hospital life 5

経過は順調で、視力の回復にはかなり時間を要するので
今日明日で視力が戻らなくても心配ないとのことで
少し安心する。
大学病院ってのは面白いところで
学校と企業がほんとに半分ずつなんだなあというかんじがする。
病院のHPなんかを見ると「患者さまの笑顔のために」とかなんとか書いてあって
CS第一!ってかんじ。
看護師さんの仕事ぶりなんかは本当に涙が出るほど献身的で素晴らしくて
ホテル並みのサービスなんだが、これが事務方になると
一変して、なんだが学校の事務所のような「上から目線」になる。
整理券を出せばいいのに入院患者を出入り口近くの寒い場所に平気で並ばせるし
書類の不備があるといって容赦なく「もう一回来てください」と言われる。
ようやく書類が通ったと思ったら、事務のおっさんに
「ごくろうさま」とか言われたりする。
せ、せめて「お疲れ様です」だろ!と
なかなか来ない各駅停車のエレベーターを待ちに待って
8階から1階を2往復した患者は怒るわけである。(あたしのことだけど。)
あと主治医たちも教授クラスの先生に診せるときは
「教授に診ていただくので・・・」という言い方をする。
基本、身内なんだから敬語を使うのはおかしくないか?
企業だったら「上席の者が拝見します」ってところだが
まあ、そこまで求めないけどさ。
午後、ゐさんとゆさんがお見舞いに来てくれる。
他愛のない話をしてげらげら笑って、かなりすっきり。
やっぱりこういうとき嬉しいものだなあ。
内科系で入院していると、お見舞いの人と話をするのも大変だろうが
わたしは左目がぼんやりしているだけで体は元気なので
そのへんは全く問題ない。
夜はI氏がおいしいデリを買ってきてくれたので
病院食は食べずに、そっちを食べた。
デザートのPAULのアップルパイが美味しかった。