Italia:Tokyo-Roma

■ 準備
前日はseicoちゃんたちと23時近くまで飲み
その後帰宅してから準備開始。
いつものことだが
「ああ、面倒くさい…」
「金とパスポートさえあればなんとか…」
「気温差が10度以上だなんて何を着ればいいんだ…」
と、ぼやきつつ完徹で荷造りをする。
明け方、震度3くらいの地震にびびる。
日暮里駅でI氏と待ち合わせるものの、朝の地震の影響で
京成電鉄に遅延。原因が地震とは、想定外であった…。
スカイライナーで行くつもり満々のI氏だったが、
とにかく来た電車に乗りなさい、という
優しい駅員さんのアドバイスにより、特急で行くことに。
(ちなみに、時間は10分くらいしか変わらないのにスカイライナーの半額くらいなので
わたしはいつも特急で行く。)
見事、集合時間に間に合い、バウチャーを受け取り搭乗手続きをする。
eチェックインという、予約券に記載されている13桁のコードを入力し
搭乗券を発券するシステムなのだが、UIが悪く、マシンの反応も鈍く
はやくもI氏の心は折れていた。
■ 飛行機
往路はJAL。
座席は狭いが、アテンダントのサービスレベルは世界でもトップクラスなので快適。
飛行機のなかでは、最新作の「インディージョーンズ」を観る。
最後、宇宙人出てきたり次元の狭間が出現するというトンデモ映画に。
あれー、こんなんだったっけー。
とにかく、フライト時間12時間中、10時間は寝ていたので
あっというまにローマに着いたかんじなのであった。
■ ローマ
ローマのフィウミチーノ空港へ到着。
(別名レオナルド・ダ・ヴィンチ空港だが、この名前はあまり馴染んでいないようだ)
ここから、ホテルのあるテルミニ駅までは
急行「レオナルドエクスプレス」が出ている。
薄汚れた車体で、ちっとも速そうではないが
ノンストップ30分でテルミニ駅に到着する。
ヨーロッパの鉄道はみんなプラットフォームが低い。
ほぼ地面と同じ高さなので、バスのように
ステップを踏んで列車に乗り込まねばならない。
これが、大きな荷物を持っていると、辛い。
乗り込んだ世界各地からの旅行者たちは、
やはり何を着ていいのかわからず
Tシャツの人もいれば、コートを着ている人もおり、カオスなかんじであった。

■ テルミニ駅
9時すぎに旅行者の玄関口・テルミニ駅に到着。
国鉄(FS)と地下鉄、バス停が集まるターミナル駅(=Termini)で
その大きさは名古屋駅くらいの規模だろうか。
近代的な駅で、表示も非常にわかりやすい。
とにかく人が無軌道に右往左往しているので
よろよろと人を避けつつ出口まで向かう。
■ ホテル
テルミニ駅から徒歩10分くらい。
「デステ(D’ESTE)」というこぢんまりした三ツ星のホテルだ。
サンタ・マリア・マッジョーレという、ローマ屈指の聖堂の近くに位置している。
聖堂は、バルコニーの天井に精緻なモザイク画が見えていて
中のゴージャスさが覗える。早速、明日行ってみよう。
ホテルに入ると中国系の人がレセプションに立ち、
中国訛りのイタリア語で部屋と、朝食の時間を案内してくれた。
エレベータは手動で扉を開けるタイプ。
しかも、非常~に動きが不安定で、ぎゅるぎゅる変な音を発していた。
こんなの、東京では今や銀座の銀緑館くらいしかないよなあ。
部屋も、老朽化が激しいものの、古き良きヨーロッパのホテルといったかんじで
なかなかよいかんじだ。
ロビーの革張りのソファや、廊下の調度品などもアンティークを置いてあるわけではなく、
当時買ってそのまま使っているうちにアンティークになっちゃったような
そんな趣があるのであった。

■ スーパーマーケット
荷物を置いて一段落してから、駅の地下にあるスーパーへ。
ここは24時まで開いていて便利そう。
お惣菜やパンのカウンターはさすがに無人で、パックに入ったものしか売ってなかったが
生ハムと、チーズと、おつまみとスパークリングワインを買って
部屋で乾杯した。