特別展「毒」、鷹の爪団を使って柔らかい印象にしているものの科博研究員さんたち渾身のパネルと標本と模型中心の真面目な展示だった。キャッチーでミステリアスなポスターが期待させる内容よりは幾分(かなり)真面目な内容かも。シュミット指数が紹介されてるのは笑ったが。世界の有毒植物や毒の種類などは創作の糧になるかもしれない。什器はポップで可愛かった。最後に研究員さんたちのパネルがあるのだが「野生のきのこを食べてあたったことはないが、闇鍋で食中毒になったことはある」というコメントがかわいそうすぎる。
閉館直前の日本館を愛でて退出。
夕暮れに博物館を出たら噴水広場でなにやら点灯式が行われていた。次世代エネルギー関係の光のイベントらしく石井幹子さんプロデュースだというので期待して点灯まで待っていたのだが、極彩色の照明やらレーザーなどの演出は昭和のディスコみたいでややがっかり。もう少し幽玄なオーダーはできなかったのだろうか。ハンガリー?の駐日大使の「芸術は主観的で一時的なもの、科学は客観的で普遍的なものというイメージがあるが実はその境界は曖昧だ」というスピーチはとても良かった。
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