The first Takarazuka Show

きゃめさんから大和証券の貸切公演という貴重なチケットをいただいて人生初の宝塚歌劇。7列目という良席だった。昨今人気が出て良いお席を取るのは難しいそうで、ありがたい。 前半の芝居はプロイセンの貴族が鉄道事業の資金調達に奔走する話なんだけど「そうだ!株式を発行しよう!」という流れになり「さすが大和証券!」と思った。宝塚の生みの親でもある阪急創設者の小林十三の生誕何周年かだったので新作の『Lylacの夢路』鉄道の話になったらしい。でトップスターが眩しかった。

前半90分のお芝居、長男は資金調達に奔走!次男と恋人取り合う!三男は父と母の秘密を探す旅へ!音楽を愛する五男が死んだー!と思ったらすぐに腹違いの弟がいることが判明!快く受け入れられてハッピー!みたいな話で最高だった。ヅカオタ従姉妹に観劇報告したら「今回はストーリーが破綻気味と評判。恋愛物だと思わず、プロジェクトXだと思って観るべし」「基本がスターへのアテガキ新作なので、玉石混交。トンデモ作をスター力でねじ伏せるのがトップの力量で、その悪戦苦闘ぶりを愛でるのがヅカファン」と返信が来て笑った。

後半のショーの『Juwel de Paris』はめくるめくきらびやかな舞台。ラインダンスって脚をあげるあのダンスしながらフォーメーションチェンジするんですね。ラインダンスがぐいぐい近づいてきて夢に出そうだった。80人の女性たちによる美しさの圧を感じる。