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  • naoshima 1

    犬島から高速艇で直島へ。
    叔父と叔母に見送られたのだが、手を振る人がどんどん小さくなって、
    陸はどんどん離れて行く風景というのは
    なんだか新鮮かつ切ないものであった。
    なんだこのノスタルジー。インプリンティング?

    直島へは30分くらいだっただろうか、鄙びた港を想像していたら
    港がガラス張りの近代的な建物でびっくりする。
    港のまわりは芝生の公園になっていて、オサレなベンチや
    草間弥生のかぼちゃ(赤)の作品。
    こどもが登ったりしていて、ほのぼのした。

    バスに乗って宿にむかう。
    一方通行の細い道を、幅いっぱいのバスがのろのろと進む。
    GWだからか、先日のテレビの影響か、細い路地には観光客が多い。
    香川の小さな島が現代美術でずいぶん成功したんだなあと思う。

    今回泊まるのはベネッセハウスの「ミュージアム」という棟。
    まさに美術館の中に部屋がある。
    作品を横目にみながら、privateの看板がたつ廊下にひょいと入ると
    すぐに客室なのだった。
    部屋数が少ないのにGW直前で偶然空いていたのだった。
    直前でキャンセルが出たのかもしれない。

    ベネッセハウスは、ミュージアムのほかにパーク、ビーチ、オーバルなどの棟に分かれており、
    それぞれに美術作品が置かれている。
    オーバルは宿泊客しか入れず、専用のモノレールで移動するという凝った作りなのだった。

    コレクションに関しては、ひと昔前というかんじはあるものの、
    箱が大きくかなりゆったりと配置されていて
    そのへんの県立の現代美術館などよりはよっぽど立派だ。

    広い敷地内を移動して作品をぶらぶらみていると、あっという間に時間がたってしまう。
    しかしそのまま美術館の中で眠れるという余裕は、優越感があってなかなかいい。

    海にある草間弥生のかぼちゃ(黄)は、やっぱり存在感があった。
    まるで広告のような写真になってしまったが。

    一般客が出たあとの、ひっそりとした美術館で
    杉本博司の写真作品がほぼ貸し切り状態で見られたのが嬉しい。