イスタンブール3日目。
午前中は地下鉄と国鉄のマルマライを乗り継いでスィルケジ駅から旧市街へ。遺跡の柱などを転用して作られた貯水槽・サヌルチュは地下宮殿と呼ばれていて、まるでゲームの世界のよう。20年前はなんだか薄暗くて湿っていて不気味だったけど、今は照明が切り替わり床や天井のディテールが見られるようになっていた。
スィルケジ駅に戻り、駅舎を見学。かつてのターミナル駅だけあって風格がある素敵な建築。プラットフォーム脇に小さな鉄道博物館が併設されていて、オリエント急行の面影を偲ぶことができる。待合室では猫がお膝に乗ってくるサービスもあり最高。オリエント急行が走っていた頃までヨーロッパはイスタンブールをコンスタンチノープルと表示していたらしい。中国をChinaと表示するようなものか。
トラムで新市街に移動し、問屋街で胡椒挽きを買いつつ激坂を登りガラタ塔へ。なかは見学せずイスティクラル通りから少し入ったTarihi Şahin Lokantasıさんで昼食。フロアマネージャーにものすごい勢いで注文を迫られるけど美味しい煮込みとかわいいおいちゃんがいる素敵なお店だった。
そこから南東に下るとおしゃれな個人店が並ぶエリアがある。猫とカモメの仁義なき戦いが繰り広げられている。そのまま海岸に出てイスタンブール現代美術館へ。外交樹立100年を記念して塩田千春の作品が招致されていた。東京で見逃していたので嬉しい驚き。パーマネントコレクションもとても良かった。
一度ホテルに戻り、生ビールを求めてカドゥキョイのパブへ。6タップのうちひとつしか繋がっていなかったけどドラフトのBudが美味しい。お隣で初の居酒屋(メイハネ)Moda Meyhanesıさんへ。前菜と主菜をいくつか選ぶプリフィクス形式でお酒はヤクとハウスワインのみ。絶対に英語を話さないマンの新人スタッフとバイブスだけでコミュニケーションを取り、美味しいお酒とお料理にありつけた。








