do re mi fa

黒沢清監督 『ドレミファ娘の血は騒ぐ』
壮大な自主制作映画のようなかんじだったが
今の「廃墟好き」「古い建築好き」を彷彿とさせる
大学のキャンパスと、唐突な展開と、
やや難解な終わり方が黒沢っぽい。
そして伊丹十三演じる変態教授がアホすぎで笑えた。
これ、もともとはもっとエロが多かったにもかかわらず
日活ロマンポルノから「ロマンもポルノもない」という理由(黒沢曰く)で
公開されるに至らなかった幻の作品
「女子大生・恥ずかしゼミナール」のリメイク版なんだが
(一般公開するんでエロは大幅カットらしい)
NG出した日活の気持ちもわからないでもない…。
同時に、著書『黒沢清の映画術』(新潮社)を読む。
デビュー作から、「LOFT」までを振り返って
インタビュー形式で語っているのだが
ほんと、制約の多い世界でなんとか撮ってたというようなことが書かれていて
あまり語られることのない80年代~90年代の日本の映画業界の
裏話が面白い。
『スウィートホーム』がゲーム「バイオハザード」の元ネタになったというのは初耳。