Matsue day 1

島根1日目、松江へ。

米子空港からリムジンバスで松江へ。ホテルに荷物を預け現存天守12城のひとつ、松江城を目指す。行く途中に賣布(めぶ)神社に立ち寄る。夏越の祓の茅の輪が出ていた。上田そばで割子そばをいただく。

松江城の堀川めぐりの船に乗ったが、低い橋をくぐるのに屋根がぐいぐい下がってきて強制的に土下座の体勢を強いられるという楽しいアトラクション付。ほぼヨガ。堀沿いに植えられた紫陽花が満開で美しい。

松江城のたもとにある興雲閣は疑洋式の洋館で階段の踊り場から入る光が美しい。1階で営業している亀田山珈琲で休憩。

城の裏手に城山稲荷神社を見つける。無数の狐の置物がそこここに並んでいてかなりの異界感。小泉八雲がたびたび詣でたらしい。

大名屋敷が並ぶ塩見畷にある小泉八雲記念館へ。小泉八雲って物静かな作家のイメージが強かったけどギリシャに生まれダブリンに移り、その後アメリカに渡ってクレオールの取材をし、西インド諸島を経てから無理やり仕事を作って来日していて思いのほかファンキーな人だった。

島根県立美術館、企画展は森山大道。パネルで路上について言及されているのを読んで、2012年にロンドンでテートモダンで森山大道とウィリアム・クラインの二人展が開催されていたとき大英図書館ではケルアックの『路上』が展示されていた(気がする)のを思い出し、あれは連動企画だったのか!と10年ごしに思い至った。この美術館は宍道湖に沈む夕陽が見られるからか日没時間に合わせて閉館時間が決まる中世みたいなシステムを採用している。ハイボールを飲みながら日没を待つ。

夜は茶町のビストロ10Leさんで山陰のビールと前菜セットを。前菜の盛りもよく、とても素敵な店だった。昼に街を歩いておいて正解。