タグ: 映画

  • L’Annulaire

    フランス変態映画強化月間そのに
    邦題 『薬指の標本』

    原作は小川洋子の「薬指の標本」である。
    弟子丸さんがイメージよりも老けてたが、白衣マジックで素敵に見える。

    原作にかなり味付けしてあって、活字が麻雀牌になっていたりするが
    雰囲気はとても良かった。

    ところで、オルガ・キュリレンコといい、『エコール』のマリオン・コティヤールといい、
    アンジェリーナ・ジョリー系の眉毛濃くて唇のやたら厚い女性が出てくるのは
    2000年代初頭のフランス映画の流行でしょうか。

  • L’Ecole / Innocence

    フランス変態映画強化月間そのいち
    邦題 『エコール』

    公開当時は少女ポルノだなんだ言われていたが、そんな言うほどでもないという印象。
    暗い映像や舞台装置が好みだからかもしれない。
    どっちかと言うと子猿たちがきゃっきゃと遊んでいる印象が強い。
    後半になってようやく面白くなってくる。

    ロードショウでも観て、過去に一度DVDを借りているのに
    途中まったく覚えていないということは、たぶん
    いずれも途中で寝落ちしていたのだろうと思われる。

  • the Garden of sinners

    『空の境界』を観る。

    もともとKalafinaというユニットをNHKのアニソン特集みたいな番組で知ったのだった。
    Kalafinaはもともと『空の境界』の映画のためにプロデューサーの梶浦由記が組んだらしく
    だからカラフィナというのか、ということに気づいたのは随分後で
    (『空の境界』は「からのきょうかい」と読む)
    同僚に借りて劇場版を観るに至ったのはその更に後になった。

    肝心の映画の感想はといえば、1章から7章まであるものの
    時間軸が前後して描かれているため、半分くらいまで見なければ全容が把握できない。
    最初、どんな話かまったく知らずに見たのだが、背景のリアルさと
    人物の二次元っぷりのギャップに違和感を覚え、さらに
    「サイコでホラーでアクションだからなんでもアリなのか」と納得するまでに時間がかかった。

    ストーリーは何を書いてもネタバレになりそうなので割愛するとして
    美術が素晴らしい。
    廃ビル、コロニアル様式の洋館、近代美術館工芸館、螺旋階段、人形、日本家屋
    夕暮れの渋谷、病院、全寮制の女子高、教会、どれもとても美しく描かれていた。

    一方で、自分が好きで十数年撮り続けていた風景は、
    知らないうちに誰かから影響を受けたもので、
    同じように影響を受けた人がとっくに消費してしまった風景なんだと。
    わかっちゃいるけどどうにも切ない。

    ここのところ、東京以外の地方や中近東や東欧の風景に気持ちがいってたのも
    まだ見たことのない風景を撮ってみたいからかもしれない。

    気持ちを切り替えて、新しい風景を探しに行こう。

  • avatar

    超!今更ながら、ジェームス・キャメロン監督の『アバター』を観てきた。
    銀座のTOHO CINEMA日劇では、しぶとく3D上映しているのだが
    開始時刻は20:45から。終わる頃にはもう日付も変わろうという時間で
    誰がこんな中途半端なレイトショーに来るんだか、と思っていたのだが
    客席には十数人いた。事前に席を予約したものの、もちろん思い思いの席に座って鑑賞できる。

    感想は、「すごいです。」のひとことです。

    映像が!実写?ねえ、これ実写!?ってかんじです。

    ふだん、CGを使った映画をまったく観ないので、技術の発達についていけてなくて、
    ファミコンの次がいきなりPlayStation 3、みたいな衝撃でした。
    (モチーフ的にはナウシカとラピュタともののけ姫にモンスターハンターを足したようなかんじなのだが。)
    アバターの動きが若干ピクサーっぽいのはご愛嬌。
    3Dの感想は、どーんと飛び出てくるわけではなくて
    スクリーンのむこうに奥行ができるようなかんじであった。

    ひとりの狂人が人生を捧げて創った、とかならまだ理解できるんだが
    多くの人が関わって、納期もあって、スポンサーの政治的な思惑もあって
    監督なんて撮りたいものの1/1000も撮れないようなあのハリウッドで、
    こういう作品をつくりきってしまうのがすごいです。

    ストーリーはつまらない、というのが大方の意見ですが、映像で見せるのなら
    このくらいシンプルなほうがいいんじゃないかな、と思う。
    まして、略奪される側の視点で描かれるアメリカ映画が
    このタイミングで、この規模で出てきたというのは意味がある気がするのは
    一回転半して深読みしすぎなのだろうか。

    惑星パンドラで犬死にする一海兵隊員の話とかは
    スコセッシあたりが撮りゃいいんだよ、と思うのだ。

  • Anvil!

    『アンヴィル!』
    ようやく観た。

    トレイラーを観た時から、絶対にこれは面白そうだと思って
    みんなに薦めまくっていたくせに結局自分が最後になってしまった。

    『BUENA VISTA SOCIAL CLUB』よりも、切なくわびしく情けないんだけど
    観終わったあとは同じような爽やかさがある。
    BVSCでは、おじいちゃん達がツアー先で観光するのはNYなんだけど
    アンヴィル!では日本なんだよね。

    なんかわざとらしかったけど、でもよかったなあ。

    星、よっつ★★★★