go as people go

そんななか江國香織『きらきらひかる』(新潮文庫)読了。
江國の長編の登場人物は普通じゃない人が多い…と思うが
(ゲイの夫とアル中の妻とか、妙にべったりしている変な家族とか
流れ者の母と娘とか…)江國の視点がわりと旧世代的な
倫理道徳的な視点に据えられているような気がして
登場人物の「普通じゃなさ」が際立ちすぎている印象も否めない。
境遇や性癖だけが一人歩きしているというか…
このへんが「普通じゃないのがデフォルト」な川上弘美との違いだ。
レトリックの部分では共通点が多く、読みやすいので好きなのだが。
堀江敏幸の『おぱらばん』は、あの怜悧な日本語を
しっかりと読み込む気力が足りず一時中断。(短編集だし)