Vilnius 1

リトアニア1~2日目。

モスクワ経由でリトアニアの首都ヴィルニュスへ着いたのは深夜。とりあえずその夜は死んだように眠り、翌朝、ホテルの近くの市場に行ってみる。旧ソ連を彷彿とさせる地味〜な地元向け市場だが肉と乳製品の品揃えはさすが。毛糸屋さんのマネキンもすてき。市場の近所にはこんな壁画のアパートがあった。折り鶴のようなものが描かれている。

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ホテルはヴィルニュスの旧市街の中心、「夜明けの門」の近く。隣りにはロシア正教会、向かいには三位一体教会など史跡に囲まれている。少し離れたところにある聖ペテロと聖パウロの教会(17世紀)は、白亜の2000体以上の彫刻が圧巻。イタリアの職人がつくったバロック様式で、人の一生を彫刻で描いた回廊も最後に待ち受けているのは「死神」。天井にも髑髏。バロック様式には似合わない無骨で巨大な太鼓がふたつ置いてあったのはオスマン・トルコの軍楽隊のものらしい。

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ところでバロック様式は「お前、資料見ないで作っただろう?!」というものがたまに登場して笑うんですけど、今回のグッドデザイン賞はこれだな。ぞうさん?ぞうさんなの…?

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小高い丘の上に建つゲディミナス城はフニクラが故障中で上には登れず。

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その後、大聖堂へ。クリプト(地下礼拝堂)はツアーじゃないと入れないということで断念、となかなかタイミング合わず。今回はこんなんばっかだったなあ。

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その後、16世紀に創設されたヴィリニュス大学へ。現役で購買の書店として利用されている本屋と、キリスト教以前のリトアニアを描いた壁画に囲まれた哲学の間が素晴らしかった。お土産に、かなりレアだと思われるヴィリニュス大学Tシャツを購入。

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聖アンナ教会と聖ベルナルディン教会はさまざまな種類の煉瓦を使って造られたというフランボワイヤン様式が美しい。内部もウッディ。手前のニットの木は、リトアニアのガイドブックにはたいてい写ってる人気者だ。ここ以外でもたまに街路樹にニットを着せているのを見かけたが、どうせなら街路樹全部に着せればいいのに。パッチワークがたまらなく愛らしい。

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ロシア正教会へ行き、雨宿り。正教会系はだいたい撮影禁止なので写真はなし。イコンのはめこまれた祭壇はどことなく密教の寺っぽくもあり、カトリックの教会よりも親しみが持てる気がする。

その後、ひとりで市庁舎前にある現代美術センターへ。ライブラリも併設されていてとっても素敵だった。今回は映像作品中心で10本近く同時に上映してたのではないかな。平日夜だというのに結構若い人たちが集まっていた。

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この日のディナーはTripAdviserを信じて「KITCHEN」へ。若者に人気のカジュアルなお店だったけど評判通り料理はどれも美味しかったよ。
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