2009 イラン

Iran : Yazd – Esfahan

2009年5月4日
ヤズド市内観光。
■広場
人も少なく、がらんとした広場で一番目立つのは
昔モスクとして使われていたアミール・チャグマーグのタキーイェ。

タキーイェというのは宮殿やモスクやバザールなどの集合体で
15世紀頃に建てられたものだという。
宮殿の前には、おおきな桃のようなかたちの御輿が。
御輿といっても骨組みだけで、祭の当日はこれに様々な飾りをつけるそうだ。

交差点のむこうには、ぽっかりと黒く口をあけたバザールが見えるのだが
残念ながら行く時間はなさそうだ。
「バザールはエスファハンで行きますよ」とガイドのガンバリさんには言われたけど
バザールならどこのバザールだって見たいのだ。
アルミ屋さん

■マスジェデ・ジャーミ
ジャーミーというとトルコ語では「大寺院・大聖堂」をさすのだが
ペルシャ語では寺院を表すのは「マスジェデ」で、「ジャーミ」は集まるという意味らしい。
中はひんやりとしていて、人の気配はない。
メヘラブ(メッカの方向を示す祭壇)の前では、珍しく女性がお祈りしていた。

モザイクタイルで埋め尽くされた壁には古い置き時計が置かれていたり。
いろいろな時代の煉瓦が見られるのだが、なかでもモンゴル時代のものが
変わったデザインであった。無数の眼にも見える。

さて、これから300kmほど北に移動して、古都・エスファハンへ。
わたしたちが、ヤズド名所を見ているあいだ、デボゾルギさんは
名物の「ゴッタプ」をお土産に買って、わたしたちにも味見させてくれた。
豆を練ったような、むにっとした食感で、甘く煮た生姜の味がする。
粉砂糖がまぶしてあって、どこか懐かしい味。
たぶん和菓子で似たものがあるはずだ。紅茶とよく合う。
長距離運転に備えて、デボゾルギさんは道ばたのサモワールでお湯を調達。
サモワールを置いていた雑貨店の軒先に売られて(?)いたロバのぬいぐるみ。
マヌケ時空が発生しております。

およそ300kmの移動だが、「3時間くらいで着きます。」とのこと。
アベレージは100km/hですか・・・
ほとんど砂漠や礫漠のような風景を見ながらドライブ。
途中、警官に止められたが、とりあえずセーフだったらしい。
高速は道もよく、車も少ないが平日は混んでいるのだそうだ。
それに、トラックは併走する旧道を通らねばならないらしい。
途中、砂漠のまんなかで車がいきなり止まったので、なんだろうと思ったら
犬が3匹、道を横断しているのであった。
「このへんに住んでる人の飼い犬?」と聞いたら
「野 犬 で す 。」
だそうです。
イランの人は動物を飼う習慣がないらしく、猫も犬もほとんど見ない。
イスラム圏では皆、猫をかわいがるのかと思っていたが、
(ムハンマドが猫をかわいがったという伝説があるため)
イランはそうでもないらしい。
道でみかけた猫も3匹くらいだったが、どいつも臆病だった。
商店では、たまに店の軒先に鳥籠をつるして、美しい声で啼く鳥を入れてあるのだが。