Beginner’s Beer Salon vol. 3

ビギナーズビアサロン第3回。
今回はフランスビールということでBiere de gardeを学ぶ。フランスも北緯50度のワインベルト以北はビールの生産が盛んなのだそうだ。出典はさだかではないが600ほどのMicrobrasserie(マイクロブルワリー)があるようだ。
Biere de gardeはビールを醸造した後、一定期間低温で熟成させた後に出荷される。これは、冷蔵設備がなかった時代、春先までにビールをつくって貯蔵(garde)し、夏から秋にかけて飲んでいたことに由来しているとのこと。

ミレーの「晩鐘」が描かれているAngelusは初めて飲んだが、コリアンダーなども入っていて爽やかで飲みやすいビール。
Brasserie Lepersは1905年〜フランス北部の現存するブルワリーの中でも屈指の歴史を誇る老舗。
出典:http://www.langelus.fr/
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つづいてさくらんぼの風味のARDWEN。時間がたったほうが香りが立って美味しい。アルデンヌは20世紀初頭には230もの醸造所があったらしいのだが世界大戦のドイツ占領によって銅が没収され、壊滅的な状況になり1946年には21にまで減少。この醸造所はアルデンヌの伝統を継承して作っているらしい。
ARDWEN:http://www.ardwen.fr/

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AnostekeというIPAが、今日飲んだなかでは一番好み、というか今っぽい。IPAということもあるがカルフォルニアのびーるみたいな印象。
Brasserie du Pays Flamandという2006年にできたばかりの新しいブルワリーで、Biere de gardeだけでなく、IPAなどにも果敢に挑戦しているとのこと。一時期はカナダで生産していたらしい。
出典:http://www.brasserie-du-pays-flamand.com/

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