今回のエクスカーションは常滑。
まずは名鉄で常滑駅へ向かう。セントレア空港の少し手前にある。
常滑は日本六古窯の一つで、焼物の街として知られている。最初の目的地はLINAXのライブミュージアム。敷地には工場をリノベした資料館やタイルミュージアムがある。特に世界のタイルコレクションが素晴らしい。団体客のおばあちゃんたちは足早に過ぎていくが私達はのんびり。
次にタクシーで旧市街へ。車の入れない細い路地が入り組んだエリアで、窯や陶器屋さんがたくさんある。奥にはジブリのような登り窯も。約20度の傾斜地に8つの焼成室を連ねた全長22メートルのもので、昭和49年の1月の釜出しを最後に創業を停止し、現在は重要有形民俗文化財として保存されているらしい。
常滑は土管の生産地としても栄え、町のあちこちにスーパーマリオのように土管が点在している。工業遺産独特の不思議な雰囲気があり、まるでファンタジーの世界に迷い込んだような感覚になる。
坂の脇にあるカフェで一休み。風が気持ち良く日陰でしばし休息。帰りには「とこにゃん」と呼ばれる巨大な招き猫を拝んでから名古屋駅に戻る。
名古屋駅のビアホールでビールを飲みながら別れを惜しみつつ精算。旅の終わりはいつも寂しいが、居酒屋のぞみでビールで乾杯し、次の旅に思いを馳せる。
いっきに焼き物に興味が湧いた旅だった。





