Journal

to think about


保坂和志 『書きあぐねている人のための小説入門』(草思社)
仕事が一段落して、ようやくいろいろなことを考える余裕が出てきた。
積み上げていたコムズカシ系の本の山を少しずつ崩す。


この本で一番キャッチーだったのは
II章「小説の外側から」の中で
音楽を聴いたり、音楽について考えることが、そのまま小説のことを
考えることになるっていう話で(以下引用)
これは、音楽を小説のメタファーにしたり、音楽を小説に置き換えたりするということではない。音楽のことを考えるのと並行するように小説のことも考えているという言い方をしてもいいけれど、大事なのは音楽なら音楽を簡単に小説のヒントにしようなどとは考えないことで、音楽は音楽として考える。そうしているうちに、「表現」ということにまで考えが伸びていき、それが結果的に小説を考えることにもなっていく。
というのは、ほんとうに首がもげるほど頷くところで、
わたしは料理家や音楽家や現代美術家や
内装デザイナーやグラフィックデザイナーの友人たちの仕事の話を聴くたびに
WEBや写真についての輪郭がはっきりしてくるように思う。
たまたまここに音楽の話が出てきたのが原因かもしれないが
突如として楽器が弾きたくなり
それも、ピアノとかギターとか、うちにある楽器じゃなくて
さわったこともない楽器がやりたくなって、
(さわったことがなければ何でもよかった)
いきなり体験レッスンを申し込んでしまった。
今は音楽をやりたい人にとっては本当にいい時代で、
考えうるかぎりのあらゆるサービスがあり
ネットで検索して申し込めるのだな。
さて、どうなることやら。