2011 プラハ

Prague 2

2011年8月18日
プラハ2日目。

Na Porici通りを西へ進み、市民会館へ。
見学会が11時からだというので時間をつぶすべく、
その左脇の火薬塔を抜け、旧市街に入っていく。

どこの観光地もそうだが、土産物屋が軒を連ねる場所の雰囲気は「浅草」だ。
Celetna通りは浅草でいうところの仲見世通りのようなところで
数十年前で進化をやめたようなお土産ばかり売られている。

旧市街広場に出たので、旧市庁舎の塔に登ってみることにした。
まず普通のエレベーターで3階まであがり、そこから
螺旋階段の中央に設置された円筒状のエレベーターで最上階まで登ることができる。
外見は変えずにちゃんとバリアフリーにしているのは日本も見習うべきかと。
塔の上からの景色は絶景で、プラハの東岸が本当に平地だというのが
よくわかる。オレンジ色の瓦が美しく、そして「百塔の街」と称されるように、美しい塔をいくつも見ることができる。

From Tower of the Old Town Hall

次は聖ミクラーシュ教会へ。
本気のバロック様式に圧倒される。
現在はフス派の教会になっているらしいが、そもそも
フスって教会の堕落に意義を唱えた人なんじゃなかったっけ。
こういうゴージャスなかんじは許されるんだろうか。

Church of St. Nicolaus

Jana Husa
旧市街広場の中央に建つヤン・フスはこんな人。
宗教改革の人ですな。

市民会館にもどるも、見学満員で参加ならず。
地下を自主的に見学。とにかく周囲の建物がバロックバロックルネッサンス…というかんじなので、アールヌーボー様式がものすごく近代的なデザインに見える。今でこそクラシックモダンなイメージだが、当時は反発する人のほうが多かったんじゃないかなあ。

路地をうろうろしているときに通りがかった聖ヤクバ教会を覗いてみる。
こちらも重厚なバロック様式で、聖ミクラーシュ教会が白だとすると、
こちらは黒というかんじ。全体に影が濃く、重い雰囲気だ。

その後は旧市街地の北側、元ゲットーがあった旧ユダヤ人地区をまわる。
マイゼル・シナゴーグでチケットを購入して300kc(1400円くらい)もしたので
びっくりしたのだが、そのほかのユダヤ関連施設の共通券だった。
6箇所あまりの施設をすべて見ることができるので、これはお得。

Spanish Synagogue

まるでアルハンブラ宮殿というかイスラム寺院のような
スペインシナゴーグは内部の壁をうめつくすアラベスクが素晴らしい。
こういうどうみても異教なデザインって、ユダヤ教的にどうなんだろ?
と思ったが、日本でも築地本願寺みたいなのもあるし、
まあデザインはデザインでリスペクトっていうのはアリなのかな。
第二次大戦で虐殺された8万人の名前と死亡年月日が壁一面に書かれている
ピンカスシナゴーグ、ユダヤ人墓地、儀式の家、クラウンシナゴーグ、
旧新シナゴーグと巡る。

ユダヤ人墓地は15~18世紀のものらしいが、意外と墓石が
傾いても放置なのだなあと思う。
ついこのあいだ聞いた落語でも、宮部みゆきの「震える岩」でも
江戸時代の人は墓石が倒れていると、これも供養だとか言って
無縁の人の墓でも直してあげていたので、日本人からみると
かなりぞんざいな感じがする。

Jewish Cemetery

ここまで一気にまわってへとへとになりカフェでランチ。
まったりと行程を記録したり、絵葉書を書いたりしているうちに
3時になったので、ティーン教会へ行くこととする。

ティーン教会は旧市街のなかで一番目立つ2本の塔を持つ大聖堂で
ゴシック様式で重厚。中は意外とすっきりとしている。
この建物、正面玄関はカフェの中庭みたいなところに面していて
正面もほかの建物とくっついているので離れて見るほどには威厳がない。
どうしてこうなったんだろう…

あとはとくにあてもなく新市街のヴァーツラフ広場ほうへひたすら歩く。
途中、ガイドブックにも載らないような教会に立ち寄ったり
Masarykovo Nadraziというターミナル駅で始発電車を眺めたり。
こういうときはひとり旅はいいなあ、と思う。
歩きたいときはひたすら歩き、休みたいときに休んで
見たいものが見れなくても全部自分のせいなので気が楽だ。

一度ホテルに帰ってひと息ついて、I氏とSkypeで話して
便利になったものだなあと感動する。
夜は近所のショッピングモールのフードコートのバーで
生ビール(ピルスナーウルケル)飲んで、
なぜかモンゴリアンBBQを食べた。あと黒ビールも!(2杯目)