Tunisia : Tozeur-Douz-Tamezlet-Matmata

チュニジアメモ
12月30日
今日はチュニジア最大のオアシスの町トズールに滞在する。
朝、馬車を1台借りて家族でトズールの町を一周した。
英語が堪能なガイド・ロトフィ氏がアテンドしてくれる。
開口一番「ニュースを見たか?」と聞かれる。
フセ●ンが処刑されたとのニュースで、驚く。
「フ●インは悪いやつだが、アメ●カはもっと悪い」というのが
彼の意見(であって、おおかたのチュニジア人の意見かどうかは不明)で
特に、イスラム最大の祝日「犠牲祭」にぶつけて執行されたことで、
フセインが支持者から聖人として祭り上げられるのではないか、と
やや興奮気味に話していた。
さて、今日はその「犠牲祭」なのだった。
軒先で羊を屠っているのを発見。
一家で羊を一頭買い、家で屠り、祈り
革や肉を余すところなく使う。
最近は業者が予約した時間にやってきて
サクっとやってくれるらしい。
昨日寄った大手スーパーのカルフールでも
駐車場に特設テントが作られて羊が売られていたのだが
おおかた売り切れていた。一頭10万〜15万円くらいするらしく
みんなこの日のためにお金を貯めるとのこと。
12世紀ごろに学者が治水したという水路を辿り
40万本のナツメヤシ林をゆっくり走る。
ロトフィさんはナツメヤシの生態を妙に詳しく説明してくれた。
・動物園
「DEMANDE LA SPECIALITE PARADIS」でサハラの動物たちを見学。
案内してくれたガイドが異常にハイテンションで
檻にずかずか入っていって眠っている動物を起こしたり
らくだにコーラ(?)を飲ませたり、トカゲを肩に
とまらせたり蛇を首に巻いてくれたりした。
ライオンをマジギレさせたりもしていた。
(あんな怒って咆えるライオンを見たのは初めてで貴重な体験。)
はっきりいって、とってもしょぼいラインナップなのに
エンタメっぷりは旭山動物園並だ。
↓サソリにマルボロを持たせてみる…

・メディナ
城壁に囲まれた旧市街を「メディナ」という。
トズールのメディナはイラン・イエメンの影響を強く受けたという
煉瓦の壁と、そこここに何気なく掛けられたキリム(織物)
からくさ模様の鋳物が落とす影のコントラストが美しい。
・塩湖
ショット・エル・ジェリドと呼ばれるチュニジア最大の塩湖へ。
雨が大量に降ったとかで、トルコの氷海のような白い湖ではなかったが
土産もの屋の前に「なんだかわけのわからないオブジェ」が
作られており大興奮。
マヌケ時空発生!マヌケ時空発生!

でも広大な塩湖に朽ちたオブジェは妙〜に
シュールでアートなかんじなのだった。
・サハラ砂漠
サハラ砂漠で駱駝に乗る。
気分を盛り上げるために、もちろんベルベル人のガウンも借り
頭にはオレンジ色のターバンを巻いてもらった。
駱駝はひとこぶで、こぶの後ろに鞍を置いて乗る。
乗り心地はゆらゆらとして非常〜に快適だったが
後ろの駱駝が発情期だったらしく、わたしの乗っている子の
お尻をつっつくので、そのたびにうちの子が
「びくぅ!」となるので焦った。

コスプレしてご満悦。
砂丘を越えたあたりで馬に乗ったベドウィン(遊牧民)が
馬を駆けてきて「馬の速駆けをやってみんかね?」と誘ってくる。
RPGの画面から抜け出してきたような衣装だ。
アラブレットもたてがみが長く、美しい鞍を乗せている。
「速駆けはいらんが、あんたとその綺麗な馬の写真を撮らせてくれ!」
と交渉しそうになったが、ツアーなので「ひとり撮影会」を
始めるわけにもゆかず、駱駝の上からこっそり激写するにとどめる。
(無念。)

・ベルベル人の家
その後、ベルベルの要塞の町タメズレットで休憩。
なんでこんなとこに住んでるかなあ、というような
荒涼とした丘の上だ。ベルベル人は起源も不明の民族らしいが
とにかく色々な民族に迫害され、地下や丘の上に
暮らすようになったらしい。
かつてはユダヤ教やキリスト教だったこともあり
魚や十字のシンボルをお守りにしたりしているのが興味深い。
イスラムになった今でも、女性は顔や掌に十字の刺青を入れるようだ。
観光客に開放しているベルベルの洞穴住居は
裏にパラボラアンテナが設置されていた。
電気や水道もあるし、車も持ってそうな雰囲気。
現代では結構豊かに暮らせてる人々もいるようでなにより…。

“Tunisia : Tozeur-Douz-Tamezlet-Matmata” への5件の返信

  1. >「速駆けはいらんが、あんたとその綺麗な馬の写真を撮らせてくれ!」
    やヴぁい、何故か口調がツボに嵌ってスープを吹きました。

  2. まて!サソリが煙草の箱を持つのは分かるが
    それを持ってる人間は誰だ(命知らず・笑)。
    限りなく本物っぽいコスプレ画像、
    なんか○山明のイラストみたい。
    勿論人物の可憐さは、それを遥かに凌駕しとります♪

  3. >ゆきじるしさん
    こっちも必死ですよ。
    ほんとに喉まででかかった…
    今思えばチップ渡して心おきなく
    撮ればよかったと後悔してみたり。
    >れざさん
    ハイテンションな動物園のガイドさんの手です。
    このサソリ、毒がないのかなあ。
    「ガレ〜〜ジ」って言いながらマルボロの箱を
    地面に置くと、自ら中に入っていくという
    習性?芸??をもっているサソリでしたw
    変なの・・・

  4. 「ガレ〜〜ジ」ってキーワードも相当興味深いけど(笑)
    そもそも節足動物風情が人の発する音声を理解するのだろうか?
    あぁ世界はまだまだ広い。ちなみにサソリの毒は種類により
    クモ程度の威力しかないとか・・・、お騒がせしました。

  5. >れざさん
    「ガレ〜〜ジ」(むこうはフランス語なので
    「ガラ〜〜ジュ」って発音してた)は
    「入庫〜」って意味ですね。
    たぶん、くらいところに入っていく
    習性があるんじゃないかな。
    マルボロの箱を家だと思っているに違いない。

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