AI

mid journey, Stable diffusion, mimic… ここのところ毎週のように画像生成AIがリリースされてSNSを賑わせている。

特にmimicの炎上はなかなかのもので、ようやく自分ごととして考えられるところまで落とし込まれた気がする。新しい技術は実用レベルまでこないと倫理・法・社会的課題が見えてこないからどんどんやったらいいと思うけど(素人でも想定できる著作権問題くらいは規約でクリアしててほしいが)。さてマンガの背景はAIでほぼまかなえるようになりました!ってなったとき、マンガ家の利益率が上がって良かったねと思うのか、アシスタントの職がなくなって可哀想と思うのか、AIの出力した背景は味気ないと思うのか、視点は色々だから面白い。

Metaが開発中のAIはプロンプトだけじゃなくてスケッチがあげられるらしいので、同じことが(mimiよりももっと高い精度で)できるようになると思う。なのでみみっくを燃やしても同じような技術はしれっと出てくるだろうことは容易に想像がつくのだが、開発に協力したイラストレーターを叩く方向に行ってるようで本当にきつい。

むかし鉄道が敷設されるという話になると既得権を持つ水運会社や地主が大反対して繁華街から駅を遠ざけたらしい。だから地方は駅から少し離れたところに繁華街があるんだと。新しい技術というのは最初は忌避されるものなんだろうな。

ちょうどNHKオンデマンドで「17才の帝国」を見ていたのでAIが生活に入ってきたときの生活はどうなるのか、人々の幸福とは、あるいは自分の幸福とはなにかというまさに今感じていることにぴったり合っていて良かった。