作並から仙台にもどり、駅前からアーケード街をふらふらと散歩。
途中見つけた「いろは横丁」というのがとても面白かった。
間口の狭い居酒屋が100軒あまり軒を連ねていて
老舗から若い人がやっているカフェまでいろいろある。
時間が早かったのでまだ開いていない店も多かったのが残念。
仙台は東京よりも蒸し暑く、歩いているだけで汗だくになったので
「酒 タバコ 宝くじ」という不思議な看板を出している
菅原酒店という店の立ち飲みコーナーでビールをいただくことにする。
ずいぶん雰囲気のよい店で、一杯飲んで出るつもりが
マスターやお客さんたちと話すうちに
見たこともない日本酒(品評会に出すやつとか)を飲んだりして
ずいぶん満喫してしまった。
その日、B’zのライブが近くのスタジアムで開催されるという。
「これで成仏もしてもらえるかなあ」と皆が言うので「???」と思っていたのだが
その会場は今回の震災のご遺体安置所になっていたらしい。
「前回がサザンで、今回がB’zだったらきっともう大丈夫だろう」と。
本当に力のあるアーティストは、そうやって送ることができるのだなあ。
本人たちが口にしてしまうと途端に胡散臭くなってしまうような、あやうい事だが
今回の旅行で一番印象に残ったひとことだったかもしれない。
お店の人の勧めもあって、牛タンの店を急遽「閣」に変更。
早い時間に滑りこんで、たたき、塩焼き、おじやをいただいた。
5種類くらいしかメニューがないのだが、そのかわり丁寧に作っていて
とてもいいお味だった。
余力があったらいろは横丁にも行ってみたかったが
なにしろ昼から飲んでいたので撃沈。
翌日は平泉に行く。