このところ、自転車通勤で都心のビル街を通るのだが
大きなビルヂングには必ずといっていいほどよくわからないモニュメントが建っているので
最近はそれをiPhoneにおさめるのを日課にしている。
港区某所に「発明会館」という、どういうアレで成り立っているのかよくわからない施設があって
そこのエントランスに鍵をモチーフにしたモニュメントが置かれている。
何の気なしに撮影したのだが、あとになって見なおしていると、
鍵のモチーフの周りにラテン語らしきアルファベットが刻まれている。
最近はGoogle翻訳でもラテン語翻訳ができるから便利なのだが
これをこのままGoogle先生に食わせても正解は出てこないので
いくつかのキーになる単語で検索してみるとキリスト教系のサイトに
原文の引用があった。
et quodcumque solveris super terram, erit solutum et in caelis.
また、すべて汝が地上にて解かんところは天にても解かるべし。
「マテオ聖福音書」の一節らしい。
われ、なお天国の鍵を汝に与えん、すべて汝が地上にてつながんところは天にてもつながるべし
という文章に続くもので、鍵のモチーフはモニュメントには刻まれていない
前段の文章に登場している。マニアック!
そしてこの鍵は「天国の扉を開く鍵」らしいが、
発明ってもっと地に足のついたものじゃなかったのか???
ちなみにどちらが正解かわからないが、原文は「CAELIS=天国」に対して、
モニュメントのほうは「COELIS=天」というスペルになっているがニュアンスの違いはわからない。