bon weekend

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25日。

世の中はクリスマスで盛り上がっていたようだが
この界隈は年の瀬ムード満点で門松が立ちはじめる。

おなじみの花屋、198 Queen st. Kingstonさんが
帽子屋C.A.G.さんの店さきに出店を出すというので遊びに行って松飾りを買う。
松の枝は、その枝や根に氏神さまが宿るのだという。
根が生きていれば地上の枝が枯れたと思っても春になると葉が出てくるし
根がつくというのは力の象徴なのだろう。
そんな思いも込めて「根っこつき」の松飾りを買った。
「じゃあ、よいお年をね。」などと言い合ったあとに
「クリスマスなのにねえ・・・」と苦笑。

その後は実家で手巻き寿司をごちになり、クリスマスケーキを食べ
さんざん猫と遊んで上野へ。

I氏がとうとう走る気になったようなので、私からのクリスマスプレゼントはランニングシューズ。
早速夜に上野公園を走ってみた。
誰かと走るのは楽しいものだ。

impressions

cat

なんだか休み明けの1週間は疲れてしまって
週末は月次処理も重なってほんとうにぐったりしてしまった。

こういうときは本棚を整理したり掃除機をかけたりするに限る。

環境は自分のなかみをそのまま反映するので
この「一見片付いているけど、よくみると本棚は溢れているし部屋のすみにはホコリが。」
という状況は、実に当たっていると思うのであった。

ここ最近みたものと読んだもの

・宮部みゆき 『震える岩』
捕物帳系は初めて読んだ。忠臣蔵と絡めての凝った構成だったし
主人公の超能力も違和感なく読めた。

・宮部みゆき 『天狗風』
『震える岩』と同じシリーズなのだが、なんだか暴走して
サイコ妖怪ホラー系になっていた。

・羽海野チカ 『3月のライオン』
みわみわにお借りして一気に6巻まで読了。
ここ最近のまんがでは『へうげもの』と同じくらい夢中になって読んだ。
面白いなあ。島田八段の家がうちの近所だった。

・今泉力也 『たまの映画』
解散からもう7年がたち、再結成でもなく、なんで今映画なんだろう?というのは
メンバーが一番思っているに違いないのだが。
『何と言われようと、やりたくないことはなるべくやらずに好きに生きていく』というのが
監督の撮りたかったものなのだろうが、彼らの姿は、
「とはいえ、やりたくないこともやらなくては生きていけないこともあった」
というふうに、メッセージが反転しているように見えた。

まあ、そんなことよりGさんがかっこよすぎて萌えたぎった。

le nom de chat

Nedu Cats

谷中の家に猫が来てから一月くらいになるのだろうか。
猫たちはすっかり両親を懐柔したようで、
ふたりとも猫に傅いて暮らしているようだ。

猫たちの写真を撮ろうと思うのだが背景が家の中というのもあり、
なんだか家族の肖像を撮るような気恥ずかしさがあって、いまいち上手く撮れない。
(ザジがあまりにすばしこく、そしてあまりに顔の模様がカオスなので
ピントが合わないというのもある。)
風景の一部として存るような路地の野良を撮るほうが気が楽だ。

サビ猫のザジは相変わらず人懐こく、すばしこく、攻撃的。
鳥の羽を持ち出すと突進してきて噛みつき寝技にもちこんで猫キックをかましている。

一方、あとからやってきた白猫は野良育ちのくせに
運動神経が鈍く、鳥の羽で顔をぺちぺちたたかれても、きょとんとしているし、
立ち上がってじゃれるものの、すぐに尻餅をついてお腹を出して茫然としている。

そんな白猫の名前は「シロ(仮)」「チロ(仮)」「白いほう」などと呼ばれていて不憫極まりない。
ザジはもちろん「地下鉄のザジ」からとったので
フランスでは猫の名前ってどんなのだろうと思って調べたら
「フランスでは猫の名前は、その猫が生まれた年の文字からつけることになっているので
名前で何歳なのかわかる」という記事を見つけた。
2011年は「G」らしい。2010年が「F」だというのでAtoZで一周するようだ。
誰が、いつ決めて、どのくらい浸透しているものなのだろうか。

ねこのなまえドットコム
http://nom-de-chat.com/

bon weekend 2

Nedu

日曜は、I氏がママチャリを買うというので白山のホームセンターまで。
行く途中、西片あたりで理想の洋館を見つけてしまう。

個人の御宅か、なにかの協会の施設か微妙なところだが、
鬱蒼とした小さな前庭と、質素だが瀟洒な嵌め込み窓のあるエントランス、
縦長の木枠の窓…と、ほぼすべてのパーツがパーフェクトであった。
また見にいきたいがイマイチ覚えづらい場所にあったので再訪できるか微妙。
住んだらメンテが大変そうだが、どうか壊さずいてほしい。

その後は白山通りの裏道にオープンした雑貨屋さんに行ったり、
One’s Burgerで昼からビールとハンバーガーをいただいたり、
I氏のスーツを探したりと白山から上野あたりをうろうろする。
夕暮れの不忍池の骨董市でトンボ玉と簪を買って帰宅。
根津の路地で野良猫と遊んでもらった。

地元大好き。

Zazie

実家に仔猫がきた。元気。

谷中の家に仔猫がきた。
獣医をやっている親戚のおにいさんからもらってきたらしい。

焦げ茶色で、顔から胸にかけて中途半端にブチがあり(ハゲているように見える)
困ったような怒ったような顔をしている。目は青いような気がするが
どこが目なのかよくわからない。
はっきりいってぶちゃいくだ。

名前はまだ決めていないというので、独断で「ザジ」にした。
なんとなくザジズゼゾの濁点が似合う風貌なのだ。
女の子の名前だし、地下鉄のザジのあの女の子の
髪の色と歯並びの悪いかんじが似ているような気もする。

人懐こくて、人間を怖がらない。初対面の人の膝のうえで
くうくうと寝てしまう。

ぶちゃいくだけど可愛い。

bon weekend

Yanaka Cat

この週末は久々に予定もいれずに家でだらだらしていた。
日曜の夕方、ようやく外に出たのだが、春のようにあたたかだった。

三崎坂で猫と遊んで、谷中の墓地を抜けて、日暮里へ。
御隠殿橋から電車を眺めて、繊維街へ行く。
古きものなどを物色して帯と襦袢を購入。
駅前のスーパーで買い物をして
谷中銀座の酒屋の軒先でビールを飲んで帰宅。
酒屋のおかみさんは上機嫌だった。

そんな日曜日。

sampo

谷中逍遥。

昨日の寒さが嘘のように暖かくなった。
鬱金桜が美しい。

今回、引き菓子を作ってくれたフロレンティーナさんにご挨拶して
お祝いに素敵なプレゼントをくれたイリアスさんにお礼して
(ついでにiPhoneも布教して)
謎の雑貨屋で10年前くらいから売れ残っていたと思われる
蛍光灯を買って、谷中銀座で唐揚げをつまみにビール飲んで
アトムでパン買って、松野屋行って、ReCafeでワイン飲んで
豆子室でロシアの設計図を眺めて帰ってきた。

しかし、谷中銀座はすっかり元気のいい商店街になったなー。
昼から酒も飲めるし、素晴らしい。

ところで、この猫さんは誰と話してるんでしょうか。

books memo

古書ほうろうさんにて購入

  • 島田荘司 『魔神の遊戯』 (文春文庫)
  • 赤江瀑 『灯篭爛死行―赤江瀑短編傑作選 恐怖編』 (光文社文庫)
  • 幸田文 『きもの』(新潮文庫)
  • 滝川 義人 『ユダヤを知る事典』
  • 印刷博物館 『ヴァチカン教皇庁図書館展』

impressions

■ 谷根千界隈
もろもろ落ち着いてきて、あとはタスクをこなしていくだけ、という状況。
ようやく日曜くらいは近所に買い物に出たりできるようになってきた。
このところ谷根千は新規店オープンラッシュなので
路地に「あれ、こんな店あったっけ」などと言いつつ歩くのが楽しい。

■ 羽鳥書店まつり
詳細はリンクを参照していただくとして、
個人の蔵書 い ち ま ん さ つ をお寺の境内で大放出!というイベントが開催された。
主催者の古書ほうろうさん、お疲れ様でした。
とても良い本が驚くような値段で買えて大満足です。

わたしは精神分析関係、芸術新潮、美術手帖のバックナンバーあたりを購入。
I氏は料理関係が多かったものの、わたしが断腸の思いでリリースした本を拾ってたりして笑った。

我らは完全なる一般参加で、無邪気に「本すげー、本やすいー」と買い漁り
甘酒まで頂戴してニコニコと帰ってきただけだったのだが
Twitterやブログやらで準備が着々と進むのをハラハラドキドキしながら見ていたので
最終日、古書ほうろうのご主人に「もう本は出ているだけです」って、言われたときは、
ああ成功したんだ、って思って嬉しかった。(無責任に。)

古書ほうろうの日々録 羽鳥書店まつり
ナンダロウアヤシゲな日々 2010-02-11 「羽鳥書店まつり」を支える地縁と人の縁

■ パン
ちなみに、羽鳥書店まつりの会場「駒込大観音 光源寺」さんの向かいにある
「パリットフワット」という不思議な名前のパン屋さん。
ここの食事パンはずっしりと重く、粉の味がする。
レンジでチンした食事パンに、成城石井のマンゴージャムをつけて食べるのが
お気に入りだ。もちもちしててうまい。うますぎる。

パリットフワット
http://parifuwanet.web.fc2.com/

今、えりかさんからTwitterで「ほほかベーカリー」をオススメされたので
ちょっと神保町まで行って買ってくるわ。

impressions

■ 猫
隣家が火事を出して以来ずっと閉まっている谷中のバテレン堂。

その脇の路地におっさんみたいな顔の猫。
しかも、顔に墨をかけられたみたいだ。
遊んでほしいような鬱陶しがっているような不思議な対応であった。

■ スーパーマーケット
新居は三軒となりがスーパーマーケットと薬局で
ものすごく便利・・・なはずだった。

しかし、とにかく「売り切るぶんしか仕入れない!」というポリシーなのか
七時すぎの段階で「ソ連崩壊直後のロシアのスーパーですか?」という
薄い品揃えになってしまう。
かといって五時頃に行くと年末ジャンボ並のレジ待ちの列なのである。

でも、商店街で、肉は肉屋さん、魚は魚屋さん、野菜は八百屋さんで買うのも好きなので
(うちの近所は鶏肉屋さんも、蒟蒻屋さんも、おでんの具屋さんもあるし。)
このくらいのスーパーのほうが、個人商店と共存できていいのかもな、と思う。

nuco widget

心がすさんでいるので、「お肌ツルツル老人」を聴きながら
猫ウィジェットを作ってみた。

WordPressはプラグインで遊べる。
今回は、フォトギャラリープラグインのNextGen Galleryを使用。
英語サイトを見つつ、なんか苦戦してようやくインストールしたら
日本語で親切に解説しているサイトがあったのであった。

自分の写真のくせに、飽きずにずっと眺めてしまう・・・

ぬこ。。。。

y150




今日は「泡盛文化の会」に参加すべく横浜へ。
みなとみらい線ってはじめて乗った気がする。(たぶん
中華街~山下公園のまんなかに着くので便利だな。
中華街では、I氏が「なぜか毎回偶然見つける」という
路地裏の名店「イ尓好」へ。
青島麦酒と点心をいくつか頼んだが、どれも美味しかった。
泡盛文化の会は、沖縄の蔵元さんが多数参加されていて
お話しながら試飲できるということもあって
大盛況であった。
最後はかちゃーしーで締めとなったが
さんざ飲んで立ちっぱなしだったので
まいさん電池切れ。
浴衣は、結局紺地に、みんさー帯(八重山の織物)を締めていった。
この帯、絣柄が1本織り込まれているのだが、
真ん中よりややずれたところに入っている。
さて、このボーダーを上に持ってくるか下に持ってくるかで、さんざん悩んで
Googleで調べてもいまいちコレ!というのも出てこず
結局、独断で上にもってくることにした。
(ボーダーを下に持ってくると帯締めとかぶってしまうので)
公然のお約束があったらどうしようと思っていたのだが、
民謡の唄い手さんの帯がまるっきり私のとお揃いで
絣柄を上側にして締めていたのを発見。
同じだった!セーフ!
夜、根津のNOMADで珈琲を飲んで変える途中
4連続で撫で撫でさせてくれる猫と出会う。
(蛇道と、観音通り商店街と、三浦坂x2)
谷中の猫は人なつこくてどっちりしてるなあ。
いい一日であった。。。

May


猫ものびる季節になってきました。
昼休みにスタバに入り、日陰の席についたら
このままどこかに行ってしまいたくなって困った。
カレル・チャペック 飯島周 訳 『園芸家の一年』(恒文社)
予想通り、とっても楽しい一冊だった。
いとうせいこうの『ボタニカル・ライフ』が好きな人は、きっと共感するだろう。
どうにもならないと知りながらも植物と土をさわらずにはおれない
園芸家の悲しい性がよく書かれている。
まだ読み比べていないのだが新訳と旧訳があって
新訳のほうがノリノリらしい。
(旧訳?は『園芸家の十二ヶ月』というタイトルで中公文庫から出ている)
二月の章では、こう書いている。
「いったいなぜ、閏年にかぎって、この気が変わりやすくて、
カタル性の、陰険な小人の月に、一日分おまけしてやるのか、さっぱりわからない。
閏年には、あのすばらしい五月を一日ふやして、三十二日にすべきだろうに。」

チャペック、言い過ぎw
でもたしかに五月は美しい。
この季節がもっと長ければいいのに
もうすぐに梅雨が来て、雷が鳴って、夏になってしまう。
今日も、まだ夕闇のうちに帰路に就けたので
ひと駅前で降りて、パン屋でバゲットとフォッカチアを買って
猫を探しながら歩いた。
(収穫は1nyanco。ちぇ。)

Iran : Yazd – Esfahan

2009年5月4日
ヤズド市内観光。
■広場
人も少なく、がらんとした広場で一番目立つのは
昔モスクとして使われていたアミール・チャグマーグのタキーイェ。

タキーイェというのは宮殿やモスクやバザールなどの集合体で
15世紀頃に建てられたものだという。
宮殿の前には、おおきな桃のようなかたちの御輿が。
御輿といっても骨組みだけで、祭の当日はこれに様々な飾りをつけるそうだ。

交差点のむこうには、ぽっかりと黒く口をあけたバザールが見えるのだが
残念ながら行く時間はなさそうだ。
「バザールはエスファハンで行きますよ」とガイドのガンバリさんには言われたけど
バザールならどこのバザールだって見たいのだ。
アルミ屋さん

■マスジェデ・ジャーミ
ジャーミーというとトルコ語では「大寺院・大聖堂」をさすのだが
ペルシャ語では寺院を表すのは「マスジェデ」で、「ジャーミ」は集まるという意味らしい。
中はひんやりとしていて、人の気配はない。
メヘラブ(メッカの方向を示す祭壇)の前では、珍しく女性がお祈りしていた。

モザイクタイルで埋め尽くされた壁には古い置き時計が置かれていたり。
いろいろな時代の煉瓦が見られるのだが、なかでもモンゴル時代のものが
変わったデザインであった。無数の眼にも見える。

さて、これから300kmほど北に移動して、古都・エスファハンへ。
わたしたちが、ヤズド名所を見ているあいだ、デボゾルギさんは
名物の「ゴッタプ」をお土産に買って、わたしたちにも味見させてくれた。
豆を練ったような、むにっとした食感で、甘く煮た生姜の味がする。
粉砂糖がまぶしてあって、どこか懐かしい味。
たぶん和菓子で似たものがあるはずだ。紅茶とよく合う。
長距離運転に備えて、デボゾルギさんは道ばたのサモワールでお湯を調達。
サモワールを置いていた雑貨店の軒先に売られて(?)いたロバのぬいぐるみ。
マヌケ時空が発生しております。

およそ300kmの移動だが、「3時間くらいで着きます。」とのこと。
アベレージは100km/hですか・・・
ほとんど砂漠や礫漠のような風景を見ながらドライブ。
途中、警官に止められたが、とりあえずセーフだったらしい。
高速は道もよく、車も少ないが平日は混んでいるのだそうだ。
それに、トラックは併走する旧道を通らねばならないらしい。
途中、砂漠のまんなかで車がいきなり止まったので、なんだろうと思ったら
犬が3匹、道を横断しているのであった。
「このへんに住んでる人の飼い犬?」と聞いたら
「野 犬 で す 。」
だそうです。
イランの人は動物を飼う習慣がないらしく、猫も犬もほとんど見ない。
イスラム圏では皆、猫をかわいがるのかと思っていたが、
(ムハンマドが猫をかわいがったという伝説があるため)
イランはそうでもないらしい。
道でみかけた猫も3匹くらいだったが、どいつも臆病だった。
商店では、たまに店の軒先に鳥籠をつるして、美しい声で啼く鳥を入れてあるのだが。

fire


谷中で大火事が起きたらしい。
わたしの部屋から、まだ煙があがっているのが見える。
小さな町工場が燃えたらしいが、おそらく延焼しているだろう。
観光地になるような、風情のある一角なのに
本当に残念なことだ。
旧銭湯のギャラリーや、まねき猫屋さんも
フランスに一緒に行った畳屋さんも、大丈夫だろうか。
あのあたりに最近出来た店は、もう店をたたんでしまう建具屋さんに
最後の仕事をお願いしたと言っていた。
それも燃えてしまったのだろうか。
火事を見るといつも言いようのない無力感を感じる。
火は、ほんとうになにもかも容赦なく燃やしてしまう。

Henri


日曜は、ひさびさに恩師の家へ。
もうすっかり大きくなってしまった娘さんと
一昨年から飼い始めたという猫のアンリさんと遊んだ。
アンリさんはすっかり犬化しており、ボール投げを好まれる。
しばしボール投げをして遊んだあと、
人間たちがおしゃべりに夢中になっていると
ボールを咥えて持ってきて、背中をトントンとたたく。
それでも気づかないと
「にゃー・・・」
と一声、なく。
そのトントンというかんじが、ほんとに遠慮がちで
人が肩をそっとたたくような力加減なので笑ってしまった。
小石川は播磨坂の桜並木はまだまだ2分咲きというかんじであったが
すっかりお祭のようになっていて、
イタリア人の貿易商が、道ばたでワインを売っていたので
先生におごってもらって、みんなで道で飲んだ。
先生は骨董屋で、中国の家具に一目惚れしたらしく
ねえ、これどうおもう?と聞いてくるので
「いいんじゃないすか」とぞんざいに応えたら
「じゃあこれください」つって唐突に箪笥を買っていた。
箪笥って、そんなイキオイで買うもんかね。
70%OFFは、たしかにお買い得だと思うけれど。

real world


旅行から帰ってきて、いきなり現実につまづいて
自分の堪え性のなさに辟易としてきたので
久しぶりに普通の人っぽい夜を過ごして落ち着こう、と思った。
旅行があんまりにも素晴らしすぎて
まだ眠いのに無理矢理起こされたこどもみたいに
ぐずっているだけなのだ。
会社帰りにひと駅前で降り、薬屋で日用品を買い
交差点のとこのスーパーで豚肉と生姜を買って
言問通りから、三浦坂をとぼとぼとあがって帰ってきた。
花冷えで、風が強く寒い。
帰り道、ねんねこ屋の前で猫に2匹遭遇したので
マタタビで籠絡してみた。猫はぐにゃぐにゃになった。
レシピ本に『かもめ食堂のしょうが焼』というのが載っていたので
見ながら作ったしょうが焼きは、まあまあの出来だった。
飯島奈美 著 『LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。』(ほぼ日刊イトイ新聞)
とにかく写真もいいし、作り方も簡単そうだし
いろいろな人のエッセイが挿入されていて
本としてもとっても丁寧な作りになっている。
あいかわらず、ほぼ日はいい仕事をする。(なんて上から目線な。)
http://www.1101.com/books/life/index.html
物置から、祖母が箱根土産に買ってきてくれた寄木細工の箱をひっぱり出した。
引き出しを空けると上の蓋がスライド式で開くような絡繰りになっているのだが
民芸品には似つかわしくないような情熱的なシャンソンのオルゴールが流れ出して
なんだかおかしいのだけど、祖母が懐かしくなってしまって
泣けて泣けてしょうがなかった。
弱ったなあ。

Siem Riap 4

2009年元旦。
早朝アンコールワットまでご来光を拝みに行く。
b様は「どうせ曇りで見られないわよ」と部屋で寝続け
「いや、もしもということがあるかも…」という小心者のわたしとtram氏だけおでかけ。
ものすごいギャラリーが、そこここに腰掛けて朝日を待っている姿は
なんとなく外タレの野外ライブのようだった。
しかし、しかし、まさかの曇り。
すっかり空が明るくなって「なんか、もう、太陽昇ってるんじゃね?」と気づき
人々は三々五々解散していく様子がなんともまぬけだったが
まあ、明け方なので睡蓮が咲いてるのが見れたから吉とする。

朝食食べてからバンテアイスレイへ。
煉瓦色で彫刻が繊細。
「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しい天女のレリーフがある。
仏教寺院よりもレリーフが細かい。

次はタプローム。
巨木に抱かれた廃墟というかんじで、一番インパクトあった。
根が石の間に入って建物全体を支えているようで
樹を伐ることはできないのだという。



そういえば、ここでヴェトナム~カンボジアで唯一(!)の猫に遭遇。
各家庭に1匹は犬がいるんだが、なぜか猫は全然見ない。
この仔猫はおとなしくて、みんなになでなでされてたなー。かわいい。

プレアカンは人が少なくてじっくり見られた。
パルテノン神殿のような柱が印象的。
ここは、物売りの人がなかまで入り込んでいて
目のキラキラした可愛いこどもが絵葉書を持って
「いちどるー、おねーさんかわいいー、いちどるー」
といいながら付いてくるので参ってしまった。
とりあえず、募金のほうにお金入れてきたけど。
一緒のツアーだった学生さん?たちは
「おにーさんかっこいー」と「ピーヤピーヤ!」を教えていたが…強いw
東メボンはぞうさんが四隅に立ってた。
最後のプレループは夕暮れ時で暗くなってしまい、あまり見られなかったが、
火葬をした珍しい寺らしい。
このへんの寺は建立された時期も近く雰囲気が似ているので
もはや記憶が曖昧。
夕闇と、獅子の像。

夜は旅行会社の宴会場で伝統舞踊を見つつ鍋。
なんか熱海の温泉旅館にいるみたいだった。
影絵のストーリーなんだが、この話のシンプルさといい、オチといい、笑える。
もうちょっとこう、哲学とか、教訓とか、カタルシスとか、なくていいのか???
ストーリーはこちら。

snow ball


週末、I氏と日本橋へ行った。
高島屋でしゅーの参加している展示即売会があったので
顔を出した。あいかわらずかわいくて、ちょっと毒があって
(と思うのはわたしだけだろうか)ポップな作風が良い。
ハガキでしか見られなかった蛍の大作が見られて良かった。
偶然、ぬっくとゆはにも会えた。
その後、三越へゆく。
やっぱり日本橋三越は百貨店の鑑だと思う。
客は高齢化しているけど。
昭和のはじめ、今みたいに物があふれていない頃、
ここは六本木と新宿とTDLを足したくらいにキラキラしていたんだろう。
祖母は、若い頃、よくここまで弟を連れてパイプオルガンを聴き
そのあと甘味処であんみつを食べた、と言っていた。
その話を何度も聞かされているので、わたしのなかでも
日本橋の三越というのは、特別な百貨店なのだった。
建築も素晴らしい。屋上の誰も見上げないような天井のコーナーにも
ちゃんと意匠が施してある。1階の吹き抜けには、あのヒンドゥーの神様みたいな
巨大な(本当に巨大だ。)置物が鎮座していて、
今は、ビル4階分の高さがありそうなクリスマスツリーが飾られている。
今日は、チェロのレッスンに行く前に日本橋に寄った。
八重洲というのは意外と日本橋から近くて、
地下鉄の出口を選べば、徒歩数分で東京駅前八重洲口までたどり着ける。
なので、最近は日本橋のCOREDOの地下で軽く食事をし、
ちょっと店をひやかしてからレッスンに行くことにしている。
輸入物の雑貨や香水なんかが充実していて楽しい。(いつもがらがらだけど)
今日は自分へのクリスマスプレゼントに
黒猫のスノウボールを買った。
こういうファンシーな置物など滅多に買わないのだが
なんか、そういう気分なのだ。
そういや、あたしはスノウボールというカクテルが好きだった。
特に、恵比寿の「上海」のが。
今思い出した。

until death do us part


ウィンクする猫。
・森博嗣 『そして二人だけになった』(新潮社) 読了。
ゐさんにお借りしたまま1年以上(いや、もっとかも!)発酵させてしまったが
手元のミステリが底を尽きてとうとう読み始めた。
あいかわらずこの人の描く女性は出たとこ勝負だとか
せっかくの詩的なオブジェが~とか
つっこみどころは満載なものの、最後まで予想を裏切る展開で
面白く読んだ。そうだよなあ、ミステリに求めるのは
こういう最後までぐいぐいひっぱっていくイキオイだよなあ。
なんて。
最近、わたしの周囲だけで流行っている「抒情トリック」だわ、まさに。

Italia:Venezia 3

両親から「ブラーノ島が面白い」という話を聞いたので
行ってみることにする。
もともと、I氏がブラーノ島に近いトルチェッロ島に行ってみたいといっていたのだが
片道40分もかかるというので、どうしようか悩んでいたところなのだった。
前日にヴェネツィアの町を歩きたおしたので、じゃあ今日は
海路をいこうではないか、ということで、ブラーノ行の船が出る
「FONDAMENTA NUOVO」へ向かう。
(ヴァポレットを乗り継ぐと遠回りなので、歩いていくことにした)

途中で出会った猫。
首にはPACO書いてある。かわいい名前だ。
ヴェネツィアには猫がたくさんいるらしい、という噂を聞くが
みんな飼い猫で部屋で飼われているので
町で猫を見ることはほとんどない。
トルコやギリシャにはほんとにたくさんいるのに不思議なことだ。
(と思っていたら、イタリアには生類憐みの令なみの
厳しい法律があるらしいのを思い出した。)
FONDAMENTA NUOVOから海を臨む。
むこうにアルプス?が見える。

船で40分ほどでブラーノ島に到着。
そこからトラゲットと呼ばれるわたし舟(といってもエンジン付きだが)で
となりのトルチェッロへ向かう。所要時間5分ほど。
トルチェッロはヴェネツィア発祥の地で7世紀ごろには
ずいぶん人がいたらしいが、今すんでいるのは十数人らしい。
だが、ヴェネツィアでも屈指の高級レストランもある
ひなびた観光地というかんじ。
船着場から、ぞろぞろと運河沿いの道を歩く。
途中、白鳥なんかもいてなんとも長閑。
サンタ・マリア・アッスンタ教会はヴェネツィアで最古の教会といわれる。
床から天井までびっしり描かれたモザイク画がすごい。
となりにあるサンタ・フォスカ教会は11世紀のもので
後期ビザンチン様式とヴェネツィア風ロマネスク様式の
まざったものらしいが、となりに7世紀の教会があると
11世紀のものでもなんとなく新しく見えるから不思議なものだ。
こちらはまだまだ現役というかんじで、昼の礼拝の支度をしていた。


教会の敷地のまわりには個人の葡萄畑や小さな湖もあり
本当にのんびりしている。
教会に隣接する小さな博物館を見て、ブラーノ島に向かった。

Italia:Roma 6

ローマ3日目。

ホテルのちかくのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ。
礼拝堂は先日見たので、美術館へ行こうとするも
受付で「5分後に来い」と言われる。
イタリア語で言われたのだが、なぜか5分後というのを理解した。
耳が慣れるっというのはこういう感覚が拡大していくんだろうな。
ここは「数日のうちに雪が降る場所に聖堂を建てよ」という
聖母のお告げにしたがって、夏に雪が降ったこの地に建てられたそうで、
8月5日のミサには、礼拝堂の天井から白い花びらがまかれて
「真夏の雪」が再現されるのだとか。
美しすぎて失神しそうだ。

ミュージアムショップでは法王プロマイドとか
法王カレンダーとかが売られている。
コアラと一緒に微笑む法王・・・
どこに飾ったらいいのか。
美術館は教会の地下に意外なほどの広さで展開していて
ところどころ、鍵のかかった秘密の通路への扉があって怖い。
なかには金銀財宝と聖職者たちの法衣や聖遺物などが
飾られている。

大聖堂をあとにして、アルジェンティーナ広場へ。
今回はまたたび持参で!
しばし猫と遊んでもらったあと、
歩いてカンポ・デ・フィオーリ広場へ。
ここは毎日市場が立っていて、野菜、乾物、花、お土産品などが売られている。
実演販売の野菜を切る道具をI氏が本気で買おうか悩んでいたので
とりあえず止めておいた。

トマトも数種類あって、綺麗。
野菜が特に、ものめずらしくて楽しい。

広場に面したカフェでお昼を食べていると、前に座ったカップルが
「イタリア、楽しんでいますか?」と、英語で声をかけてきた。
「もちろんです。とてもすばらしいです。特にヴァチカンは印象的でした。」という
模範的は答えしかできないのがもどかしいが
なんで唐突に声をかけられたのだろうと不思議に思っていると
「実はあなた方と同じホテルなのです。朝食のときに見かけました。
あなたたちは気づいてなかったかもしれないけれど。」
ですと。
スペイン広場でも、トレビの泉でもない
こんなマイナーな市場で
あんなに小さなホテルで一緒に泊まっていた人と会うとは。
ここでも「出先でばったり」現象が!(←まったく役に立たないが、数少ない能力のひとつ。)

この日のランチは、わたしはサンドウィッチとサラダ(洗面器くらいの大きさ)。
I氏はカネロニ。

Italia:Gatti


イタ猫UPしました。

http://3d-luna.com/voyage/itaneko/index.html

イタ猫っていうと、なんか痛い猫みたいですが
イタリア猫です。
ローマ猫はロマ猫で「お、語呂がいいじゃん」と思ったのですが
ヴェネチア猫はヴェネ猫???ヴェ猫???
ともかく語呂が悪いので、あわせてイタ猫にしました。
っていうかそんなことどうでもいい。
野良猫が少なくて苦労しましたが、
なんだかんだで結構撮ってた。

Italia:Roma 3

夕刻。
■ トッレ・アルジェンティーナ広場
トレステヴェレから大通りを歩いて、ふと路面電車の行き先をみると
「P.za ARGENTINA」と書いてある。
なんだかアルゼンチンを思わせる名前に
「アルゼンチンの語源ってイタリア語なのかね」と話していると
I氏は「もしやそこは猫の溜まり場かも・・・」と不思議な発言を。
なんでそんなガイドブックにも載っていないようなことを知ってるのだろうと思っていると
ローマ在住の人のブログに書いてあったのだという。
それは行かねば!ということで、路面電車に乗って終点まで。
(といっても、一駅かそこらだったような気がする。)
路面電車を降りると、真四角のプールにきちんとおさまっているようなかっこうで
遺跡が広がっている。
もちろん埋まっていたものを掘り出したので
高さ3,4メートルのところから見下ろすのだが
よく見ると、遺跡の壁やら、柱の影やら、階段に猫がたくさんいる。
「今日はアレを持ってきていない・・・」とI氏は嘆いていた。
アレとは、猫への最終兵器・マタタビ。
猫を骨抜きにする魔法の実だ。
(今日は、ということはイタリアには持ってきていたのか!)
階段にいる子と遊んでもらって、また出直すことに。
ローマでは、車が多いからか、まったく野良猫をみかけないのだけど
ここでネコポイントを補充したので満足した。

■ オッタヴィアの列柱とマルケルス劇場
アルジェンティーナ広場から南下しつつ
町をふらふら歩いていると、やはり古代の列柱が見えてきた。
発掘途中のような中を進んでいくと、いつのまにか
右手に大きな円形劇場が見えてきた。
なんだなんだ、と言っているうちにシナゴーグが見えてきて
ユダヤ人街に入った。
カルツォーフォ(アンティチョーク)が食べてみたい、ということで
伝統的なユダヤ料理の店へ。
前菜にカルツォーフォの素揚げ?とファラフェル(豆コロッケ)を頼んでみる。
かさかさした外皮?を避けて、なかの柔らかい、白い部分を食べる。
なんか、精進料理のような味の薄さだ。
ファラフェルは手作りコロッケみたいで素朴な味。
ちょうど、ユダヤ人の人の団体さんのパーティーが入っていて
その人たちの会話を想像するのが面白かった。
ユダヤ人街は、さすがヘブライ語の看板もちらほら。
種なしのパンを売るお店もあるし
ファーストフード店では「シャバト(安息日)キット」を売っていた。
お手軽・・・!!!
しかし安息日には労働しないことになってるらしいが
このシャバトキットを売っている人はどうなんだろうか。
当日には売らないのだろうか。
謎だ。

■ ヴィットリオ・エマヌエーレI世記念堂~フォロ・ローマノ~コロッセオ 
帰りはフォーリ・インペリアーリ通りを歩く。
ムッソリーニだか誰かが、遺跡のまんなかをぶちぬいて
まっすぐ造った目抜き通りらしい。
この通りの東端であるヴィットリオ・エマヌエーレII世記念堂は
イタリアを統一した人・初代国王のモニュメントだけあって
なんというか、こう、「そこまでやるか」という迫力なのだが
近年建てられたものだけあって「 入 れ 歯 」とか言われているらしい。
入れ歯はないわー。

西へ進むと、左右にはフォロ・ロマーノと呼ばれる
古代遺跡が広がっている。
フォロ・ロマーノという名前を聞いて、勝手に
ちょっと郊外にあるのかと思っていたのだが
東京で言ったら大手町に吉野ヶ里遺跡があるようなかんじで、異様だ。
ほんとうにローマは野外博物館みたいな都市だ。
ライトアップしているかと思いきや、意外と暗い。
夏の間だけなのかな?
そして最後はコロッセオ。
これはさすが、というライトアップ。
「おおこれがかのゆうめいな」というかんじで見上げ、満足し、
地下鉄に乗って帰った。
(こんな巨大遺跡の目の前に地下鉄の駅がある。その名も「Colosseo」駅。)

science museum 1

暑かった…

同僚4人で科学博物館へゆく。
その後の展開が読めなかったので、自転車ではなく
歩いていったのが失敗だった。炎天下の中死にかけた。
コンビニでサラダとおにぎりを買って、
まずは科学博物館のラウンジでランチ。
ちょっと汗がひく。
国立科学博物館は、日本でいちばん好きな博物館なのだが
行くたびに新しい「気づき」があって、飽きない。
去年の秋にオープンした日本館の建築は素晴らしいし
骨のフォルムの美しさとか、鉱石の冷たさとか
精巧すぎる蝋人形とか、100年前の機械仕掛けとか
どこかシュールなかんじが好い。
一緒に行く人によって、ツッコミを入れる場所が違うのも楽しい。
今日も霧箱にべったりとはりついて
宇宙線を見た。
今回は気合を入れてSIGMAの50mmで写真を撮ったので、のちほどUPしまする。
とりあえず、不忍池のほとりで昼寝をしていた猫。

impressions


日曜、朝。
はがれたペンキと雑草で印象派みたいになっちゃってる風景。
週末、散歩しつつ、写真をぽちぽちと撮れるようになってきた。
家の近所を撮るというのは、思いのほか集中力がいる。
ちょっとした変化を見つけてやろうと思うからだろうな。
一番はやっぱり植物で、その季節、そのときにしか
見られないものばかりだからカメラを向ける。
月下美人、紫陽花、チロリヤン・ランプ。
あと、猫も。
この日は、夕焼けだんだんのとこにいるチンピラ猫たちに
ずいぶん遊んでもらった。