9/19
アグリジェントを朝出発し、ピアッツァ・アルメリーナP’zza Armerinaへ向かう。
ここはローマ時代の貴族の別荘があった場所で
モザイク画がかなり状態よく保存されているらしい。
ヨーロッパの学生が修学旅行でイタリアに来ると
必ず寄る、というような場所だ。
別荘の遺跡は、温室のようなアクリルのプレハブに覆われていて
朽ちたローマ遺跡を想像していたのでちょっぴりがっかりする。
とはいえ、雨風にさらされていたら修復作業もままならないもんな。
中に入ると、若い人たちが足場を組んだり、床のモザイク画の修復をしている。
暑いさなかに、床一面で巨大なジグソーパズルをするようなかんじで
気が遠くなる作業だ。
チュニジアのバルドー美術館はモザイク画の宝庫だが
すべて壁に架けられていたので、本来はこんなふうに
床にはめこまれていたんだなあ、と納得する。
昔はアヒルに車を曳かせていたんですか…?
さらに車で1時間ほど、町全体が世界遺産に登録されている
カルタジローネCaltagironeに到着。全体が灰褐色で、いたるところに
バロキッシュな装飾が施されており美しい。
美しいんだが、それは昼時であった。
ま た シ エ ス タ か !
ということで、教会も博物館もレストランもほぼクローズ。
見事にランチ難民になった。
観光地なんだから頑張れよ!
(南イタリアでも、本気の観光地はシエスタはとりません。)
陶器で有名らしく、ショウウインドウには、黄色と青と白の配色の
もっさりした皿や花瓶が飾られている。残念ながら買うには至らず。
ただ、こんなところにも。
数百段の階段すべてに陶器がはめこまれている「スカーラ Scala」。
ひとりになって町をぶらついてみる。
山の斜面にへばりつくように小さい家が密集していて
迷路のような路地が走り、細い階段も多く
自転車や車椅子では絶対に生活できない。
本日のトクナクリアさん。
かなりファンシーな色づかいですね。
値段をみると85ユーロ(約15000円)。
絶 対 買 わ な い 。
唯一開いていたのは町はずれの市民公園。
入り口付近には、すたれてしまった映画館や、
色あせた看板があって、ひなびた雰囲気だった。
日本で言うなれば鬼怒川みたいなかんじだ。
一転して公園の内部はモザイクの美しい東屋や、著名な作家が
デザインしたという壷がふんだんに飾られて優雅な雰囲気。
時間があったので陶器博物館にも行きたかったのだが
3人に道を聞き、それぞれ微妙に違うことを教えられ
4人目でようやく、目的地が改装中で入れないことを知った。
とほほ。
“Agrigent-Piazza Armerina-Caltagirone” への8件のフィードバック
なんか、シチリアって魔法陣グルグルの世界ですね…。
…って知らないですよね、そんな、今となってはマイナーな漫画。。。
(と思って、シチリア旅行記に入ってから今まで書き込めませんでした。笑)
本日のトクナクリアさんは今までで最高傑作だと思います。
なんですかその表情…
なんで脚生やすのが好きなんだイタリアw。
イタリアのイメージが固まってきましたよww。
てことはあのアヒルは体長2mオーバーだな。ダチョウか?
タイルの細やかな色使いに感心するが・・・・
あのね。
色使い鮮やかにすれば良いってもんじゃないでしょ。妖怪風車!
魔方陣ぐるぐるもそうだがレイブも思い出しちゃったよ。
“またシエスタか”に激しく同意w
こないだ缶詰学会があったホテル@Lucca、かなりでかいリゾートホテルのくせに、しっかりシエスタありましたよ。。。
学会もその時間は休みで、何せぇっちゅうねん!て感じでした。モールを冷やかしたりしたかったんだけど。来てた人の中で気があった韓国人の方としゃべってるか、大人しく昼寝してました(爆
それにしても今日のトクナリアさん凄いなぁ。。
ちょっとリアルすぎるな、今回のは。むしろ飛びそう。メイクきつめですな。
個人的には、今回のはゆるさが足りないので、前回の方が好き(?)かもしんない。
ただ、
絶 対 買 わ な い
に同意。
階段の陶器、思いついても普通は誰か止めるだろ、と思える圧巻さです。
(黄色と青は私も弱いパターンです)
本日のトクナクリアさん、痛く心惹かれる反面
1500円でも150円でも、コワくて買えません。
買ったら帰路の飛行機で、映画「トワイライトゾーン」でジョン・リスゴーが怯えた
魔物に遭遇しそうです ><。
ちょうど、友人がシエスタで痛い目にあった話しを聞いてたところだよwここにも被害者がいたわねww
明後日見てるトクナクリアさん、ちょっと気になるわぁーーー☆
なんだかトクナクリアさん、大人気ですな・・・!
まだまだこんなものではないですよ!
続編をお楽しみに…。
>遊さん
魔方陣グルグル、知ってますよ!
たしかに、ああいう不可思議な世界なのです。
>hiyoroさん
トクナクリアはシチリアのシンボルなので、イタリア全体がこうってわけでは…
ないと思う、たぶん…
>J’zBARさま
昔のアヒルはあのくらい大きかった・・・わけではないと思うので、ローマ人が
「アヒルがひいた車に乗りたいなあ」と思いながら
描いたんでしょうかね。
ほほえましいですね。
>tanquerayさま
もうシエスタに入ると手も足も出ませんね!
昔、スペインに行ったときもこんなことがあって、
ひたすらバルで時間つぶしてたのを思い出しました。
>wo.さん
あれ、ツボにはまって持って帰る物好きもいそうだよね。
でも、絶対いやな夢を見ると思います。
>れざさん
青と黄色と白の絵は本当にきれいなんですが
いかんせん陶器がものすごくあつぼったいんですよ。
あれでもうちょっと繊細なかんじだったら
買ってたかも。
>seicoちん
ヨーロッパの人は、イタリア旅行もするだろうから、身にしみてるだろうなあ。
とりあえず夏のイタリアは
朝:観光
昼:移動
夜:遊ぶ
これにつきます。
コメントは受け付けていません。