Koriyama-Sendai

タクシーで郡山の開成山公園へ。もう盛りは過ぎてしまったものの、まだまだソメイヨシノが残っている。有名な源平餅をいただく。赤福のなかに小さな紅白の餅が入っているかんじ。合掌造りの珍しい神社もお参りする。帰りのタクシーの運転手さんがめちゃめちゃおもしろい人だった。最近は郡山のタクシー会社でもUber導入してるんだな。

その後、仙台に向かう途中、ふっと気づくと米沢に。新幹線の乗るべき車両を間違えて山形新幹線に乗ってしまったのだった。しかも、山形新幹線といえば在来線の上を走っている。運悪く、在来が小動物をはねて遅れているというアナウンスが。もう仙台のライブは間に合わないかと諦めかけたが、なんとか新幹線が在来を追い抜かして10分遅れで到着。福島での乗り換えがうまくいって、当初の到着予定時刻に仙台に着く。駅のロッカーに荷物を詰め込んで、強歩選手なみにむきむき商店街を歩き、なんと開演5分前にennに滑り込めた。こんなことってあるんだなあ。。。

楽しいライブのあとは、のだやさんから教えていただいたしまうま酒場nicoさんへ。日本酒もお食事も最高に美味しくて、同行のOさんBさんも大喜び。

その後、夜のいろは横丁や国分町界隈を徘徊して、1時すぎに帰宅。前日ホテルの騒音であまり良く眠れなかったせいか爆睡する。

Museum of Natural History

7月末に仙台に行った時に、ジョジョ展に行けずにうちひしがれて訪れた
東北大学理学部の自然史標本館がこぢんまりしていてとても良かった。

「萩丸」という、東北大学と一ノ蔵がコラボで造った日本酒を
生協で買ってきた。

Matsushima-Sendai

翌日はぎりぎりまでどこに行こうか迷ったものの
とりあえず新幹線で仙台まで出てから構内のロッカーに荷物を預け
ローカル線で松島へ。

松島駅から海までは2kmほど離れていて
炎天下のなかとぼとぼ歩いて海岸へむかう。まずは五大堂へ。
すかし橋と呼ばれる格子状の橋(もちろん下は海)や
美しい彫刻が施されたお堂を見る。

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その後、ちょうど遊覧船が5分後に出るというので
嵯峨渓を1時間40分かけてめぐるコースの舟に乗ってみた。
同乗者は茨城からきた男子学生さんたちで元気がよい。
舟は結構なスピードで外松島にむけて走り、カモメが
えびせんを目掛けて猛追してくる。

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松島の島々は震災でかたちが変わってしまったものが少なからずあるようだ。
以前の形ではないかもしれないが、波や地震で刻々とかたちを変えて
今のようになっていったのであろうから諦めるしかない。
行きはデッキで美しいリアス式の海岸を堪能し、
帰りは船室でまったりした。

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船を降りてから国宝の瑞巌寺へ。
右手に苔むした岩肌に掘られた石佛が並びカタコンベのような不思議な雰囲気であった。
オーストラリアのケアンズにあるパロネラ邸にちょっと雰囲気が似ている。

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後に聞いた話によるとこの石佛は越後関山神社や日光にしかない珍しい事例なんだそうだ。
本堂はあいにく工事中でたいしたものは見られなかったが、庫裏の瓦屋根と
最近復元された瑞鳳殿は見事だった。漆塗りで日光東照宮を彷彿とさせる彫刻で飾られている。
つい3週間前くらいに県の重文から国の重文に昇格したらしい。
(なぜか写真撮影禁止なのが不思議である)

そんなこんなで観光しているうちに昼ごはんを食べそびれてしまう。
牡蠣飯なんかも魅力的だったのだがシーズンではないし
とはいえせっかく三陸に来たのだから、と思い通りがかったなかで一番
お値段がしっかりしていた「寿司幸」さんへ。ウニ、イクラ、マグロの三色丼をいただく。
先客のおばやんふたりの会話が面白すぎて、大将は笑いを堪えながら魚を捌いていた。
お腹もくちくなったところで東北線仙台に戻ろうとするものの
踏切で車が立ち往生しているとかで電車は30分以上遅れた。

仙台では壱弐参(いろは)横丁やら文化横丁でカメラ女子らしく写真を撮り
(モノクロで撮っていると、みんな森山大道みたいになってしまうので
カメラ女子からは程遠いのであるが)
仙台支社に立ち寄って新しいオフィスに陣中見舞いを届け、
菅原酒店さんでビールを飲み、壱弐参横丁のかわいいお店で軽く食事をして終電で帰京。
なんかいろいろ安くて感動する。。。

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2泊3日の短い間であったが、移動時間が短いぶん滞在時間がしっかり確保できるので、じっくり旅行した気分になれる。
数年前まで海外ばかり目がいっていたがコーカサスとチェコに行ってすっかり満足してしまい、
最近は「いかに短時間で旅行気分を満喫するか」がキモになってきた。
東北を重点的に旅行するのもいいのかもしれないな。

Hiraizumi 2

9月19日。

Motsuji Temple

オオフジツボが奉納演奏をするとのこと、境内で聴けるかもということで朝イチで毛越寺へ。
本来なら外から聴くはずが、ご好意で本堂の中に入れていただいた。
3曲演奏されたのだが、天井が高く、本当に美しく響いていて泣けた。
その後、サポーターofサポーターのSさんHさんと一緒に毛越寺をひとまわりする。

Motsuji Temple Garden

毛越寺は本堂も比較的新しく、池を中心にがらんとした印象なのだが
その遺構をみてみると、かつてはディズニーランドのような
かんじだったのではないかと思う。
広い敷地にいくつもの塔や鐘楼、お堂があったようだ。
龍のかたちの船や、曲水と呼ばれる川遊びは近年復刻され
お祭の時に開催されているらしい。

敷地内をひとまわりした頃には、能舞台で六段の調が演奏されていた。

Motsuji Temple

わたしたちは一度駅で荷物をピックアップして
バスで達谷の窟へ向かう。

なんと、そこでも偶然オオフジツボや今回の主催者のバスキン・ジャパンの
スタッフの方々、そしてSさんHさんたちと再集合してしまった。
微妙に観光コースからもはずれたマニアックな場所なのに…。

Takkoku no Iwaya

オオフジツボの藤野さんイチオシの達谷の窟は
磨崖仏と崖をささえるようにお堂があり、なんともアジア的な
(チベットとかブータンにありそうな)神社であった。
バスの時間の関係でゆっくり見られなかったのが残念。

Takkoku no Iwaya

その後、バスで厳美渓に向かう。
バス停の前にある「ガラスパーク・サハラ」があまりにもカオスで
突っ込みどころ満載だったのだが今回は時間の関係で見送り。
稲庭まぼろしうどんが気になりすぎるよ。まぼろしうどん…
バス停の脇にあったひなびた「温泉神社」をお参りしてから厳美渓へ。

Glass Park Sahara

厳美渓は青緑の水に奇岩が林立していて美しい。雨なのが残念だったが
吊り橋は結構本気で怖かった。

バスで一関まで行き、帰りの新幹線まで時間があったので
一足早く仙台に出ることにした。

利久で牛たんづくしのランチをいただき、町をぶらぶらする。
仙台は都内の商店街にはもうあまり見かけなくなってしまった
布団屋さん、印鑑屋さん、硯屋さんなどがまだちゃんとある。
途中、商店街の店と軒を並べる小さな不動さまを見つけたのだが
奥に入っていくと中二階みたいなところが本堂になっていて
半地下と2階がある不思議なお寺であった。ここだけ台湾みたいだ。

Temple in the mole

仙台駅でお土産を買って帰路につく。
新幹線の構内に日本酒のバーがあるのがステキ。
しかし飲んでばっかりの旅行であったなー。

Sendai 2

作並から仙台にもどり、駅前からアーケード街をふらふらと散歩。
途中見つけた「いろは横丁」というのがとても面白かった。
間口の狭い居酒屋が100軒あまり軒を連ねていて
老舗から若い人がやっているカフェまでいろいろある。
時間が早かったのでまだ開いていない店も多かったのが残念。

Iroha Yokocho "Iroha Alley"
3本の路地が横丁していて、路地でつながっている。

Well
謎の井戸

仙台は東京よりも蒸し暑く、歩いているだけで汗だくになったので
「酒 タバコ 宝くじ」という不思議な看板を出している
菅原酒店という店の立ち飲みコーナーでビールをいただくことにする。

ずいぶん雰囲気のよい店で、一杯飲んで出るつもりが
マスターやお客さんたちと話すうちに
見たこともない日本酒(品評会に出すやつとか)を飲んだりして
ずいぶん満喫してしまった。

Sugawara Saketen as Standing Bar
徳島、三芳菊のお酒。ラベルがかわいい。

その日、B’zのライブが近くのスタジアムで開催されるという。
「これで成仏もしてもらえるかなあ」と皆が言うので「???」と思っていたのだが
その会場は今回の震災のご遺体安置所になっていたらしい。
「前回がサザンで、今回がB’zだったらきっともう大丈夫だろう」と。
本当に力のあるアーティストは、そうやって送ることができるのだなあ。
本人たちが口にしてしまうと途端に胡散臭くなってしまうような、あやうい事だが
今回の旅行で一番印象に残ったひとことだったかもしれない。

お店の人の勧めもあって、牛タンの店を急遽「閣」に変更。
早い時間に滑りこんで、たたき、塩焼き、おじやをいただいた。
5種類くらいしかメニューがないのだが、そのかわり丁寧に作っていて
とてもいいお味だった。

余力があったらいろは横丁にも行ってみたかったが
なにしろ昼から飲んでいたので撃沈。
翌日は平泉に行く。

Sendai 1

9月の最初の3連休は、仙台~平泉へ旅行に出かけた。

震災から半年、内陸でもまだ車窓からはブルーシートの乗った瓦、
仮設住宅が見える。
まだこんな状態なのに、東京から浮かれて旅行に行って
いいものかなあなどと思いつつも、観光で東北に行くのも
経済活動だよな、と納得させつつ仙台へ。

上野から、Maxやまびこで2時間とすこし。あっという間に仙台に着いてしまう。
駅の路線図も、海側はまだ塗りつぶされているところやバスが代行しているエリアが多い。

Sendai

今日の目的はニッカウヰスキー宮城峡蒸留所。
仙台から在来の仙山線快速で20分ほど、「作並」という駅で降りる。
仙台の人にとっては温泉地で有名な場所だそうだ。
電車の到着に合わせてシャトルバスが迎えに来てくれる。

宮城峡は、森の中にある蒸留所だ。
見学者の待合室で軽くオリエンを受けたあとに、15名くらいのグループで
工場内を回る。
工場というよりもサナトリウムのような雰囲気。

Sendai

ビートを感想させるキルン塔は今は使われていないらしいが
形がかわいらしい。

Sendai

タンクには注連縄が。創業者の竹鶴さんが造り酒屋だったこともあり
こんな風習が残っているとのこと。
ふつうは奇数なんだがこちらは4枚。あまりこだわりはないらしい。

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最後の貯蔵庫は、重い鉄の扉を開けると蒸せるような、スモーキーな芳香。
熟成の度合いによって、香りがチョコレートケーキのように
甘く深い香りになるのもテイスティングできる。

Sendai

さてさて、最後はお楽しみのテイスティングなのだが
宮城峡10年、鶴17年、アップルワイン(激甘)というラインナップ。
工場見学したあとだと美味しく感じる。
ニッカおすすめの水割りレシピ通りに作ってみたりしてしみじみといただく。

そして、メイン(?)の有料試飲コーナー。
通は無料試飲をすっとばしてでも、こちらに直行するそうだ。
一瞬、見落としてしまいそうなくらいひっそりと、お土産屋さんの奥にカウンターがあるのだが
このラインナップが素晴らしい。シングルカスクやシングルモルトも
ハーフショットでこのお値段。

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わたしはFruity&Richという、いちごやバナナのような香りがする
シングルカスクの12年熟成と、ミーハーにピュアモルトの竹鶴21年をいただいた。
I氏とふたりで6種類ほど試飲して昼間っからいい気分になる。(わきまえろ)

Sendai

たまたまI氏が「竹鶴氏が修行していたスコットランドの蒸留所の名前」を
カウンターの中のスタッフの人に尋ねたところ、中の人も思い出せず
常連と思しきウィスキーマニアの人も思い出せず、その場にいた全員がドハマリする。
結局、スタッフのマダムがHPをプリントアウトしてきてくださった。優しい。

そんな騒ぎがきっかけで、隣でおひとりでいらしていたお兄さんと話をしたら
なんとなんと、我が家から2kmほどのところにお住まいの人であった。
I氏の職場が近いこともあり、界隈の飲み屋の話で盛り上がり
帰りも途中まで一緒に帰ってきた。
いやはや、世間は狭いな。

なぜかこけし2体がお見送りしてくれる作並駅ホーム。

Sendai