イスタンブール4日目。

水上バスでフェネルへ。朝から雨が降ったり日差しが出たりで忙しい天気で港から虹が見えた。

この辺りはギリシャ人が入植していたようで正教会がいくつかある。ブルガリアの聖スティーブン正教会を見てから石畳の激坂を登りに登ってカーリエ博物館へ。2020年にモスクに戻ってしまったので一部が礼拝所になっているが、キリスト教時代のイコンはそのまま(お祈りの時間になるとスクリーンで隠されるらしいが回しが見学した時は開放されていた)。かなり修復が進んで以前から見た時より明るくなっていた。礼拝所には猫が中に入っていておおらか。

そのままテオドシウス城塞へ。随分路駐が多いなあと思っていたら城壁の裏側だった。一部完全に補修されているがほとんどはぼろぼろ。メフメト二世が入ったという門には1453年の年号が記されたプレートがありコンスタンチノープルの陥落に思いを馳せる。

バラット地区へ。レコード好きのご主人がやってるキョフテ屋でランチ。イシイはノーマルキョフテ、わたしはイスケンダルケバブのキョフテバージョンでどちらも美味。そのあと清澄白河にありそうなおしゃれカフェでトルコ式コーヒーをいただく。猫が自由気ままにテーブルを転々としていて猫カフェのよう。

色とりどりのオスマン時代の建築が並ぶ可愛らしい街を散歩して、ギリシャ正教会の聖ゲオルギウス大聖堂を見学し、バスでエミニョニュへ。水上バスに乗り換えてカドゥキョイに戻る。

夜はカドゥキョイのSayla Mantıさんでマントゥとボレキ。マントゥは小さなラビオリのようなものでヨーグルトとオイルがかかっている。うっすらニンニクの風味がある。スマックとバジルと唐辛子で味変するあたり日本のうどんに近いかもしれない。ボレクは薄いお好み焼きのようなミートパイ。どちらも美味しい。

二軒目は大箱のパブBira Fabrikasıさんへ。ようやくドラフトのEfesとクラフトビールにありつく。状態の良い生ビール、美味しい。そして賑やかなパブにも当然猫が座っていてすごい。もはや人間を怖がらない遺伝子が継承されている気がする。