カテゴリー:

  • Izumo day 3

    Izumo day 3

    島根3日目、出雲。

    古代出雲歴史博物館へ。周囲の人たちがみんな薦めるので楽しみにしていたのだけど、納得の物量とクオリティで大変興味深く見学した。
    出雲大社の復元プロジェクトが面白い。本当にこうだったかはともかく、転倒と倒壊を繰り返していた記録が残っているのでかなり攻めた造りだったのは間違いないんだろう。
    銅剣のケースがあまりに整然としているので合羽橋の包丁屋を思い出した。

    出雲大社の参道にある一福で割子そばを食べたのち、天穏の板倉酒造さんを見学。「なぜ人は酒を造るのか、なぜ人は酒を飲むのか」という民俗、歴史、文化、宗教観の話を交えつつ、お酒の製造工程を見学させていただいた。
    幸いにも発酵途中のニホンミツバチのミードを試飲させていただいたのだけどガツンと脳に来る甘さ。昔の蜂蜜は糖度が低かったので加水なしでも発酵したらしい。プーさんが若干アレなのは発酵してたんじゃないか説、ありなのでは?

    帰りに燻製屋さんでベーコンを買い、杜氏に教えていただいた酒造り発祥の伝説がある佐香神社(松尾神社)へお詣り。良いお酒に恵まれますように。毎年10月のお祭では引退した杜氏が超気合を入れてお酒を作るらしくアルコール度が18%くらいあるやばいやつができあがるらしい。飲んでみたい。

    3日目は天気にも恵まれ、帰りにチョコレートを買って一路米子空港へ。帰りに彩雲のようなものを見た。久々の旅行らしい旅行だった。

  • Matsue- Izumo day 2

    Matsue- Izumo day 2

    島根2日目、松江。あいにくの雨。

    駅前から観光ルートのバスに乗ってぼーっとしていたら「雷電為右衛門の石碑がある…」というアナウンスがあったので反射的に降りてみたら家康の孫、松平藩の菩提寺「月照寺」だった。何千株植ってるのかわからないが見事な紫陽花寺で10年分くらいの紫陽花を見る。石碑もなにもかも風化していて遺跡のような趣、後ろの竹林も雨にけぶっていて幻想的な雰囲気だった。

    その後、すっかり気に入ってしまった島根県立美術館へ。涼しく、宍道湖の眺望も素晴らしく、座り心地の良いソファと無料のライブラリがあって月曜開館しているパブリックスペースがあるというのはありがたい。

    そしてイシイと合流してレンタカーで一路出雲へ。
    前回タイムアウトで行けなかった日御碕へ。神社は出雲大社よりも古いらしい。日沉宮(ひしずみのみや)という名前の通り日没のお宮。世界の灯台100選にえらばれているという石造りの日御碕灯台もかわいい。その後、稲佐の浜にも立ち寄り日本神話ゆかりの地を詣でた。

    夜はのだやさん経由で小島杜氏にご紹介いただいた出雲のよしだ屋さんへ。漁師でもある大将が昨日釣り上げた特大の黄カナ(アオハタ)、白イカの沖漬け、そして人生最大にして最高の岩牡蠣(800gくらいあるらしい。陶器に入ってるみたいだった)をいただいた。美味しかった!

  • Matsue day 1

    Matsue day 1

    島根1日目、松江へ。

    米子空港からリムジンバスで松江へ。ホテルに荷物を預け現存天守12城のひとつ、松江城を目指す。行く途中に賣布(めぶ)神社に立ち寄る。夏越の祓の茅の輪が出ていた。上田そばで割子そばをいただく。

    松江城の堀川めぐりの船に乗ったが、低い橋をくぐるのに屋根がぐいぐい下がってきて強制的に土下座の体勢を強いられるという楽しいアトラクション付。ほぼヨガ。堀沿いに植えられた紫陽花が満開で美しい。

    松江城のたもとにある興雲閣は疑洋式の洋館で階段の踊り場から入る光が美しい。1階で営業している亀田山珈琲で休憩。

    城の裏手に城山稲荷神社を見つける。無数の狐の置物がそこここに並んでいてかなりの異界感。小泉八雲がたびたび詣でたらしい。

    大名屋敷が並ぶ塩見畷にある小泉八雲記念館へ。小泉八雲って物静かな作家のイメージが強かったけどギリシャに生まれダブリンに移り、その後アメリカに渡ってクレオールの取材をし、西インド諸島を経てから無理やり仕事を作って来日していて思いのほかファンキーな人だった。

    島根県立美術館、企画展は森山大道。パネルで路上について言及されているのを読んで、2012年にロンドンでテートモダンで森山大道とウィリアム・クラインの二人展が開催されていたとき大英図書館ではケルアックの『路上』が展示されていた(気がする)のを思い出し、あれは連動企画だったのか!と10年ごしに思い至った。この美術館は宍道湖に沈む夕陽が見られるからか日没時間に合わせて閉館時間が決まる中世みたいなシステムを採用している。ハイボールを飲みながら日没を待つ。

    夜は茶町のビストロ10Leさんで山陰のビールと前菜セットを。前菜の盛りもよく、とても素敵な店だった。昼に街を歩いておいて正解。

  • Mojiko-Tenjin-Tokyo

    Mojiko-Tenjin-Tokyo

    3日目は朝から新幹線で小倉、そこから在来線に乗り換えて門司港へ。駅舎としては日本で初めて重文に指定されたと言う門司港駅が美しい。BGMに賑やかなジャズを流している駅は珍しいのではないかしら。

    湾に沿って大連友好記念館や税関など洋館の数々を見る。残念ながら三井倶楽部は養生中。

    旅行支援のクーポンを使って海の見えるレストランでランチコースをいただいた。この日は時折晴れ間がのぞいたものの風が強く冬の旅行の過酷さを痛感する。

    博多に戻り、日本一の運行数を誇る西鉄バスに乗り渡辺通りへ。Googleマップがあればなんとか利用できるが、乗り場、系統、人の多さは初見殺しだと思う。

    前日にソルリバさんで教えていただいた日本酒のマイクロブルワリー「LIBROM」さんへ。果物を副原料にしたお酒を中心に作られている。杜氏は30歳とのこと。お若い。

    その後、前回もお世話になったBeer Puddy Fukuokaさんでビールをいただき今回の福岡の旅はおしまい。観光も楽しく食べ物も美味しくコンサートも楽しい素晴らしき3日間だった。

  • Dazaifu-The Black Mass

    Dazaifu-The Black Mass

    福岡2日目は太宰府天満宮へ。駅舎からして霊験あらたかそう。この日福岡は雪が降ったり止んだりで梅の木も椿も凍えていた。

    敷地内に作られた国立九州博物館は山中に埋められたような形をしているので驚いたが、太宰府から見えているのはほぼエスカレーターで本体は山頂にある体育館のような建物だった。現在の展示内容は古代から中世が充実していて、いかに福岡が昔から国際的な港湾都市だったかわかる。特別展『伽耶』は来年から。

    あまりの寒さに負けて早々に福岡市内に戻る。天神で食べたごぼう天うどんの美味しいことよ。

    夜は宗教行事(聖飢魔IIの大黒ミサ福岡公演)。終演後は三角市場のソルリバさんでおでんと日本酒。お酒は三井の寿、お店のすぐ近くにあるLIBROM、お燗で大地などをいただく。インバウンドの方々もだいぶ戻っているようで、特に韓国からの訪日客は激増しているとのこと。何万人もいる日本酒のコミュニティで情報交換をして、激渋な居酒屋も果敢に挑戦されるのだそうだ。見習いたい。

  • Tokyo-Fukuoka

    Tokyo-Fukuoka

    福岡1日目。

    夕方に福岡着。博多に投宿なので横着してタクシー乗ったら凄まじい渋滞の洗礼を受ける。

    夜はKITTEの中にあるGood Beer Standでビール。フクオカクラフトのペールエールが美味しかった。瓢箪のピクルスも可愛い。BGMがUAとかLOVE PSYCHEDELICOとかEGO-WRAPPIN’で世代ど真ん中は撃ち抜かれるのであった。

    夜は六花舎のもつ鍋。想定外の寒さに凍えてたので甘いおだしの鍋が沁みる…

    駅前のイルミネーションが華やか。

  • Kushiro-Tokyo

    Kushiro-Tokyo

    北海道6日目。

    雨。午前中に釧路の和商市場へ。お土産はフィッシュマンズワーフで買おうかと思っていたけれどここであらかた用事が済んでしまった。鮭や蟹は美味しそうだったけれどやはりナマモノは面倒で結局常温保存ご飯にかけるふりかけや塩辛を購入。

    この日は荒天で、直前までANAは天候調査中で飛ぶかどうか微妙だったがほぼ定刻通り離陸。有効期限切れ間近のスカイコインをプレミアムシートにしてもらったおかげで快適なフライトだった。

  • Nakasatsunai-Tsurui-Kushiro

    Nakasatsunai-Tsurui-Kushiro

    北海道5日目。

    今日の目的地は道東・鶴居村のブラッスリーノット。

    途中、旧・幸福駅に立ち寄る。ピンク色の切符が壁といい天井といい一面に貼られた駅舎は呪詛の館のようだった。人々がそれぞれの幸福を願うとそれは禍々しい形になるという良い例だと思う。

    本当は昨日立ち寄りたかった中札内の六花の森へ。前回も曇り空だったが今日もそうだった。六花亭の包装紙にちなんだ野草と、それを描いた画家の絵を展示したギャラリーが点在する。以前来た時よりも小川が目についた。はまなしの実が成っている。

    その後、一路阿寒方面へ。途中、畑に野生の鶴がいて驚く。山奥に入っていくと鶴居村の茂雪裡というエリアに入る。80周年で廃校になった茂雪裡小学校を再生しブラッスリーノットとして醸造を始めたとのこと。植竹さんに案内してもらう。体育館に思いの外大規模な醸造施設が並ぶ。まだ立ち上げたばかりだが、いずれは人材育成に力を入れるらしい。ここから素敵な醸造家が育つといいなと思う。
    教室も拝見したが、まだ小学校だったころの備品が保存されている。まだこのエリアにはこの小学校に通っていた人たちが残っているらしい。卒業生の思い出がちゃんと残されるといいなと思う。小学校の隣には簡素な鳥居の茂雪裡神社があった。

    鶴居村をあとにして今晩投宿する釧路へ。展望台から釧路湿原を眺める。道路脇にいたエゾシカは奈良で見た鹿の1.5倍くらい大きかった。展望台はちょっとした資料館になっていた。釧路にゆかりのある建築家の設計らしい。
    ホテルにチェックインしてから釧路の町へ。フィッシャーマンズワーフを散歩し、夜の街をぐるりと一周。平日の18時だというのに混んでいる店が多い。満席のビアバーは後回しにして、和食の「喰酔 軒(くすのき)」さんで夕食。若い大将の作る4品のコースだったが観光客に喜ばれるようにとお父さまのお料理を踏襲しているらしい。福司という日本酒も美味しかった。2軒目は先程入れなかったDaniel 2へ。WINDもFLOWERもいただいたが、やはり美味しい。

  • Shintoku-Obishiro

    Shintoku-Obishiro

    北海道4日目。

    ホテルの前で、きのうイシイとヤスさんが出会ったというアメリカ人とフランス人のカップルに会う。日本語ぺらぺらのアメリカ人ガイドと一緒に北海道を回っているらしい。カルフォルニアのサンタバーバラから来ているというので、サンフランシスコなら行ったことがあるというと「サンフランシスコからサンタバーバラまで自転車で走るといいよ!」と勧められたが、あとで距離を調べたら525kmあった。がんばれば5日で行けるらしい。

    その後、野良窯に行ってイシイの自転車のパッキング。オオフジツボが陶芸体験をしていたので写真を撮ったり。

    この日の最終目的地は新得の新内ホール。まずは富良野から新得に向かい、新得そばの里の「玄穣」という店で新そばをいただく。

    その後、共働学舎のカフェ「ミンタル」で珈琲とケーキ、タルトフランベ。牧場を一周する。羊や牛、猫などがいた。曇り空に白樺の並木が美しく、ワイエスの絵のようだ。

    そこから十勝平野を走り帯広へ。この日投宿するNUPKA HANAREにチェックインする。雑居ビルの1F-3Fを改装したホテルで設備もきれい。馬車BARというばんえい競馬の馬にBARをひかせて(!)町を一周するサービスもやっているらしい。意味わからないが楽しそうだ。本当なら本館のカフェでビールを飲みたかったが運転があるので断念。

    夜は新得の新内ホールでオオフジツボのライブ。前々回はカメムシが大量発生して体験者の話を総合するに大惨事だったぽいが今年は気温が高かったおかげで1匹も見かけず良かった。本当に音の響きが素晴らしいホールで、その響きを最大限に活かしたセットリストが素晴らしかった。

    私は見られなかったが曲間で後ろの窓にモモンガが翔んだらしい。

    夜は帯広の平和園で焼肉。深夜の焼肉は罪深いけど美味しい。

  • Sapporo-Furano

    Sapporo-Furano

    北海道3日目。

    午前中、北大の植物園へ。いつもこの時期に訪れるのでイヌサフランがあちこちで咲いていて、前回もこの季節に来たのだったなと思い出す。ホップは終わっていたが、トリカブトはよく咲いていた。ここ数日驚くほど気温が上がって緑が美しい。

    その後、札幌駅前のバスターミナルから富良野へ。Wi-Fiも電源もあって快適だが車内でお弁当を食べようと思ってフルーツサンドを買ったのに感染対策か飲食禁止だったのは悲しかった。

    駅前で無事に富良野に到着していた石井に拾ってもらって野良窯へ。オオフジツボとも合流し、藤野さんと新譜の打ち合わせ。

    一度ホテルにチェックインしてから再び野良窯へ。オオフジツボのコンサート。ここはもう北海道のホーム!というかんじで温かい(熱い)空気のなかで彼らの生き生きとした音を聴くと涙が出そうになってしまう。野良窯さんを題材にした「Nora」や、コラボしていただいた「送春」をこの場所で聴くことができる幸せ。素晴らしかった。

    夜はセイコーマートディナー。

  • Shiraoi

    Shiraoi

    北海道2日目。

    道内で初の国立博物館ウポポイに行く。

    特急北斗に乗って札幌から1時間。白老駅の到着直前にはアイヌ語の案内も流れた。今までも札幌の植物園内にある北方民族博物館で展示を見ていたが、今回はその数倍の展示品がある。

    アイヌの民話の短編アニメ2本はいかにも子供向けのアニメではなく、芸術性の高い作画でとても良かった。民族舞踊の実演は抜粋で20分ほどだったが、まったく日本語とは別の言語体系の滅びかけた言語の歌をこんなにも歌える人がいるのかという驚きがあった。鶴の舞も単調だが変拍子で歌詞の音が気持ちいい。

    常設展示は言語、道具、衣服などを体系的に展示しているが、特別展示のほうは研究者たちのコレクションを研究者別に展示している。コタンを再現したエリアでは催し物をやることもあるようで家屋はだいぶ大きく造られていた。帰りの電車まで少し時間があったのでライブラリーでぱらぱらと本をめくってみる。気づけばあっという間に半日すぎていた。『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ文化の解像度もあがった気がする。

    ひとつ気づいたのは「カムイ」の発音は標準語の「寒い」と同じということ。ゴールデンカムイの「カムイ」の発音とは違うようだ。

    夜は西28丁目のJAMUSICAでオオフジツボのライブ。東京からのお客さんにも会えたのは3年ぶりくらいかもしれない。ライブ後はすちゃさんはづきさんと大通りのNORTH ISLANDに駆け込んでビール。たがやさんにもご挨拶できて良かった。

  • Tokyo-Sapporo

    Tokyo-Sapporo

    北海道1日目。

    イシイは27日から自転車で北海道に向かっている。27日石岡で1泊、28日大洗からフェリーで1泊、29日に占冠で1泊、30日に平取で1泊して10月1日に富良野で落ち合う予定だ。私は飛行機でさくっと札幌に着いた。

    ホテルは札幌駅と大通りの間にある法華クラブ。古いが内装はきれいでシングルを予約したのだがツインの部屋に変えてくれた。

    昼は同庁近くにできた新しいビルの地下の花まる寿司。鯵やあぶらがれいなどをいただく。

    夜はTap Room Kotanできんちゃんと落ち合い、今年のハーベストを各種いただく。ピルスナーはちょっとびっくりするくらい美味しかった。根菜のバーニャカウダも北海道産の野菜がみっしり乗っていてどれも滋味深い。

    その後、大好きなアダノンキさんに駆け込み、閉店まで4人で楽しく過ごす。アダノンキのおふたりもお元気そうでなにより。

  • Bizen-Teshima-Tokyo

    Bizen-Teshima-Tokyo

    おくどさんのあるキッチンで叔父の焼いたパンと叔母の淹れてくれた珈琲を飲んで出発。

    宇野港からフェリーで豊島(てしま)へ。12年前に新婚旅行で瀬戸内海に来たときにもこの備前の家には泊めてもらい、翌日叔父と叔母と一緒に犬島に行ったのだ。今年は瀬戸内国際芸術祭2022の会場でもあるが今はちょうど端境期なので見られるのは常設展示のみ。

    到着後、予約していたGS兼レンタカー屋の社長さんが手書きの地図とともに完璧なルートを提案してくれる(なぜ)。行くまでに総合的な情報を得るのが難しくて、観光のイメージがほぼできてなかったのでこの提案は非常にありがたかった。しかも各見どころのペース配分も完璧で、無駄なく3つのメイン展示場をめぐることができたのだった。ありがとう「レンタカーあき」の社長……

    道路と海がつながる場所でジャンプする叔父

    ひとつめは「豊島美術館」。美術館といいつつ作品は内藤礼と西沢立衛の手掛けたアートスペースひとつしかない。それは見る、というよりも入るというほうが正しい構造物で、みな思い思いにリラックスして静謐で繊細な空間を楽しんでいるのがよかった。

    ふたつめはクリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」。鳥居を抜けた先、砂浜に面した小屋で7万人以上の心臓音のアーカイブを検索・体感することができる。ちょうど去年の7月に鬼籍に入られたボルタンスキー本人の心音を検索して聴き、たしかにこれは生きていた証だなあと感じる。わたしも心臓音を登録した。

    みっつめは「豊島横尾館」。築100年を超える古民家を横尾風にリノベーションした建築と横尾忠則の作品が11点展示されている。庭のギミックが凄い。あやうく豊島美術館の静謐な作品の記憶がぶっとびそうになるが、最後の最後で圧倒的なパワーをもらった(殴られた?)気がする。

    豊島の暑さも相当なものだったのでレンタカーで大正解だった。レンタサイクルだったら死んでたかもしれない。

    帰りは高速艇で宇野港まで。岡山駅まで送ってもらい新幹線で帰京。短い時間だったが鳥取〜島根〜岡山と中国地方を縦断し香川県にまで到達した大冒険の3泊4日だった。

  • Kurashiki-Okayama-Bizen

    Kurashiki-Okayama-Bizen

    倉敷

    倉敷2日目。今回投宿したアイビースクエアは1889年に建設された倉敷紡績所の工場をリノベーションした物件で、今回の【ゆる募】にて再従姉妹の美奈子ちゃんからお薦めいただきました。ありがたや。中には倉紡資料館があり、明治から平成までクラボウの歴史をみっちり学ぶことができる。戦前までは鄙びた歴史資料館、戦後からはレトロフューチャーな産業博物館という風情で趣深かった。大正12年に開院した倉紡中央病院(現・倉敷中央病院)の院是がおもしろい。「研究を怠ってはならなぬが研究が主体ではない」「営利を目的とはしないが慈善事業ではない」「無差別平等主義で病室に等級を設けない」などなど、当時は革新的だったのではないかしら。

    灼熱の倉敷の美観地区を歩き、新児島館(仮)へ。ここは海外で美術を学び、また美術品の蒐集を任された児島虎次郎の絵を展示する予定とのこと。元々は銀行だったらしい。コロナ禍でうまいこと改装が進まず、改装中のところも見学してほしいということで現在はヤノベケンジのSunSisterが展示されている。でかい作品はもうそれだけで正義。

    そののち倉敷のラスボス・大原美術館へ。この地で活躍した事業家の大原孫三郎が、上記の画家・児島虎次郎の収集品を展示するために設立した私立美術館だ。有名なエル・グレコの『受胎告知』ほか、ルノワール、ピカソ、モネ、セザンヌなどなど泣く子も黙るような近現代の作品が並んでいるのだが、児島が欧州で買い付けたときはまさに同時代の「現代」美術だったわけで、これが日本美術の糧になると思って選んだのは慧眼としか言いようがない。児島本人の作品も今までまったく知らなかったのだがとても良かった。西洋美術が有名すぎてあまり紹介されないが、民芸のコレクションも作家別に展示されていて体系的に見ることができる。河井寛次郎が出雲の出西窯に影響を与えているのがわかったような気になったり(たぶん錯覚だと思うけど)。

    丹下健三設計の倉敷美術館で池田遙邨の展示を観る。涼むつもりが館内がおもいのほか暑く長くいられない。

    岡山

    丹下健三設計の倉敷美術館で池田遙邨の展示を観たのち、伯備線で岡山へ。今回の倉敷では【ゆる募】にて 柿本 礼子さんおすすめの「野の」さんに行けなかったのが心残りだったけれど、また次回リベンジしたいと思います。
    岡山に少し早めに到着したのでイオンモールのフードコートで独歩ビール。マスカットピルスナーが美味しかった。倉敷の暑さですっかりバテてしまったので涼しいところでビールを飲んで回復した。


    その後、表町の「小ぐり」さんへ。備前在住の叔父・叔母と合流。旬の素材を丁寧にお料理されていしてしみじみ美味しい。数年ぶりに鱧しゃぶを食べた気がする。お酒も知らない銘柄ばかりでしたが岡山のものをいただいた。今回はお座敷だったけれどカウンターも楽しそう。
    こちらも【ゆる募】にて 江沢 山葵さんからのおすすめ。叔父叔母も喜んでおりました。ありがとうございました。


    のち城下公会堂にてオオフジツボのライブ! 少し遅刻してしまったけれど、大好きな曲がたくさん聴けて、かつMCでもいじらr…いや過分なるご紹介をいただき恐縮したり。東京ともひとあじ違う盛り上がりを見せていて笑ってしまった。また疫病が再燃しつつあり不穏な世の中だけれど音楽はやっぱり元気になるな。

    備前

    夜は備前の叔父叔母の家へ。途中の山道で鹿を見る。12年ぶりの備前の家、前に遊びに行ったときはまだ工事中だったが仕上がっていた。新しくやってきた猫・ガビ子がかわいい。人見知りせず寝室に遊びに来るのでめろめろになってしまった。かわいいやつだ。エリカもよぼよぼだけれど迎えに来てくれた。少し元気になったようでよかった。

  • Houki- Izumo-Kurashiki

    Houki- Izumo-Kurashiki

    伯耆町

    朝は大山Gビールの工場見学へ。田村社長、工場長の岩田さんにアテンドいただき、大山地ビールの歴史から最近投入された機械(イタリア製のボトリングマシンは”フェラーリ”と呼ばれているらしい😂)まで詳しく説明いただきました。

    タンクから注いでいただいた某ビールの美味しいこと!時間がなかったのが悔やまれるので次回は泉や畑のほうまで拝見したいと思います。

    出雲

    民芸運動の影響を強く受けた出西窯へ。残念ながらコロナで工房の見学はできなかったけれど、イシイは出西ブルーの大皿とエッグベイカー、わたしはお茶碗を。店内にはこの窯を立ち上げた5人の若者を指導した河井寛次郎の書もありました。周辺には素敵な日用品のセレクトショップ的なものやパン屋さんもあり、この一角だけ『暮しの手帖』感が。

    今回の旅のハイライトでもある出雲大社。有名な大しめ縄のある拝殿の向こうに本宮があるのかと思っていたが全然違った。今度は神在月に詣でたいな。

    レトロな出雲大社前駅も教会みたいで可愛い。

    鷺浦

    出雲大社から山道をひたすら走り鷺浦へ。私はここに来るまでまったく知らなかったのだが北前船の風待ち港として栄えた町なのだそう。赤橙色の石州瓦の街並みが美しい。

    目的地は「珈琲のがらがら」。浅草の珈琲店「なにわや」の店主が鷺浦で開いたお店だ。私はなにわやの珈琲が宇宙一美味しいと思っていたので閉店と聞いた知った時はショックだったのだけど再会できて良かった。店主も東京から来たと言ったら驚いていた(が、やはりたまになにわやのお客さんがやってくるそうだ)。

    丁寧なネルドリップが健在で嬉しかったなあ。

    拝みたくなるような出雲市駅から特急やくもで倉敷へ。鉄分少なめの私でもちょっと嬉しくなる国鉄カラー。浜村淳みたいな味のある話し方をする車掌さんが宍道湖のガイドをしてくれて和んだ。それにしてもめちゃくちゃ揺れるし特急なのに待ち合わせが多い。

    倉敷

    あてにしていた居酒屋さんが臨時休業で夜の倉敷をふらふら。美しすぎて映画のセットみたい。川越や佐原はきっとこの倉敷を目指したんだろうなあというのがよくわかる。元倉敷紡績(クラボウ)の工場跡のアイビースクエアに投宿する。

  • Tokyo-Sakaiminato-Yasugi-Houki

    Tokyo-Sakaiminato-Yasugi-Houki

    羽田から米子へ。富士山もよく見えて幸先が良い。米子鬼太郎空港ですでにテンションがブチ上がる。キャラの力って凄い。元気出る。

    境港

    レンタカーで境港へ。本当にこんなところに飲食店があるのかと言うところで営業している水産会社の直営店の「食事処しんわ」。倉庫の横にあるにもかかわらず日曜も開けているところを見ると人気店なのでしょう。イシイはモサエビなるものを頼んでいた。わたしは手堅くお刺身定食。お手頃価格で驚きの美味しさ。

    商店街の誘客成功例でよく紹介される水木しげるロードへ。大して期待していなかったけど駅前の銅像が良すぎて涙ぐんでしまった。全国から寄付で建てられた石とブロンズの彫刻のクォリティが高くて作品を見ているだけで楽しい(逆に商店にお金が落ちないかもしれない)。だいたい8〜6/1スケールくらいの絶妙な大きさ。橋のところにある水木夫妻の像も良かった。豆腐小僧にはクレジットがなかったけれどもしや京極夏彦なのでは。

    あまりの暑さにスーパーで「氷」を買う。これは東京では見ないなあ。佐賀の会社が製造しているようです。

    足立美術館

    庭園日本一と言われる足立美術館へ。戦後、不動産で財を成した足立全康の造った庭園は完成度が高すぎてもはやCGみたいで現実感がなかった(いや、ほんとに素晴らしいんですが)。

    ちょうど院展が巡回していて、以前ポートレートを撮影させていただいた 宮下真理子さんの作品に会えました。まさか島根で出会えるとは!今年の作品も素晴らしかったです。

    伯耆町

    夕食と宿泊は伯耆(ほうき)町へ。宿泊とビアホールまでの送迎とコース料理と大山Gビールの飲み放題がつくという夢のようなパックがあるので利用させていただきました。ビールはもちろんお料理も素晴らしい。西日本の遅い日没を眺めながら飲むピルスナーは最高でした。限定の強吟も美味しかったなあ。

  • Shizuoka

    Shizuoka

    聖飢魔II35th+で静岡へ。ともみさんと同行、現地でべにさんと合流。

    なかなか休日だからかなかなか寿司屋にありつけず歩きまわってしまったが、結果、静岡のネタしばりの美味しいお寿司にあずかることができた。幕間の時間はお城の近くにできた角打ちでビール。終演後は静岡駅のしずバルで地酒とおでんと地魚。あっという間だったけれど天気にも恵まれてよかったな。

  • Obuse

    Obuse

    昭和の空気に満ちた長野電鉄の市役所前駅から小布施へ。ホームで林檎売ってるのが微笑ましい。小布施はちょうど紅葉が始まったばかりというかんじでどこも美しい。小布施といえば栗、ということで小布施堂に並んでモンブランの整理券をゲット。その後、田舎蕎麦で軽い昼食にしてデザートに名物・小布施堂の朱雀モンブランをいただく(写真の形状は酷似してますが分類上別の食べ物です)。たしかに今まで食べたモンブランのなかで一番美味しかった。量もすごくて大満足。小布施堂には酒造もあり建物も美しく保存していて六花亭のようなかんじ。こういう「わかってる」人が中心にいる町はきっと観光地として成功すると思う。

    その後、小さな町に古い建物が点在していてとても雰囲気が良い。桜井甘精堂で栗のお土産を買って長野に戻る。発行バルでひとやすみして、最後は新感線で乾杯。よい小旅行でした。

  • Nagano

    Nagano

    聖飢魔II 35th+でともみさんと長野へ。

    まずはJALホテルに荷物を置き、善光寺の今むらで御殿蕎麦。いろいろな食べ方を提案していておもしろい。七味で食べるのが美味しかったな。レトロな建物をみつつ善光寺参り。時間もないので外周だけ。紅葉が美しい。

    ライブの幕間には去年も行った市民ホールの近くの喫茶店にお邪魔したら店主のマダムが話しかけてきてくれて楽しかった。去年も聖飢魔IIのライブがあったことを覚えていたようだ。

    夜は近所の炭火焼きでごはん。メニュー少なめでどうかなあと思ったけどフードがどれも美味しくて日本酒も地酒ばかりで楽しいひととき。すっかり閉店までお邪魔してしまった。最後はホテルのバーで。なぜかよくしゃべるマスターでなぜか「ツキノワグマだったら戦いに持ち込んでもワンチャン勝てる可能性ある」というような話をされた。

    つい嬉しくて部屋でもワインを明けてしまった。はしゃぎすぎである。

  • MOA Museum

    MOA Museum

    10年ぶりくらいに訪れた熱海のMOA美術館。こちらも杉本博司の手で素敵に改装されていた。とにかく部屋を暗くして硝子の写り込みを極力減らしていて、作品が浮き上がっているように見える。あのエスカレーターの照明はだいぶまろやかになったような……浮世絵メインの「粋と艶─江戸のトップスターたち─」展も良かった。東博のきもの展で知った「誰が袖屏風」が畳の上に展示してあるのがよい。

    熱海の街に戻ってイタリアンでパスタ。川沿いにしらさぎ。近所の魚屋さんのお魚を狙ってるのかな。