ここにきて涼しくなってきたからか いくつも蕾をつけるようになった。 種が出来ると嬉しいのだけれど。 ほんとうに空と同じ色をしてい […]

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peanuts and cafe

I氏から落花生のおすそわけ。 隣国チバから密輸してきたらしい。 ミルクホールで珈琲を飲み、永井のりこのまんがと 中上の『千年の愉楽』の文庫とCDを借りる。 NOMADでさらにお茶を飲みI氏の出勤をお見送りしてから家路へ。 根津神社の祭礼らし […]

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le gout du samma

小津安次郎の『秋刀魚の味』はフランスでは 「le goût du sake」(日本酒の味)と改題されているのだが、 ヨーロッパには秋刀魚はいないのか… というわけで今日も秋刀魚。 刺身も焼き魚も美味しかった… 「秋刀魚が食べたい! […]

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le soir chute

江國香織『落下する夕方』(新潮文庫)読了。 ああ痛い痛い痛すぎる。 たぶん女はみんな自分の中に梨果と華子の両方を見出すのだろう。 梨果の不甲斐なさに憤慨しつつも早く立ち直ってほしいと願い 華子の奔放な振る舞いが気持ち悪いと思いつつも許せる。 […]

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7th sense

尾崎翠『第七官界彷徨』(ちくま日本文学全集)読了 タイトル読み… 読む前は足穂や澁澤を彷彿としていたのだが 幻想や表現主義とは遠い、とりとめもない物語であった。 難解な舞台を見ているようでもあった。 好き嫌いは別として、昭和ひと桁の時代に、 […]

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watermelon

台風一過の物凄くいい天気。 江國香織『すいかの匂い』読了。 小学生の頃の回想を中心として短編集だが 江國のなかで一番怖い物語集だった。 あの頃怖かったものや、嫌いだったものを、実に簡単なことばで 表層意識にひきずりだされるような感じ。 淡い […]

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go as people go

そんななか江國香織『きらきらひかる』(新潮文庫)読了。 江國の長編の登場人物は普通じゃない人が多い…と思うが (ゲイの夫とアル中の妻とか、妙にべったりしている変な家族とか 流れ者の母と娘とか…)江國の視点がわりと旧世 […]

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to do v

制作進捗。 いちおう製本を一通り演習してみた。 なんだかベトベトでボロボロの「本のようなもの」が完成。 …心配。 むかしから絵を描くのは好きだったが工作は大嫌いだった。 ものをまっすぐに切ったり貼ったりするのは O型の人間には向いていない。 […]

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the wind-up bird chronicle III

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』(新潮社)読了。 物語としては3部作の中で一番面白く読めた。 謎解きのところなんてたくさんの登場人物やオブジェが どんどん繋がっていって(実は繋がっていないのだけど) まるで京極小説のよう […]

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