バルト三国のおもひで、エストニア編その4。丘の下、市庁舎があるあたりは独立した行政区だったようで、こちらはこちらで栄えている。市庁舎前で中世からやっている「市議会薬局」では、失恋に効く薬も売っているらしい。名物ときいていた薬草酒は買えなかった。中はちょっとした薬学の博物館になっていていかにも魔術的な標本やら試薬瓶やら薬草の絵やら飾ってあって楽しい。欧州らしく、薬局のマークは蛇+盃の「ヒュギエイアの杯」。これが病院だと蛇+杖で「アスクレピオスの杖」になるよ。テストに出ます。
中世のタリンを映像で紹介する見世物小屋の客引きがいいかんじ。このペスト医師が押していたオルゴール車のようなオブジェがスチームパンク風味で素敵だった。どんな悪夢を見せてくれるのかしら。あまりに胡散くさかったので入らなかったが、今思えばネタとして行っておいてもよかったな。