Poland-England: Krakow-Nottingham

ポーランド9日目、イギリス 1日目。

夏時間が終わり、時計が1時間戻る。生まれて初めて時間の切り替えに立ち会った気がする。クラコフの市電は券売機が止まっていたようで、諸々ロスが多そうだ。

本日は移動日。母は早朝にチェコへ。わたしはイギリスへ。クラコフからPKPでワルシャワへ。往路の倍くらいするチケットを買ったのだが、座席も新幹線みたいで充電もできるしコーヒーのサービスまである。しかし所要時間はさぼど変わらず。
西駅で空港へ行く在来線に乗り換え。
東京の品川・東京・上野と同じく、ワルシャワにも西駅・中央駅・東駅がありどこで降りてもいいようだ。ちなみに駅名はワルシャワザホードニャ・ワルシャワセントラルナ、ワルシャワウショードニャなので知らないと無理。

ワルシャワからロンドンヒースローへ。日本出国時もパスポートを機械に読み取らせるだけで通過できたので驚いていたのだが英国も同じシステムを採用していて、かの悪名高いUK Borderをものの5分で通過できたので驚いた。荷物の受け取りを含めても20分ほど。いろいろ改善されている。

ヒースローのバスターミナルから高速バスで3時間ほどでノッティンガムへ。コーチステーションまできりんちゃんとレオが迎えにきてくれた。嬉しい。

駅から歩いて閑静な住宅地にあるおうちに行くと、レオがイタリア食材をふんだんに…それはもうふんだんに使ったお夜食とビールを用意してくれていてありがたい。3人でおしゃべりしつつ深夜まで。
ステキなお部屋まで用意してくれてありがたいことです。

Poland: Krakow 5

ポーランド8日目。

翌日は朝から移動なので実質ポーランド最終日。
午前中は旧市街をぐるりと取り囲む緑地帯を散歩しつつ中央西側にあるヤギエヴォ大学の博物館へ。木製の天球儀や革の装丁の古い本が詰まった書棚などにロマンを感じるのは稲垣足穂の影響かしらん。そこから聖アン教会、キリストの変容教会など見つつ北側のバルバカンへ。そこから城壁をくぐるともうすぐにクラコフの中央駅がある。

母と駅で待ち合わせてからバスで30分ほど南下し、ヴィエリチカ岩塩坑へ。
事前にオンラインチケットを買ったものの15分ほど遅刻してしまって焦ったが、うまいことグループに入れてもらえた。ここは40人ほどのグループでガイド同伴でないと見学不可(迷うと出られないからと思われる)。
最初に階段で100mほど下り、その後は岩塩坑のなかを延々と歩く。ところどころに、過去にここを訪れた著名人(コペルニクスやゲーテ!)の塩の像が置かれている。
客をいじるタイプの愉快なガイドさんに必死で付いて行きつつ3キロほど歩き、終わった頃にはヘトヘトに。それでもやはり見どころの塩の教会は圧巻だった。
ヴィエリチカ岩塩坑の創業は1044年。世界最古、老舗中の老舗の企業で、13世紀にキンガというハンガリーからポーランドに嫁いできたお妃様がハンガリーで捨てたはずの指輪がここで見つかったことから本格的な開発が始まり、結果的に巨大な岩塩の鉱床が発見されてポーランドに莫大な富をもたらしたらしい(詳しくはwikiで)。「ヴィエリチカとボフニアの王立岩塩坑群」は世界遺産最初期に登録された12の遺産のうちのひとつ。

夜はクラコフ駅ビル内で。ポーランドに数店舗展開しているSPHINXという中東料理屋さんでごはん。コフタやファラフェルが美味しい。

Poland: Krakow 4

ポーランド7日目

昨日まったりしすぎたのと明日は遠出をするので今日は詰め込み気味で動く。
母はアウシュビッツに行ったが、私はカトリック関係を中心に周ることにしたので本日も別行動。

まずはアパートのすぐ近くにある自然史博物館・Muzeum Przyrodnicze Instytutu Systematyki i Ewolucji Zwierząt PANへ。剥製がごちゃっと飾られているのだが、花やしき的なツクリモノ感が素敵。二階ではちょっとした爬虫類や魚類も飼育しているが客は私ひとりだった。

その後、道を間違えてなりゆきで城に入ってしまったので母に勧められたヴァヴェル大聖堂へ。色んな様式をポコポコくっつけたような外観が面白い。中は撮影禁止。

旧市街に戻りカトリックの宗教美術を集めたMuzeum Archidiecezjalne w Krakowieへ。クラコフ大司教区博物館とでも訳せばいいのだろうか。逸品を集めたというよりは、蒐集家の趣味が色濃く出ているような。現代の絵画、彫刻も蒐集されている。

先日コンサートに行った聖ペテロ聖パウロ教会、聖フランチェスコ教会を参拝したのち、地質学博物館へ。
聖フランチェスコの裏路地にひっそりとあってドアも閉まっている。博物館といっても小さな部屋ひとつで、中に入ると岡崎体育みたいなお兄さんがドローンを修理していて面食らったのだけど(明日までに修理しないといけないらしい)、手を止めて全ての展示物、お気に入りの鉱石や地図にある実家の位置まで教えてくれた(笑)
ドローン、ちゃんと飛ぶといいですね。

トラムに乗り北側にある墓地へ。ワルシャワよりも新しく彫刻は少なめ。それでもやはり欧州の墓地は墓碑が個性的で良い。

ふたたびトラムで南下、カジミェシュでピエロギとビール。ピエロギはラムとローズマリーにしてみた。10個入っていてお腹いっぱいになる。

スタラ・シナゴーグ(今はもう博物館になっている)、その近くのノーマークだったコーパスクリスティ大聖堂(聖体大聖堂?)へ。とても立派で驚く。

予定に入っていなかった民俗博物館が近いことがわかり立ち寄ってみると、伝統的な暮らしの紹介や民族衣装、祭事に使う道具の展示など大変充実していて(そしてなにもかもかわいい)興味深い。
どこの国にもなまはげ的なものはいるんだなと。こんなん出てきたら泣く。

動きすぎたのでDietla通りのColumbus Coffeeでぐったり。スタバやCOSTAよりゆったりしていて居心地が良い。
母と合流してカジミェシュへ。金曜夜だからか人出が多く、2軒もフラれてしまった。結局ベトナム料理へ。久々に出汁の効いた味でほっとする。

Poland: Krakow 2

ポーランド5日目

朝から濃い霧が出ているクラコフは異世界感がすごい。霧が晴れる前に旧市街を撮影しようと意気揚々と出てきたが街は準備中で旧市街の中にも清掃車や搬入の車が入っている。あまり早く来てもだめみたいだ。まずは近世絵画のギャラリーへ。ポーランドの美術館では幼稚園児たちのグループをよく見かける。なかなかにえぐい絵をお姉さんの解説付きで見ていて面白いなあと思う。

その後、クラコフ地下博物館へ。まさにダンジョン。
旧市街の真ん中で遺跡が発掘されてしまって随分と再整備に時間がかかったようだ。汐留みたいですね。

そこでクラコフの薬局についてのビデオが流れていたので、もしや最古の薬局があるのでは?と調べたところ、旧市街に薬局博物館なるものが。レビューもないし、どうかなあと思ったのですがここが大当たりだった。魔女の部屋みたいな地下室から近代の美しい調剤用具、薬棚、瓶、ラベルのコレクション、最高。

その後、Karmaというオシャレカフェでランチ。ほうれん草のキッシュにくるみが入っていたりしてちょっと凝ってる。

広場に戻り、シティホールの時計台に死ぬ思いで登ったものの最上階からはほぼ外が見えず。一方、ドラゴンの洞窟に行った母は200段の階段を下ったものの「ただの穴だった」と憤慨していた。何の成果も得られない母娘…
気を取り直して聖マリア教会を拝観。中央の祭壇が修復中だったのは残念だが、荘厳、というよりもはやキッチュさを感じる絢爛豪華な内装。キリスト教も仏教も宗教美術は行くところまで行くと重なるところがあるなと思う。

そういえば、先日中央駅からホテルまでの経路検索をしたもののタクシーしか出てこなかったのだが、そんなわけない。ワルシャワの交通機関は楽勝だったので気を抜いていたら、なんと、クラコフではGoogleMapと連携していないのだった。50分乗換券を買い、とりあえず来たトラムに乗っては変なところに連れて行かれ戻りを繰り返しつつ諸々理解して3番トラムに乗れば中央駅に行けることがわかった。路線図とGoogleマップを交互に見ながらおっかなびっくりトラムに乗るなんて、5年前までは普通だったんですけど、今となってはつらい。

夜は聖ペテロ聖パウロ教会で室内楽のコンサート。みっちり1時間上演で60ズロチ(1800円ほど)。どれも私でも知っている嬉しい選曲だった。
教会を出ると深い霧。幻想的。

教会近くのCzarna Kaczkaで晩ごはん。きのうのフードツアーが役に立ち、美味しいきのこスープとポテトパンケーキ+グラーシュ(シチュー)にありつけた。

Poland: Warszawa-Krakow

ポーランド4日目

朝はKrasińskich庭園を散歩。暖かいけれど紅葉も終わりかけで晩秋の趣。その後、文化科学宮殿をチラ見してNEROで珈琲を飲み(こんな立派な建物なのに中はジョボい) ワルシャワはこれにて終了。本日から古都クラコフへ。

ワルシャワ中央駅は近未来感がすごい。こういう建築とか、ギラギラした建物のライトアップとか、ちょっと懐かしい感じ。予約してた列車番号が掲示板のものと違うので慌てて案内所で聞いたら「同じ列車よ!心配しないで!」って言われたけど、普通は心配しますよね!?
列車は二等車だけどコンパートメントは三列のみで快適。5分遅れで発車し、20分遅れで到着。謎。

クラコフ、中央駅周辺から古い街並みが現れて期待が高まる。
ホテルはDietla通りにあるモダンな内装アパートメントタイプだがエレベーターなしの4階。学生の頃に泊まったパリの北駅のホテルを思い出した。泣ける。

着いてすぐにユダヤ人街カジミェシュの現地フードツアーに参加。英国、デンマーク、イタリア、日本という多国籍チームでしたが、みんなとても良い人たちで楽しかった。クラコフ生まれのナイスガイにレシピ、歴史、家庭料理の内容まで懇切丁寧に解説してもらいつつ5軒梯子するという夢のようなツアー。ウォッカ、クラフトビール付き。