Mai Suzuki Photo Works
みぞがみちゃんと東博へ。常設は秋の装いで秋草などがあしらわれた作品が多く風流。有田と伊万里に行った後に東博に行ったら今まで見てるようで見ていなかった常設展の陶磁器が「見える」ようになって驚いたのだが、昨日美濃に行ったからか志野や織部が見えるようになった。この現象はおもしろい。
特別展はにわは平日にもかかわらず盛況で、15時すぎから見始めたが混雑していたので16時半に第1会場に戻って正解。お気に入りの作品をゆっくり観ることができた。
かの有名な「踊る埴輪」は埴輪の中でも変異種というか、極端にデフォルメされているということがわかる。はにわ界にもアバンギャルドな作家が現れたのかもと思うと胸が熱い。
その後、駅ナカでこばさんと合流。ビールを飲み、御徒町の洋貴妃で羊を食べ、World Endさんでビール飲んで解散。
国際陶磁器フェスティバル美濃、みっつめの会場は多治見市モザイクタイルミュージアム。藤森照信による曲線が美しい建築。レトロなモザイクタイルの展示がかわいいことよ。
企画展は「青の誘惑」で、青いタイルで埋め尽くされた部屋が美しかったです。
もともとこの美術館がある笠原地区はタイルの産地で、地場産業の紹介という面が強めなのでコレクションとしては常滑のINAXの方が充実してるかも。
その後、タクシーで市之倉地区の幸兵衛窯へ。開窯は1804年、江戸時代は御用窯として江戸城に美濃焼を納めていたという歴史のある窯元だ。
建築や裏の窖窯も素敵で作家の作品以外にも見どころが多い。古い日本家屋にシルクロードから持ち込まれた歴代の蒐集品が美しくまとめられていて、一代でどうこうできるセンスではないなあと思う。
SNSでバズってたエジプトの神々シリーズは窯元で買うと1割引だそうだ。
そこから徒歩で市之倉さかずき美術館へ行き、併設されているイタリア料理屋でランチ。ゲリラ豪雨のような大雨に降られるがタクシーで駅まで。駅周辺で少し買い物をして、中央線で大曽根。徳川園に寄る。徳川美術館は大河ドラマにのっかって源氏物語特集。国宝の源氏物語を持っているのが凄い。
名駅の名鉄百貨店「まるや」でひつまぶしを食べて帰宅。
三年に一度の国際陶磁器フェスティバル美濃開催中とのことで母と多治見を訪問する。メイン会場のセラミックパークMINOは磯崎新の建築。
岐阜県現代陶芸美術館では、志野が美濃で焼かれていたことを発見した「荒川豊蔵展」。専門的に勉強した人ではないらしいのだが陶芸だけでなく絵も書も素晴らしく、中世の陶片から研究する姿勢はまさに求道者という感じ。
ラーメンどんぶりの歴史と科学「ラーメンどんぶり展」では横尾忠則、佐藤卓、片桐仁のどんぶり作品も。
ハンガリーと日本の作家交流「Ways of Earth ーハンガリー・日本陶芸作家交流展ー」は静謐な作品が多くて素敵だった。
メインホールの第13回国際陶磁器展美濃では世界中の作家による立体作品から、普段使いできそうな食器のセットまでいろいろ。そしてART BRUT MINOでは楽しい嬉しい怖いをそのまま表現したパワフルな作品たち。
休み休み見たものの、二会場だけで物量に圧倒されてくらくらする。
夜は焼肉。
イシイと箱根へ。
初めてのPOLA美術館。森の中に埋もれるように贅沢に作品が展示されていて素敵な空間だった。
フィリップ・パレーノ展は立体から映像からドローイングなどなどなにからなにまで盛りだくさん。コレクションはモネ、ルノワール、ゴッホ、モジリアーニ、ルソー、ハンマースホイからリヒターまで。野外作品はタイムアウトで見切れず…という感じだったので半日かけて見るのがよいかも。レストラン・アレイも開放的で明るくとても良かった。
鈴木のぞみの小さな個展み「The Mirror, the Window, and the Telescope」がとても良かった。さわひらきなどと並んでここの財団の海外研修生なのだとか。
続いて舟越桂の「森へ行く日」展を見るために箱根彫刻の森美術館へ。舟越桂はこの展覧会に間に合わず今年の3月にご逝去されていて本当に残念だ。
常設展ではあらためてコレクションの豊かさに驚く。幸せを呼ぶシンフォニー彫刻の内部がすさまじい。現代作家の作品を紹介する展示室もあり、舟越桂が選んだ三沢厚彦や名和晃平などの作家や共同作品が展示されていてよかった。
特定の世代なので無条件で天気予報とともにジョージ・ウィンストンの「Longing/Love」が脳内にログインしてくる。
帰りは小田原の「潮り」さんでお寿司。
出光美術館「物、ものを呼ぶ」
学芸員解説「4回にわたる展示を全部観て初めて出光美がわかるというのに1-3回目はガラガラで…」「文人画こそ出光美の真骨頂なのに第二室だけいつも空いてて、みなさん新参の若冲とか江戸琳派ばかり見て…」「そもそもこの美術館は天井低すぎて掛け軸伸ばして飾れないんですよ…」とかボヤきまくりで面白かった(そのかわり屏風などは低いショウケースにフレミングされてそれはそれでよい、という話だったが)。
出光美の文人画の展示室がガラガラという話で「本当に空いてる時になると屏風の前に正座して絵と対話している人が現れる。しかもひとりではない」って言ってて笑ってしまった 中の人には好意的に受け止められててよかった。
「東博のやまと絵展に伴大納言絵巻が出た時は二重三重の人だかりだったので今回うちが出すときも戦々恐々としてたんですが、蓋を開けたら大変見やすくなっておりまして…」つって笑いをとっていた もうひとつの国宝「見努世友」のほうが驚きが大きかった。
現・帝劇ビルでの学芸員解説はこれが最後とのことで、たのしい解説ありがとうございました。
終わったあとは新丸ビルのスタバでメラメーラフラペチーノを。
朝、5時台に目が醒めてしまったので珍しく大浴場へ。貸し切りなら気持ちいいんだよ。
松本城を散歩し、栞日さんでモーニング。店頭にグーテンベルグの印刷機が置いてある素敵な本屋さんだ。
そのまま松本市美術館へ。草間彌生のここの草間彌生コレクションは作品も言葉も前衛芸術化として闘う彼女の生き様が見られる。彼女の言葉は英語のほうがなぜか印象的だった。
As an Avant-Gardist, I would battle my way to the farthest limits of the universeUntil I fall Yayoi Kusama
As an Avant-Gardist, I would battle my way to the farthest limits of the universeUntil I fall
Yayoi Kusama
ホテルをチェックアウトしてから陶片木さんで買い物。今回は私は銀器、イシイは箸とようじ入れを購入。ここの本棚は既視感がすごい。
カーシェアで安曇野へ。ロードサイドで蕎麦と山賊焼きを食べ、友人に勧められた大王わさび農場に行ってみた。きれいな湧水を期待して行ったら坂上田村麻呂に鎮圧された豪族(魏石鬼八面大王)の遺体がばらばらにされて埋められた場所のひとつらしく、祟り神系スピリチュアルスポットだった。意外!黒澤明の『夢』第八話、水車のある村もここで撮影されたらしい。珍百景……
そして何の前情報もなく何の期待もせず訪れた禄山美術館で森靖の特別展「巨大化宣言-Gigantization Manifesto-」やっててテンションが上がる。萩原碌山は実業家の兄たちによって作られた芸術家という印象も受けたが、寄付で建てられたというキリスト教建築の美術館本館は鄙びた英国の教会みたいで趣深い。
特急の時間まではまだ間があったので、松本駅近くに去年オープンしたグリとニルへ。かわいい店内で食事もお酒も美味しかったので女子会向けというかんじ。松本平のブラッククイーンがグラスで飲めるのがありがたい。イチジクとブルーチーズのナンピザが美味しかった。今年はいちじくは食べられなかったなと諦めてたので嬉しい。
せっかくなので日本酒も飲みたいと思い駅近くの居酒屋をあたったものの満席、満席、貸切で三軒に振られる。予約しないと無理なん だろうか。銀座か?こぎれいなてっぺんさんへ。大信州が飲めて満足。
イシイと車で西へ。本来は調布の飛行場を目指していたのだが青梅街道を走っているうちに江戸東京たてもの園に進路変更した。途中、ハンバーガー屋に立ち寄るつもりが臨時休業で西のみで展開している餃子の満州なる中華食堂でランチ。もう二度とこないであろう小金井の商店街はなかなか趣深かった。
江戸東京たてもの園はずっと行きたいと思っていた場所だ。両国の江戸東京博物館の分館で都内の江戸〜昭和にかけての建築物が移築保存されている野外博物館である。
山の手エリアの前川國男の自邸はそのままCasa BRUTUSに掲載されていそうなかっこよさで、家具の配置、高さ、ペンダントライトのデザインに至るまで完璧な美しさだった。さすが。そのほか、デ・ラランデ邸、三井邸、高橋是清邸なども立派。
下町エリアは地元の建物が多くて楽しい。池之端にあった村上精華堂、下谷の鍵屋、神田の花屋、文房具屋、荒物屋。千住の子宝湯はそっくりそのまま保存されていてなかなかの迫力だった。中の広告もそのままで楽しい。
国立西洋美術館にて「写本〜いとも優雅なる中世の小宇宙〜」展へ。
コロナ禍で3回にわたって開催された小展の総集編。コレクターの方が麻酔学と中毒学の権威というのも興味深い… お客さん全員駆け込みなので物販が長蛇の列だった。
隙間があったら埋めないと!という気概が凄い。
昼休みに抜け出して京橋のアーティゾン美術館「空間と作品」展へ。
実際に絵画がどのように空間に飾られていたかを体感する展示。今となってはクラシカルな印象派やピカソ、近代日本洋画をなんとかかっこよく見せようと苦心しているようにも思える。円山応挙のわんこを畳に座った状態で、自然光に近い光で拝めたのは良かった。
流れていく金箔の美しいこと。
イシイと東京国立博物館へ。
最初に平成館で神護寺展を見る。仏像と十二神将の展示はフィギュア的なかっこよさだった。江戸時代になると動きやディテールが格段に緻密になるのがわかる。
その後、内藤礼「生まれておいで生きておいで」を見る。やや箱ありきの展示であるように感じた。博物館なんだから現代美術じゃなくて博物学をベースにした展示をしたらいいんじゃないかなあというのが正直なところ。現代美術なら上野の森でも現美でも都美でも新美でもいいじゃないか。展示用の石膏ボードをとっぱらって鎧戸が開放された裸の状態の特別室が本当に美しくて(初めて入った)それだけでも行く価値はあるかもしれない。戦後初めて鎧戸が開かれたのではないかとのこと。高い天井、やわらかな光と美しいギャラリー。閉館間際、人がいなくなったところでのんびりするのが良い。あまりの暑さに負け、その後タクシーで家に戻る。イシイは試飲会へ。
夜は上野桜木の道さんで中華料理をいただく。H夫婦にばったり会う。ここは本当においしい。
今回のエクスカーションは常滑。
まずは名鉄で常滑駅へ向かう。セントレア空港の少し手前にある。
常滑は日本六古窯の一つで、焼物の街として知られている。最初の目的地はLINAXのライブミュージアム。敷地には工場をリノベした資料館やタイルミュージアムがある。特に世界のタイルコレクションが素晴らしい。団体客のおばあちゃんたちは足早に過ぎていくが私達はのんびり。
次にタクシーで旧市街へ。車の入れない細い路地が入り組んだエリアで、窯や陶器屋さんがたくさんある。奥にはジブリのような登り窯も。約20度の傾斜地に8つの焼成室を連ねた全長22メートルのもので、昭和49年の1月の釜出しを最後に創業を停止し、現在は重要有形民俗文化財として保存されているらしい。
常滑は土管の生産地としても栄え、町のあちこちにスーパーマリオのように土管が点在している。工業遺産独特の不思議な雰囲気があり、まるでファンタジーの世界に迷い込んだような感覚になる。
坂の脇にあるカフェで一休み。風が気持ち良く日陰でしばし休息。帰りには「とこにゃん」と呼ばれる巨大な招き猫を拝んでから名古屋駅に戻る。名古屋駅のビアホールでビールを飲みながら別れを惜しみつつ精算。旅の終わりはいつも寂しいが、居酒屋のぞみでビールで乾杯し、次の旅に思いを馳せる。
いっきに焼き物に興味が湧いた旅だった。
横トリの馬車道の作品を見に馬車道のBankArt、Bankart kaikoへ。シベリアのナチュラリストの対立のドキュメンタリー風の映像作品はちょっと良かった。
中華街は老舗にかぎるということで重慶飯店へ。主菜にスープ、副菜、点心、ごはん、デザートまでついて1800円なのでお得感がある。
すっかりどんよりしてしまったので口直しに天王洲へ。WHAT CAFEはじめ寺田倉庫のアートコンプレックスでギャラリーをいくつか巡る。東 京都展、「とうきょうと」ではなく「ひがしきょうと」展だった。ヤノベケンジとか名和晃平とかメジャーどころも 。東京にこんなホワイトキューブみたいな場所があったんだな。
外国人観光客に人気のThe Pigment Tokyoも楽しかった。
T. Y. Horborでビールを飲んでから藤野さんとティモさんのツアー最終公演へ。心あたたまる素敵なコンサートだった。ティモさんのピアノの音を引き出して響かせるような演奏も藤野さんの風景が見えるような演奏も良かったなー 壷井さん赤木さんが入るとさらに風景に奥行きが生まれて素晴らしかった Ritaさんの今日だけのための歌にも涙。フィンランドって戦前戦後くらいに独自のタンゴが流行ったそうで(アルゼンチンタンゴとは全然違う)、赤木りえさんのフルートとてもかっこよかった。
午前中、日本橋で髪を切り三越でビリヤニを買って買える。午後、きらめき彫刻祭。あかぢ坂のLIBRE、善光寺坂の美の舎、上野桜木のhaco、感應寺、ギャラリー桜木、半澤美術展をまわる。彫刻を見ながらの街歩きも楽しい。感應寺の前でバイクに乗ったプロデューサーの村岡くんに声をかけられた。ご近所さんもちらほら。またこの地で開催してくれるとよいのだが。
夕方から伯父と入谷のbonoboさんへ、その後ORCAへ。交差点に素敵な飲食店が集まっていていいな。
その後、妙に元気だったのでビアパブイシイ〜84へ。翌日、坂本真綾のファンイベだというのに飲みすぎました。
彫刻家の村岡氏がキュレーションを務めるきらめき彫刻祭が開幕した。月曜に石井と朝倉彫塑館、平櫛田中邸アトリエをまわる。途中、麻膳堂にてランチ。台湾料理屋が近所にできて嬉しい。
その後、シアターGロッソへ。最近のショーってプロジェクションマッピングとか凄いんですねえ。構成も練られていて関心してしまった。ワイヤーアクションも凄いし、2階のイントレから奈落に落ちる高さも凄い。HUBでビール飲んでK’ingsmanに行くはずが道に迷ってalsoへ。昼も夜も台湾だった。
しがちゃんとぐるっとパス⑤、サントリー美術館『織田有楽斎』。信長の弟でありながら生き延びて秀吉、家康に仕えた大名茶人。いきなり本能寺で焼け残った瓦が展示されていて驚く。茶室は政治の場だからか「茶会に来るの?来ないの?」という書簡が行き交っているのが面白い。第二室の狩野山楽「蓮鷺図襖」は第一室で解説や書簡の現代語訳で新書一冊分くらいのテキストを読まされてかっすかすになった脳に「わかりやすい美」をインストールしてくれて癒された。
去年、豊田市民芸館の資料館で見た猿投古窯の器が見られたのも良かった。戦国時代の人が平安時代の器を愛でていたというのはなんだか不思議な感じがする。
その後、タイ料理を食べてしがちゃんのマイブームハリーポッターグッズを見に赤坂へ。ふたりでマホウドコロではしゃいでしまった。
ぐるっとパス④
汐留美術館に行ったものの16時まで入れまてんと言われて旧新橋停車場・鉄道歴史展示室で時間をつぶす。新橋停車場は1872年に開業。1914年に旅客ターミナルの機能が東京駅に移ると烏森駅が新橋の名前を引き継ぎ、ここは貨物専用駅として汐留駅に改称したとか。ややこしい。この建物は2003年に再建されたが現在プラットフォームは回収中。ゼロ地点の標識もひっそり。ブラタモリで放送されるまでこんな施設があることも知らなかったけどようやく行けた。
展示室では鉄分高めのブルートレイン特集。勁文社の鉄道大百貨シリーズの「ブルートレイン同乗記」が面白かったな。鉄道写真家にとってヘッドマークの有無というのはとても大事なことなのだということを学ぶ。なにかと「ヘッドマークがかっこいい」とか「ヘッドマークがなくて悲しい」と書いてある。
パナソニック汐留美術館。パナソニック4階にある美術館。フランクロイドライト展は大盛況で、予約制になっているものの大混雑だった。同じ企画展を去年、豊田市美術館で見ていたこともあり早々に諦め、所蔵品のルオーの作品だけじっくり鑑賞して退散。
それにしても、本来なら近美か都美でやってもいいくらいの展示ボリュームなのでパナ美のスペースに詰め込むのはさすがに無理があると思う。
帰りは銀座まで歩きLUMINEやマルイを見るも特に買うものもなし。二重橋前から帰る。
岐阜から羽室さんが遊びにきてくれたので美術館ツアーを開催することに。2500円で都内の文化施設にあらかた入場できる「ぐるっとパス」がちょうと1月31日まで発売していたので有効活用すべく行程を組んだ。三館踏破するだけで元がとれるのだ。
まずはそらさんの今回のメイン松岡美術館へ。白金台の自然教育園の近くにあり館内も明るくて素敵な空間。オリエント〜シルクロード〜ヘンリー・ムーアまで各種彫刻が揃っていて楽しい。今回の企画展『アメイジング・チャイナ』は中国の超絶技巧全開だった。まずは時代を覚えるところから…
せっかく白金まで来たので旧公衆衛生院へ。今は港区の郷土資料館になっているが建物のみどころが多い。なかでも講堂はお気に入りだ。昭和初期、内田祥三の建築。ロックフェラーの寄付もあったからか空襲でも焼け残っている。
目黒までタクシーで出てAnna’s Kitchenでランチ。ロシア料理店ということになっているけれどウズベク料理もジョージア料理もある。エストニアビールとジョージアのワイン、アルメニアのザクロワインを頼む。フードは今話題の?プロフとラグマン。いずれもウズベク料理を頼んでしまった。プロフはピラフのことだろうな。クミンと羊肉の炊き込みご飯という風情で美味しかった。厨房、ホールの人もお客さんもロシア語圏の方のようだったが楽しく暮らせているといいなと思う。
地下鉄で六本木一丁目まで。住友コレクションの泉屋博古館東京。駅からひたすら泉エスカレーターで山の上にあがったところにある。今回の企画展は漆芸『うるしとともに』。しかし日本美術は漢籍、能、歴史全般の素養がないと元ネタがわからず見るたびに不勉強を嘆く。英語解説ではjapanではなくUrushiと表記されていた。
博古館からほど近い大倉集古館。アメリカ大使館の前に突如中国古典様式の建築が現れる。建築家は伊東忠太。企画展は『春』で岡倉天心の大作「夜桜」が見事だった。内装も豪華だし、裏の霊南坂沿いのオークラのお庭にも石像や青銅の灯籠がごろごろ置いてある。梅、初観測。階段の獅子がかわいい。
最後は虎の門を経由して新橋まで歩き、工さんで焼き鳥とワイン。大満足の1日だった。
千葉県立美術館でテオ・ヤンセン展。千葉県美はお初。SNS的には千葉市美のほうが成功しているように思えるがこちらは彫刻をフィーチャーしたオーセンティックな公立美術館といった趣。メインのテオヤンセン展ではビースト動かせたり、でかいビーストのリアニメーション(再生)のデモを見たりで大興奮してしまった。聖なる数字は13だった。聖なる数字というと12を思い出すが素数であることが関係しているのだろうか。各パーツが塩ビ管だったり結束バンドがぴよぴよしていたりとホームセンター感が漂う。イシイのお土産にTシャツを買う。
次は千葉ポートタワーへ。天気のせいか殺伐とした風景の中墓標のように立つタワーにウケてしまった。今の仕事してなかったらこのタンクの中にLNGが入っていると言うことも知らないまま死んでたな…と思いつつ。次は工場夜景を船から見るという計画も立てたい。
その後、モノレールで千葉駅近くに向かい、ビアオクロックでビール。いわて蔵さんのジョナゴールドのビールが美味しかった。ほぼサイダー説ある。
昼にまあまあ飲んだものの夜も飲む気満々であったため、時間つぶしに向かった千葉市科学館がたいそう面白かった。Xで人気のKAGAYAさんの天体写真は凄まじかったし、NIMSという物質機構の映像に大興奮、プラネタリウムでは睡魔と戦いつつ最新の投影技術に驚く。普通の映像もまったく歪まないのが凄い。
その後、レコルトさんへ。ちょうど甲州ワインのKisvinさんのイベントをやっていて社長とお話させていただいたり昨日釣ったばかりのシーバスをいただいたり。一応都内ではどこで飲めるか聞いたところ外資のホテルかANAのファーストクラスと聞いて「そっか〜」って言って終わった。
イシイと森美術館へ。お目当てはさわひらきの小さな展示だったのだけど、メインのOUR ECOLOGYも一応。森美術館20周年開館記念展らしいが随分思いてテーマを選んだなと思う。重めの作品が多くてやや胃もたれしたが、それでも面白いものはいくつかあった。夕刻のギャラリーから富士山も見えた。
フィクションとノンフィクションが工作したようなオーストラリア原住民の制作集団カラビン・フィルムも良かった。
さわひらきの展示ももちろん素晴らしく、静謐で古く、愛おしいものが並んでいる。いつも彼の作品を見るたびに「私の好きなものばかり集めてずるい」という気持ちになる。イシイも物販で散財していたが二種のリトグラフは一点一点違う署名が入っていてびっくりした。
エイトに行ったら建物ごと解体の準備に入っていて(恵比寿に移転したらしい)NOBIさんへ。地元に戻ってきてよかったねえという安定の美味しさとボリューム。冬休み前でビールも無事に撃ち抜いて満腹で帰宅した。Colli Aprutini Rosatoというロゼが美味しかったな。
さるこさんと川崎市立岡本太郎美術館へ。
小田急向ヶ丘遊園駅からバスで2停、生田緑地の奥にある。天気もよく散歩日和。シャボン玉遊びに興じるこどもたちは科学館のワークショップだろうか。
岡本太郎美術館はアースバックハウスのように山にめり込んだつくりで、階段上には巨大なモニュメントがある。入口で見知らぬマダムに突然招待券を握らされて無料で入場してしまった。ちゃんとお礼を言う間もなく走り去ったマダム、ありがとう。大阪の万博公園で太陽の塔を見て以来すっかり好きになってしまったのだが、体系的に見たのは初めて。やはり「動物」が良い。
企画展ではTARO賞の作家のフォローアップ展をやっていたのだけど、若木くるみ氏の版画よかった。
その後、Monkey Wenchさんでビール。