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  • must have

    この冬のマストハブ!の「must have」というのはどう考えても日本語だと思うのだが
    それはそうとセールの時期だというのに購買意欲が1ピクセルも動かないというのは
    進化なのか退化なのかよくわからないと思う今日この頃。

    「居心地のよいおうちと~、着心地のよい服と~(もちろんコットン100%)、
    お気に入りの雑貨があれば幸せ(ハート)」
    なんつって、人々はみんなナチュラル系になっていくのでしょうか。
    モードはどこに行った。(わたしも見失っている)

    断捨離や、昭和の団地や古い家を改造して自分らしく暮らす、という特集が
    昨今ものすごく流行っているのも、景気と連動してのことなのだろう。

    しかし古い家をリノベーションして住んだりとか
    質の良い古道具を揃えようというのももうサブカルみたいな域の話になってきてしまって
    そもそも資金と根性、両方ないとできない。

    ところで、断捨離(だんしゃり)という音を聞くたびに
    「仏舎利」を彷彿としてパゴダが浮かんでくるのは私だけですか。

  • naoshima 2

    朝一番で地中美術館へ。
    混んでるし、印象派はあまり好きではないし、どうかなあと思っていたが、結果行ってよかった。
    安藤忠雄の建築も素晴らしいし、モネの睡蓮を飾るためだけの白い、明るい部屋も素晴らしいし、
    なにより、タレルの青い部屋は感覚が解放されるような上も下もなくなるような不思議な感覚になる作品だった。

    美術館につづく道は、南フランスのような睡蓮の池が。

    その後は、直島の町をぶらぶらしつつ、家プロジェクトをいくつか見る。
    作品ももちろんよいのだけど、古い町並みが残る島の風景がよい。
    ぽつりぽつりと、若い人たちが出している店もある。
    一般のお宅の玄関も、どことなく「アートなかんじ」になっているのが微笑ましい。


    護王神社
    杉本博司/Appropriate Proportion


    大竹伸朗/歯医者

    谷根千もそうだけど、町自体に魅力があったのに長いこと気づかれなかったようなところも、
    外から評価されて、その町が好きになって若い人が入ってくると町は老人も含めとても元気になっていく。
    今まで汚いままにしてあったところも綺麗になる。
    若い人のほうが、外から認められたいという認知志向が強いからだろうか。
    新しいコトはするけど、今あるモノは大事にする傾向も中高年よりも強いと思う。

    日本にはこういうところがまだまだたくさんあるのだと思う。
    呼び水さえうまく入れられれば観光立国になるのも夢ではないと思うのだ。
    まずは国内で褒め合えばいいんじゃないの。

    勉強不足でまわりきれなかったので、また行きたい。
    ちなみに直島はバスと船と、美術作品の公開ステータス
    (公開時間と、整理券の要不要、予約の要不要など)がキモです。
    これを把握してないと今度は時間をもてあましてしまう。
    まあ、最初は全部回ろうとしないことだ。意外と広い。

    夕方、高速艇で高松へ。

  • okayama 5

    2010年5月2日

    ゆっくりと朝ごはんを食べて、記念撮影もして犬と遊んでから出発。

    閑谷学校(しずたにがっこう)
    江戸時代に建てられた、岡山藩直営の庶民教育のための学校で
    学校建築としては唯一の国宝だそうだ。
    まだ開門前でなかには入れなかったのだが、新緑が美しかった。

    ここ岡山は備前焼で有名。
    叔父の家も合併で備前市になったらしい。
    伊部(いんべ)という町が釜がたくさんあるところだというので
    焼物好きなI氏のリクエストで立ち寄ってもらう。
    古い町並みがかなり残っていいて、そこここに登り窯の看板がある。
    焼き物を売る店も多い。時間があったらゆっくりまわりたかったな。

    ちょっと面白い神社があるというので、立ち寄ったのは
    天津神社。街道沿いにぽつんと鳥居が建っている
    こぢんまりとした神社なのだが、縁起を見ると16世紀からある由緒正しい社らしい。

    さすが備前焼の町で、狛犬、階段の両脇には備前焼のかわいい燈籠、
    榊を活けてある花瓶や、瓦、十二支の置物など
    よく見ると全部、備前焼なのだった。

    そこからさらに宝伝港へ。
    ここから犬島に渡る。
    なんとものんびりとした港町で、海も、海水浴ができるような砂浜がある。
    海苔を採るためのボートが船着場に無造作につながれていたりして長閑だ。
    しかし、ここのご老人たちはずいぶん元気で、
    老人クラブが駐車場の運営をしているらしく、おばあちゃんが駆けまわって
    車の誘導をしていた。孫くらいの子供も手伝っていたりして
    福祉の仕事をしている叔母は、いい取り組みだ~と感動していた。

    「新婚旅行のじゃましたら悪い」という叔父と叔母を無理やり(?)連行して
    一緒にフェリーに。GWだからか、かなりの乗客数だった。
    聞けば、数日前にNHKで直島と犬島の特集をしたのだとか。
    観光客でごった返していたらどうしようと心配しつつ
    いざ、憧れの犬島へ。

  • okayama 4

    夕景の高松城跡 附水攻築堤跡。
    特に何があるわけでもないのだが
    水辺で、古い蔵のような資料館があって、
    良い気が流れているようなところだった。

    伏見稲荷、豊川稲荷と並ぶ三大稲荷のひとつ、最上稲荷をお参り。
    ここの仁王門というのがちょっと変わっている。
    焼失して昭和33年に建て替えられたのだそうだが 、インド様式でパゴダのよう。
    仁王といいつつ、左右には狐が入っていて、なんだか不思議な建築物であった。

    叔父の家は古民家で、犬を二匹飼っている。
    エリカはちょっと精神的に病んでいる甲斐犬で、
    クリは要領のいい柴犬。二匹ともかわいい。

    晩は、薪ストーブを炊いたり、薪でお風呂を沸かしたりと
    古民家一日体験を満喫する。わたしは見ているだけだったが。
    台所の竈も、目地の細かなタイルがすごく可愛いのであった。

    部屋に大きな蛾が一匹舞い込んできたのだが
    叔父は「あ!モスラちゃんや!」と言いつつ追い掛け回したものの捕獲に失敗。
    「しかしな、よくみると目がつぶらでカワイイで。」ということで
    一晩ご一緒することになった。ある時を境に気配を消したのだが
    一体、どこに潜んでいたのだろうか。

  • okayama 3

    鬼城山(鬼ノ城)

    おにしろやま、きのじょうざん、と読む。

    総社市にある国指定の史跡で、東アジアが戦争しまくっていた7世紀、
    新羅とか百済とか高句麗とか(なつかしい!)、あの頃の古代遺跡が復元されている。
    もちろん、本物の築城の跡も見られる。
    現在復元されているのは、なんというか山の上に建ったコテージみたいなかんじで
    日本の名城百選のうちのひとつらしいのだが迫力もなにもない。
    ただ、壁にはりつけられた盾だかお守りだかの模様が
    ずいぶんとエキゾチックで、中央アジアのもののようにも見えた。

    いくつかの散策ルートがあったので、一番見所の多そうなコースを選んでスタート。
    これがなかなか侮れない山道で、底がつるつるの、やる気のない靴で
    歩き始めてしまったら、何度か怖い思いをした。

    ところどころ、本気の崖があり、大きな岩が山からせり出している。
    垂直に石が組まれているところがところどころあり、
    それが要塞のあとなのだろう。東西南北の門の跡もあった。
    叔父が崖を指さして
    「その岩のさきっぽのところで、ふたりでタイタニックみたいなポーズして」
    というポージング指導が…む、むり…。
    一番楽しそうにポーズを決めまくっていたのは叔父であった。

    山には山桜や躑躅、見慣れない草花がたくさん咲いている。
    一所懸命名前を覚えたのだが、すぐに忘れてしまう。
    (アオダマなんとかと、なんとかウンゼンツツジだったかな。)
    躑躅がこんなに山に自生するというのを知らなかったので
    山肌がマゼンダに染まるのを初めて見たのだった。
    あとは羊歯の茂みからゼンマイもくるくる。
    登山して写真を撮るというややシニアな趣味は解せないと思っていたが、
    なるほど、季節によって小さな発見があって面白いものなのだな。

  • okayama 2

    5月1日

    吉備津神社をあとにし、昼食に大盛りのうどんをいただき
    吉備路風土記の丘へむかう。
    HPによると
    「岡山市西部から総社市にかけて地域は、2-3世紀に大和朝廷に匹敵する勢力を誇った古代吉備王国の中心であった。仁徳・応神・履中天皇陵に次いで全国第4位の規模を持つ前方後円墳、造山古墳。少し西には、こうもり塚古墳や備中国分寺がある。そして、その周囲には、桃太郎伝説に秘められた、吉備津神社、鬼ノ城、矢くいの宮、鯉くい神社、血吸川、赤浜 など数多くの神社、地名、史跡が存在する。」
    とのことで歴史が深い。
    http://www2a.biglobe.ne.jp/~marusan/phsojyashiyamatetiku1.html

    近所の造山古墳にも訪れてみたのだが、ほそい溝を一本隔てて
    農家の方々が農作業をしており、暮らしの中の古墳なのであった。
    むしろ、ただの小山?というかんじですらあった。

    備中国分寺のまわりでは、家族がレンゲ畑でピクニックをしていたり
    子どもが用水路に入ってザリガニをとっていたりと、なんとものんびりした雰囲気。
    観光客も少ない。
    ただ、空気はなんともいえず清浄で、熊野の大齋原を思い出させた。

    特別公開されていた五重塔内部は、霊獣(馬、象、孔雀、伽流羅)に乗った仏像が
    四方を向いて安置されており、その派手さはまさにインドなかんじである。

  • tokyo-okayama

    2010年5月1日

    7時発の新幹線で岡山へ。
    叔父がセカンドハウスに古民家(!)を買って改装しながら住んでいるというので
    遊びにいくことに。

    駅まで叔父と叔母に車で迎えに来てもらって、岡山駅からスタート。
    駅前広場には、やはり桃太郎がいるのであった。

    岡山駅の目抜き通りには路面電車が走っていて
    なんだかのんびりしたかんじだ。
    路面電車の駅名も寺の名前などがあって、その土地の古さを感じさせる。

    ■ 吉備津神社

    ここはいつ創建されたのかさだかではないくらい昔からある神社らしく、
    吉備津神社のオフィシャルサイトを見ても「よくわからない」と書いてある。
    国宝の本殿は京都の八坂神社に次ぐ大建築なのだとか。

    長い木造の階廊と牡丹が美しい。

    また、ここは「鳴釜神事」というのが有名だそうだ。
    大きな釜にお米をいれると、大釜がうわんうわんと共鳴して
    その音で占うのだとか。

    撮影不可だったので、詳細はHPを見ていただくとして
    薄暗い部屋に、大釜が火にかけられて蒸気を出し
    そこになぜか割烹着のおばちゃんが正座していて
    鳴釜神事について神妙に説明してくれるのが印象的であった・・・

    http://www.kibitujinja.com/narukamashinji.html