Old Castle Tour, Dublin-Cork

ダブリン2日目は現地のツアーに参加してコーク地方の古城巡りへ。カナダからの参加者もいらしたが英語圏の人は得られる情報が多くて羨ましい。まずはRock of Cashelへ。ここは魔王が聖パトリックを見かけた衝撃で(?)落とした岩からできたらしい。丘の上に立つケルト十字と朽ちかけた古城がGame of Thronesの世界のよう。

次にBlarney城へ。広大な敷地の中心に頑強な城があり、そこの屋上?にあるBlarney Stoneと呼ばれる石にキスをすると雄弁になるというむちゃくちゃな伝説があるせいで狭い螺旋階段はものすごく渋滞し、ようやく屋上の回廊に出たと思ったら寝転がってバックドロップみたいな姿勢でキスしないといけないので時間がかかる。列を回避して降りてしまったのでせっかく上まで登ったが例の石は見ていない。庭にはPoison Gardenがあり毒草が植えられているらしいが、トリカブト以外の種類はわからなかった。

3箇所目はCahir城を訪れたが映画の撮影で中に入れず。Cahir Movie Castleという看板にスポンサーの映画制作会社の名前が並んでいたので撮影優先なのかもしれない。

庭には例の剣が刺さっていたが、これだけ世界中の人が見た瞬間に現状を変えたくなる彫刻作品も珍しいのではないかしら。反射的に抜きたくなる。

今日は雨が降ったり止んだりで時折ゲリラ豪雨に見舞われたりしたもののタイミング良くほぼ濡れずにすみました。帰りの車窓からは二重の虹が見えたのでみなさん大喜び。

解散後はひとりでTemple Bar界隈をぶらぶら。1873年創業、ジョイスの小説にも登場するDany Byrnesを発見。ボンジョビ流れてるしスーパードライ繋がってるし「ここは日本かな?」と錯覚しそうになりましたが店内はアールデコの意匠も美しいパブでした。どうしてアサヒを繋いでるのか尋ねたところ、ラグビーW杯の公式スポンサーをやっていたよね、と。広告効果絶大。

とはいえ折角なので私はギネスのHop House Lagarをいただきました。アールデコの意匠が美しいのに気取らない雰囲気が良いパブでした。