Geki-Cine at Ginza

運動不足を解消しようと歩いて銀座方面へ。池之端から上野広小路、秋葉原、神田、日本橋、京橋、銀座一丁目、三原橋とちょうど銀座線の上を歩くコースになった。快晴。

目的地は東銀座の東劇。劇団☆新感線2007年公演の『朧の森に棲む森』の映像を観る。

古田新太のマダレやっぱりおもろいな。阿部サダヲのキンタの運動量すごい。オオキミとシキブの雰囲気はそのまま歌舞伎NEXT版に継承されてる。サダミツはたしかにオリジナルの方が武闘派って感じでかっこよく、歌舞伎NEXT版はだいぶコミカルになってる(とくに松也サダミツ)が、新幹線版でも勝ちを確信したあたりから滑稽さが強調される。

歌舞伎版の方はあまり思わなかったけど新感線版のほうがツナがヒロイン!って感じだった。秋山奈津子さん、1番声が通っていて良かった。新感線版はシュテンが女性なのでアラドウジにちょっかい出されるシーンがあるのは納得なんだけど、そこ歌舞伎版でも残したのかとちょっと驚く。

ライが最後の最後までべらんめえでチンピラっぽいのは幸四郎丈(当時の染五郎から)の解釈なんだなと思った。松也ライはどんどん重量感ありつつ最後は「卑屈な王」から化物に転じた感じだったが、幸四郎ライはやはりチンピラのまま王になって死ぬイメージ。あと、パイナポー→首の演出は歌舞伎版のほうがサロメっぽくてよかった(初日は二階席のカミ手真横からで全然見えなかったので2回目神席で初めて認識した)。

一番違うのはラスト。歌舞伎NEXT版のほうが森そのものになった感じで良かったかな。

帰りは日比谷まで歩いて地下鉄で。12000歩ほど。