坂本真綾 今日だけの音楽 LIVE TOUR 2019

PとOL Brewingさんで待ち合わせてタコスをつまんでからBunkamura オーチャードホールへ。チケット取れた試しがなくて、ここで真綾さまを聴くのは初めてだ。

新譜も地味かなーと思ったけどコンサートで聴いたらとても良かった。セットリストに関しては後半、マイナーな選曲中心だったもののキメるところはキメる感じで言うことなしなのだけど、興味深かったMCがひとつ。
「20歳の時、HOGという架空のアート集団がプロデュースしたというていでコンセプトアルバム出したのは、坂本真綾の少年性/一人称「ぼく」の世界/ジェンダレスなイメージから、大人の女性にレイヤーをスイッチさせたかったかららしい」と言っていて、へー!と思った。蓋を開けたら写真撮影から作曲、プロデュースまで、結局は菅野よう子がやってたんですけどね、ってぶっちゃけてたけど。 菅野よう子ってアーティストを育てるイメージがなかったので感心してしまった。 そこまで育った場所から卒業できたのも凄いことだ。

「演者は演奏する意思を持ってステージに立っただけで100点満点、たとえ音を全部はずしても100点満点。あとはすべて加点ポイント」という言葉が大好きなのだが、坂本真綾、10年近くコンサートに通っているけれど、歌詞とばしたの1回しか見たことない。プロンプト見てるかんじもないんだよな。フィギュアスケートのアスリートのような凄まじいプロフェッショナルだなと思う。
年に1回、東名阪だけツアーやるような大所帯コンサートも、年間50〜100本以上どっかしらでやってるライブも、数ヶ月昼夜公演やってる舞台も全然違う楽しみ方があるなーと。

終演後は奥渋のぞっこんさんで日本酒。