Matsumoto-Azumino

朝、5時台に目が醒めてしまったので珍しく大浴場へ。貸し切りなら気持ちいいんだよ。

松本城を散歩し、栞日さんでモーニング。店頭にグーテンベルグの印刷機が置いてある素敵な本屋さんだ。

そのまま松本市美術館へ。草間彌生のここの草間彌生コレクションは作品も言葉も前衛芸術化として闘う彼女の生き様が見られる。彼女の言葉は英語のほうがなぜか印象的だった。

ホテルをチェックアウトしてから陶片木さんで買い物。今回は私は銀器、イシイは箸とようじ入れを購入。ここの本棚は既視感がすごい。

カーシェアで安曇野へ。ロードサイドで蕎麦と山賊焼きを食べ、友人に勧められた大王わさび農場に行ってみた。きれいな湧水を期待して行ったら坂上田村麻呂に鎮圧された豪族(魏石鬼八面大王)の遺体がばらばらにされて埋められた場所のひとつらしく、祟り神系スピリチュアルスポットだった。意外!黒澤明の『夢』第八話、水車のある村もここで撮影されたらしい。珍百景……

そして何の前情報もなく何の期待もせず訪れた禄山美術館で森靖の特別展「巨大化宣言-Gigantization Manifesto-」やっててテンションが上がる。萩原碌山は実業家の兄たちによって作られた芸術家という印象も受けたが、寄付で建てられたというキリスト教建築の美術館本館は鄙びた英国の教会みたいで趣深い。

特急の時間まではまだ間があったので、松本駅近くに去年オープンしたグリとニルへ。かわいい店内で食事もお酒も美味しかったので女子会向けというかんじ。松本平のブラッククイーンがグラスで飲めるのがありがたい。イチジクとブルーチーズのナンピザが美味しかった。今年はいちじくは食べられなかったなと諦めてたので嬉しい。

せっかくなので日本酒も飲みたいと思い駅近くの居酒屋をあたったものの満席、満席、貸切で三軒に振られる。予約しないと無理なん だろうか。銀座か?こぎれいなてっぺんさんへ。大信州が飲めて満足。