午前中は熱田神宮へ。ここのところの刀剣ブームで建った(?)草薙館初訪問。北陸道の刀剣特集で加州清光を観ることができた。体験コーナーで太郎太刀や次郎太刀の複製を持ってみたが実践には向かなすぎて笑ってしまった。古いものはすべて草薙館に移されたようで宝物館の刀剣は現代物。刀匠のひとことコメントに「きっさきの収まりがむずかしい」とか書かれていて笑ってしまった。
本殿のほうは七五三でごった返していたので脇からそそっとお参りして名古屋に戻り、円頓寺商店街でラム肉ランチ。その後、名駅ですやの栗きんとんを買い、ノリタケの森へ。工場跡地が赤煉瓦倉庫の素敵な公園に改修され、美術館や物欲が暴走しそうなショップが点在している。定番コーナーでは「ひとつ貰えるならなにがいいだろ〜」なんて妄想しながらはしゃいでたけど、超高級ラインを前にすると途端にスン…てなる。民芸もそうだけど、素朴な手仕事でも気合を入れて作った作品でも人が時間をかけて作ったものが良いものなのだという価値観になっていくんだな。オールドノリタケというと、白地にふわっとしたピンクのお花が描かれてるイメージが強いんだけど、この「シリル」というシリーズは1930年代のデザインだけど更紗モチーフで素敵だった マイナーチェンジしてるみたいだけど一番古いのが一番トルコっぽくてかっこいい。ノリタケの歴史を見て面白いなーと思ったのは陶器の生産が軌道に乗るまで20年くらいかかってるとこ。ティーカップの取手をつけるのに10年とかかかってる。海外の技術供与がなくて日本の職人がサンプル見ながら試行錯誤してたみたいだけど今みたいに「選択と集中」とか言ってたらこうはいかないよね。
夜はZepp Nagoyaで人類魔界化計画を観て、円頓寺商店街のバルで再び大爆発してしまった。何を食べても美味しい。