ペトシン公園には、エッフェル塔を模したような小さな塔がある。
足元の優美な曲線もそれっぽくてかわいい。
プラハ ペトシン公園
ストラホフ修道院には、神学の間、哲学の間があり
そこにおさまりきらない本が通路の書架に並べられている。
鼻先に、触れたら解けてしまいそうな皮の表紙の装飾写本。
図書館特有の、紙の甘いにおいがする。
プラハ
中央駅がいい。
線路が行き止まりで、どんつきにはいかめしい緩衝器が設置されている。
とりわけ中央駅のカフェが好きだ。
プラハの中央駅、アールヌーヴォーの意匠に見下ろされつつ
紳士淑女がカフェ・カフカで出発の時を待っている。
「黄金小路」には、プラハ城の奥に隠れるようにして入る。
豪華な名前とはうらはらに、もとは使用人たちの部屋だったらしいのだが、
色とりどりの壁の色がポップで、今では土産もの屋になっていて観光客が絶えない。
そのさらに奥に、ひっそりと砲台のようなものが置かれている。
調べよう調べようと思って忘れてしまい
またそれを目にして調べなかったことを後悔する、ということがよくある。
キリストの磔刑の上に掲げられた「INRI」もそう。
ラテン語の頭文字なのはわかるが、なんだったっけ、といつも思いつつ放置していたのだが
I氏が「INRIって何?」と聞いてくれたおかげでようやく調べることができた。
IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM
だそうで。
ユダヤの王、ナザレのイエス
だそうで。
IESUSはイエス
NAZARENUSはナザレの
REXが王
IUDAEORUMがユダヤの
ですね。
ラテン語は大学時代に2年も(!)やったくせにほとんど身につかなかった。
まず、動詞に主語が含まれ、それがさらに活用するのと
英語にも仏語にもない名詞の活用で「奪格」「与格」「属格」「対格」とかいう格が存在する。
(前置詞+名詞 みたいなもん)それで挫折した。
ただ、読み書き専門の言葉なので
「ラテン語は各地の発音のルールで読まれていたため、どんなふうに読んでもいいです」
という(唯一といっていい)曖昧なルールには救われたのを覚えている。
さすがに週に1度の教養程度の学科だったので
そんなに鬼詰めされることもなく、のほほんと単位を取り
いくつかラテン語の諺を覚える程度で終わった。
唯一よかったと思うのは、日本人がラテン語の諺を言えるというのは
アメリカ人が平家物語や徒然草の冒頭を諳んじるような違和感があるらしく
ヨーロッパ圏では意外とウケる。
フリーマーケットのフリーをFreeだと思っていた今日この頃。
(自由に出店できるから)
蚤の「Flea」だったのですね。まあ、日本語でも蚤の市っていうし。
フランス語でもMarche aux pucesって言うし、直訳だったのだな。
プラハの蚤の市で買ったもの。
Kolbenova(コルベノヴァ)の蚤の市は楽しかった。
本当にどうしようもないガラクタなのだが、それでも
見るもの見るもの珍しくて、断腸の思いでこの3点に絞ったのだ。
近所だったら果てしなく買ってしまって古物商みたいになってたかもしれない。
日本では骨董はあまり安く手に入らないが、
そのくらいがちょうどいいのかもな。
(そもそもプラハまでの旅費を考えたら全然安くないんだけど)
・かつて時計だったもの
おそらく置き時計の中央部分をぶっこぬいたもの。
状態のいいものは文字盤も付いていたりするのだが
これは歯車だけ。横から見ると美しい。
・ルーペとクリップ
なんとなくルーペが頭で、クリップが手に見える。
細かな作業で使うものだったのだろうか。
足のあたりが顕微鏡のパーツに似ていてそれっぽい。
・目覚まし時計
こういうのは日本の古物市でもいくらでも買えるのだが
文字盤が美しかったのと、こぶりで可愛かったので購入。
もちろん動かないが、針は動かせるので好きな時間に設定できる。
わたしは5時ちょうどの角度が好き。
今思えば古い楽譜も、聖書も、買っておけばよかったなあ。
まあ、また行けばいいか。ちょっと遠いけど。
モスクワの蚤の市とか行ってみたい。やってるのかな。
と思って調べたら9月22日~25日に大きな催しがあるらしい。
行けばいいじゃないですか。