oblique

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夜の大英博物館にて
ギリシャローマの彫像の展示室。
斜め右上から左下にかけてハンマーでたたき壊したとしか思えない、見事なななめっぷりである。

この旅行を機に、カメラのレンズを新調した。
私はカメラやレンズにとんと疎いので
キヤノンの標準レンズでも特に不満はないはずだったのだが
プラハでモノクロで撮ってみたところ
「なんだかもうちょっとシャープなほうがいいよなあ」と思ってしまったのだった。
生意気にも。

新しいSIGMAの子は17-70という広角〜中望遠で、かつ接写もできるのが売りなのだが
この画角やシャープな描写が銀塩の頃に使っていたレンズとよく似ていて、
視界がむかしに戻ったみたいだ。

今回のロンドンの写真は、学生のころに初めてヨーロッパに行って
その街並みに圧倒されながら、見るものすべてが新鮮で
常に上を向いてきょろきょろと歩きながら
広角で撮りつづけていた頃の写真と似ているな、と思った。

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