London:Battersea-Victoria

2012年10月23日。
ロンドン4日め。

今日は、珍しく渡航前から行こうと決めていたバタシー発電所を見に行くことに。
ガイドブックによると、Battersea Parkから歩くよりも、地下鉄の
Sloane sq.から歩いたほうがいいらしい。
そんなわけで、今日はいつものSt. Pancrasからではなく、EustonからVictoria線で
Victoriaまで行き、そこからCircle線に乗り換えた。

Sloane sq.駅はこれといって何もないのでまっすぐに川のほうを目指す。
政府の敷地なのだろうか。長い高い塀が続いているのが途切れると
橋の方向に4本の大きな煙突が見えてくる。
ここまでがテムズ川の北側で、ロンドンの中心部。南に下ると急に下町というかちょっと殺伐としたかんじのエリアになる。
橋の上から見るバタシー発電所跡は曇り空とよく似合う不穏な雰囲気だ。

Battersea Power Station

近づいても近づいても手が届かない巨大な建造物。
最近、再開発が決まったらしいが、工場の足元には近づけない。

周りをうろうろして、もうこれ以上は近づけないと思って
Victoriaまで一駅ぶん、川沿いに歩こうと方向を変えたら
川沿いでよく見える場所を見つけた。

Battersea Power Station

そしてもうすぐVictoria駅というところで、住宅街をくねくねと歩いていると
おじいさんと孫の視線を感じたので振り返ってみる。
孫が見下ろしているのは線路。しかもVictoriaから発着する電車を一望に臨む撮り鉄ポイントであった。

10本以上ありそうな曲がりくねった線路と行き来する電車、
そのむこうにバタシー発電所!素敵すぎる…。(別にそんなに鉄じゃないんだけど)
こういうガイドブックに載ってない、ニッチな風景に出会えるから旅はやめられないのだ。

railways and battersea power complex

もう色々な角度から発電所を愛でて満足し、Victoria駅のサンドイッチ屋さんで
ファラフェルのラップを食べて午後の過ごし方などを考える。
地図によるとバッキンガムとかウェストミンスターが近いようなので
そちら方面に行くことにした。(つづく