impressions

■ 日曜
I氏の知人を訪ねて恵比寿の「キノコ専門」のフランス料理屋へ。
副料理長&キノコ部長(←名刺にそう書いてある)のU氏が長野に行く直前で
お会いできてよかった。素晴らしい情熱と人柄を持った人だった。
ちょっとしかお話できなかったが、穏やかで丁寧な物腰でも卑屈でなく、
しっかりとした芯があって、そしてちょっとの毒とユーモアもありそうだった。
久々に魂の格の高い人を見た。
料理長のY氏も気さくな人で、キノコ写真家の伊沢正名さんの名前を出したら
喜んでらした。もちろん面識があり、以前はお店にもよくいらしてたらしい。
最近は、キノコを通り越して菌とか苔の世界まで行っているらしい。
ともかく、高校時代、みわみわから写真集を借りた人の名前を
10数年後に再びフランス料理屋で口にするとは。
おかげで「まいさんはキノコ系ですね!!」という誇らしい称号(?)をいただいた。
キノコ系・・・・・
■ 月曜
2連荘で恵比寿で飲み。
年中無休のバーで、がつがつごはんを食べた。たこめしが美味い。
しばらくご無沙汰していたバーは名前が変わっていた。
翌日出張だったので深酒できず、2軒目は
翌日に残らないブッシュミルズを1ショットだけ。
無念。
なぜか満州の話をした。満州といえば戦争の辛い話ばかりが出るが
当時は綿密な都市計画がなされ、瀟洒な建築物もたくさんあった
夢の都市でもあったらしい。
現存していないから、余計に幻想的なんだろうが。
■ 火曜
日帰りで京都。
「ぎゃふん。」
という言葉がぴったり。
■ 本
島田荘司 『御手洗潔の挨拶』、『御手洗潔のダンス』読了。
現在『水晶のピラミッド』(以上、講談社文庫)に突入したが、長編は挫折の予感。
わたしはやはり石岡君(ドジっ子助手)が好きなのかもしれない。
並行して新宮一成 『ラカンの精神分析』(講談社現代新書)、
夢野久作『氷の涯』(ちくま日本文学全集)を拾い読み。

impressions” への4件のフィードバック

  1. 昨日はザンネンでした
    また近いウチに会えるとうれしいです
    *営業*
    日向食堂は、桜の時期は日曜日も営業致します よろすくぅぅ

  2. あの写真集、なんで買った上にまいさんに見せたのか不思議だけど、未だに持ってます。
    島田荘司は『ネジ式ザゼツキー』がシリーズ中では異色作だけど好きです。
    石岡君は、ドジっ子助手的立場だけどちゃんと歳をとってて漫画っぽくないというか、優しいところがリアルでいいよねー。

  3. 島田荘司とは
    新本格の原点を読みなおされてますね
    新本格の探偵と言えば
    御手洗潔 メルカトル鮎 榎木津礼二郎 の偏屈な胡散臭さがいい感じだと思いますがいかがでしょう。
    『御手洗潔のダンス』の
    「近況報告」が大好きです。
    斜め屋敷の犯罪は読まれましたか
    水晶のピラミッドの後
    眩暈 アトポス と、もっと辛くなりますよw

  4. >gnm
    残念だった~。桜がさいているうちに遊びにいきたいな!
    >みわみわ
    人間の記憶力の不思議を感じた一瞬でした…
    あたしもあの写真集買って、後生大事に持ってるよ。
    >クールライチさま
    某mixiの某コミュで、有栖川の新刊が出ていることを知ってしまいました。
    『乱鴉の島』、単行本で出てたのご存知でした?
    しかも4年ぶりの火村アリスシリーズで!
    しかも孤島ものだそうで!!
    なんで気づかなかったんだろ…

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