Shiraoi

北海道2日目。

道内で初の国立博物館ウポポイに行く。

特急北斗に乗って札幌から1時間。白老駅の到着直前にはアイヌ語の案内も流れた。今までも札幌の植物園内にある北方民族博物館で展示を見ていたが、今回はその数倍の展示品がある。

アイヌの民話の短編アニメ2本はいかにも子供向けのアニメではなく、芸術性の高い作画でとても良かった。民族舞踊の実演は抜粋で20分ほどだったが、まったく日本語とは別の言語体系の滅びかけた言語の歌をこんなにも歌える人がいるのかという驚きがあった。鶴の舞も単調だが変拍子で歌詞の音が気持ちいい。

常設展示は言語、道具、衣服などを体系的に展示しているが、特別展示のほうは研究者たちのコレクションを研究者別に展示している。コタンを再現したエリアでは催し物をやることもあるようで家屋はだいぶ大きく造られていた。帰りの電車まで少し時間があったのでライブラリーでぱらぱらと本をめくってみる。気づけばあっという間に半日すぎていた。『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ文化の解像度もあがった気がする。

ひとつ気づいたのは「カムイ」の発音は標準語の「寒い」と同じということ。ゴールデンカムイの「カムイ」の発音とは違うようだ。

夜は西28丁目のJAMUSICAでオオフジツボのライブ。東京からのお客さんにも会えたのは3年ぶりくらいかもしれない。ライブ後はすちゃさんはづきさんと大通りのNORTH ISLANDに駆け込んでビール。たがやさんにもご挨拶できて良かった。