札幌から高速バスで余市まで。私は去年の秋にも母と訪れたが、イシイは初訪問。高速ニセコ号というのが札幌から出ており、時間によっては小樽から行くよりも停車駅が少なくて快適。1時間半ほどで余市に到着。ICカードも使えるし非常に便利である。
タンクに注連縄が掛けられているのを見ると、ああ、ニッカの工場に来たなあと思う。これは竹鶴の実家の広島の造り酒屋の習慣をそのまま引き継いでいるのだそうで。やはり日本人の造るお酒というのは神様への供物なんだな(キリスト教では酒は神様からのギフトなんだそうだ)。
昔、竹鶴氏とRitaさんが住んでいたこぢんまりとした洋館が移築されている。Ritaさんの聖書かな。押し花がかわいらしい。
有料試飲では観光客の方々に興味津々に覗かれつつ1980、1990、2000年、シェリーなど6種類を試飲。イシイはすっかり出来上がっていた。ニッカは有料試飲が本当に良い。無料試飲はすっとばしてここで飲むべし。お土産屋さんは噂通り、手頃な原酒はすでに全て駆逐されており、15000円代のものしか残っていなかった。何も買わずとぼとぼと帰る。
その後、運河にある函太郎で回転寿司をいただき、堺町界隈を散歩。観光化されすぎていてなんだかなあという感じだが、センスのいい人がテコ入れしたら一気に良くなるのではないだろうか。六花亭あたりがなんとかしたらいいんじゃないですかね。
帰りは石狩ライナーで札幌まで。ホテルまでの道すがら、旧市庁舎を観たが英国風の美しい建物でよかった。