Yokohama Triennale 2017

横浜トリエンナーレ2017へ。これは毎年しっかり見なければならないので1泊してのぞむ。そんな泊りがけの美術館紹介も今回で3回目だ。

1日目。横美はいまいちかなー。ちと今回のテーマ「島と星座とガラパコス」に捉われすぎのような印象が。でもパラグ・カンナの『「接続性」の地政学』も読まねば。
赤レンガ倉庫でやっていたラグナル・キャルタンソンの映像作品「The Visitors」が接続性と孤立というテーマに非常によく合っていて、これだけでも見る価値あり。でも映像作品なので写真はなし。

今回、山下公園のすぐ向かいのスターホテルに泊まったのだが、となりがクラシックホテルのホテルニューグランドで中を見物に。トーハクと同じ渡辺仁の建築だそうで、一見して洋風なのによく見るとモチーフがどれも和なのが面白い。むかしのランチや晩餐会のメニューなんかも展示されていて見学だけでも楽しい。

石川町の鯖寅果実酒商店、スラッシュゾーンミートボール、ベアードのタップループ馬車道〜揚州商人と梯子。鯖寅さんは春ごろにお店に来てくださっていたようで名前を出したらとても歓迎してくださった。スラッシュゾーンさんは5分遅れてフードのLOに間に合わずビールのみ。ベアードはお肉の盛り合わせがすごい迫力だった。揚州商人はチェーン店だけど店のつくりがエドワード・ヤンの映画に出てきそうな昭和チャイニーズといった趣。

2日目、まず柳幸典の目を。彼の作品は犬島以来かもしれない。作品自体も迫力があったが、開港記念館の地下に入れることに興奮。その後、BANKART1929花と海と光。丸山純子さんの作品は前々回に同じ場所で見たけれど、今回は他の作家さんと融合している感じでまた違った印象。

現代アートはわからんという理由で敬遠されがちだけど、わたしもゴミ撒いたような作品は大嫌いで、現代アートでもやはり幻想的でぱっと見美しいものが好きだ。でもそれもやはり古典的な美の基準から逃れられてないのだろうと思う。作家がまだ生きてて新しい作品が見られる可能性があるというところが古典と違うが。

中華街の金陵でランチをし、雨があがったので山手のほうまで足をのばしてしばし散歩。文学館でお茶をして元町から帰ってきた。