flowers


このあいだまで八重桜が見頃で、ぽんぽんのような
重たげな花鞠を枝にみっしりとつけていたけれど
それももう終わりで、花びらが風に乗って
坂をさらさらと流れていった。
そろそろ街路樹の躑躅が満開だ。
東京は今がいちばん美しい季節だと思う。
大都市だけど緑が多いし、下町では
路上ガーディナーたちが腕をふるっているので
桜が終わった頃から色々な花を見ることができる。
庭桜、蒲公英、花大根、芍薬、菖蒲、著莪、白山木
少し早いけれど藤、花水木、躑躅、山吹、末莉花、小手毬
などなど。
キモノを着るようになると、花の名前をおぼえないわけにはいかない。
季節はずれでも許されるのは桜くらいだから。
上野公園で、その場で名前を思い出せなかった「著莪(しゃが)」
この兄弟に日本固有の「ヒメシャガ(姫著莪)」というのがあって
「ヒメシャラ(姫沙羅)」と混同していたのだが
ヒメシャラはツバキ科ツバキ属だそうです。
ちゃんと調べてみるもんだ。
http://www.hana300.com/link04.html