Saga-Fukuoka day2

タクシーで山のなかにぐんぐん入っていき大川内山地区へ向かう。関所を越えたあたりでおろしてもらって観光スタート。ここは鍋島藩の陶工たちが暮らしていた場所らしく、切り立った山が迫るまさに「秘窯の里」。もともと鍋島藩の御用窯があった場所として知られている。1675年、鍋島藩は有田から大川内山に藩窯を移し、ここで高品質な磁器を焼き続けた。藩窯では、将軍家や朝廷に献上するための高級な焼物が作られ、その技法は厳重に管理されていたそうだ。朝鮮からも陶工を呼び寄せていたようで、唐人の墓もある。

産業会館には組合に参加している窯元がそれぞれ出品していて、おかみさん会がテーブルウェアを展示している。実際にテーブルに置かれている様子を見ることで、イメージがしやすくなるのがとてもいい。あとで聞いたのだが、有田まで習いに行っているとのこと。とてもセンスがいい。ここで、気になる窯元のあたりをつける。

その後、伊万里の街中を散策する。ちょうど山の上まで行ったところでお店が開く時間になったので、降りながらお店を見る。冷房のないお店も多く、汗だく。青山窯で小さな香炉を購入。せっかくの伊万里なので柿右衛門!って感じのを買おうと思ってたんだけど、家で使うならこれかなあと思って選んだ大秀窯の青磁の酒器を購入。青磁のほうが歴史が古いらしい。

正午、高速バスで福岡に移動。べにたんご贔屓の「喜なさる」でちょっとビールのつもりが日本酒を嗜んでしまった。ふだんは忙しすぎて寡黙な店主らしいが今日はずいぶん気さくにお話してくれたとのこと。トイレでは爆音でイエモンがかかっていた(ファンらしい)。

今年も渡辺通のみらいホールで「ACEとルークの謡う診療所」へ。ちょっとしたハプニングがあり少しはらはらしたものの、大笑いで終了。次回も決まって良かった(年末すぎて多分行けないけど)。

その後、アフターは博多に来たらやっぱりもつ鍋でしょ〜ということで、お気に入りのもつ鍋屋さん六花舎再訪。お通しが春菊の茶碗蒸しで美味しかったなあ。お酒は花の露酒造にオーダーした「もつ鍋に合う清酒」とのこと。

駅の酒屋さんで買った「古伊万里」を、今日買った杯で乾杯する幸せよ。