手のひらの中の小宇宙

ついに
ついに禁断の園芸に手を出してしまった。エドガー・アラン・ポオの
「アルンハイムの庭」はもとより、いとうせいこうの「BOTAQNICAL LIFE」を
読んだときから園芸にはヤバい空気を感じていた。
きっとハマると大変なことになる…と。
でも、天気の良いうららかな午後に、花の咲き乱れる
植物園のようなDOITに行ってしまってもう
わけわかんなくなりました。
この子たち連れて帰って部屋に飾りたい。
今ちょっと流行の苔玉も作りたい。
部屋の不気味なコンシンネをなんとかしたい。
などなど。
コンシンネ用に買ったテラコッタの鉢は予想に反して小さく
植え替えは断念したが、足元に挿し木したら根がついた子を
違う鉢に植え替えたり、新しい土を足したりした。
ワイヤープランツは苔玉に挑戦。
いまいち安定しなかったので盆栽風に。

ヘリクリサムは、わりと乾いたところを好みそうなので
おそろいの器にバランスよく配置。
この葉は厚みがあって、やわらかく
表面が薄く起毛しているので、さわるとまるで
ネコの肉球のようなのですよ。

巨大化を続ける多肉植物は、深い青の陶器に移し変えた。
そう、盆栽で危険なのは器に凝ることなのだ。
青い器がもっと欲しい…
自分で焼くか…

「正午」

日向の猫は 眼をとぢる
それは彼女が青空をきらひだからだ
そしていつの間にか眠ってしまふ
         立原道造『草稿詩篇』より「正午」

渋谷

「雨もあがったことですし、一杯いかが?」というメールを受け取り
のこのこ渋谷まで出向く。
「渋谷にしよう」と言ったのはあたしのほうだったが、たいそう後悔した。
混んでいるのだ。
春休みだから。
人ごみをくぐるだけで精一杯で、レコ屋も覗けなかった。
逃げるように地下のいつもの麦酒屋に行った。
前日幹事をやって仕切りつかれたあたしは
オーダーのほとんどを連れにまかせて、ひたすらごはんをもりもり食べた。
葡萄酒を1本空けた。
お腹がくちくなると、今度は効率のいい酒を飲もうではないか、という話になった。
センター街の奥のほうにあるジャズバーに行った。
とてもよかった。
壁に大きく描かれたミュージシャンの肖像も、
ちいさな油絵も、
針金のようなジャズマンの置物も
そしてもちろん音楽も
ジャジーだった。
サークル仲間を連れて得意そうな学生の男の子が
大人ぶって煙草を吸ってしまうほど
そこはオトナな空間だった。
みんな低い声で、音楽を邪魔しないように話し
音楽は決して客の会話を邪魔しない音律とボリュームで。

いぬ。

ここの犬にはよく挨拶をする
自主的に道に出ていて、時には寒くて震えているのに
でも外に出てぼうっとしている
頭をなでてもらうときは、ちゃんと
頭の位置を高くして、まぶしそうな顔をして
なでなでされる

関西4日目

二日酔いで眼が醒める。
今日も京都へ。
天気に恵まれず、屋内にいるときは晴れ、外に出るとにわか雨に降られる。
祇園で、世界遺産の町並みを愛で
それからタクシーに乗って七条へ。
ここで国立博物館を見る。
ここの閻魔大王以下4人の彫刻は本当に凄い。怖い。
庭の枝垂桜。

本館は「雪舟」の特別展で、ものすごい人だった。
「次は50年後、あなたはそれまで待てますか?」
だの
「人は彼を画聖(カリスマ)と呼ぶ」
だのというコピーに惹かれてきたのだろうか。
45分待ちで絵を見るなんて、日本人の文化に対する情熱は捨てたものではないな。
その後、一度京都駅に行き、そこから地下鉄で二条城へ行く。
桜のライトアップが目当てだったのだが、残念ながら
桜は1分咲きというところ。
でも赤く色づいた桜が、夕闇にうかびあがるのも綺麗だった。

不気味な感じで撮れたのでちょっと大きくしてみた。

関西3日目

昼間は大阪のミナミへ。
堀江のあたりは新しくこじゃれた町ができていて
カフェとインテリアショップとセレクトショップが
乱立していた。
古い日本の民家を改装した服屋で携帯電話のストラップを
買う。希琳ちゃんへのプレゼント。
四ツ橋のあたりの「Horie Club」という暗いバアで
ランチを。外見に似合わず、有機野菜と玄米の健康的な
メニューだった。コロッケ定食880円。安い。
夕方、希琳ちゃんに会う。
梅田で英国式の紅茶を飲み、希琳ちゃんおすすめのヘンテコナ店に行く。
弁天町という廃れた港町にある、廃墟にある喫茶店兼居酒屋兼ライブハウス?
のようなところで、がらくたと音楽に囲まれ異常に居心地がいい。
バナナシェイクとラムコークを飲む。窓から見える夕焼けが綺麗。

このビルは変なテナントばかり入っていて、廊下もきたなくて暗くて
でも大切に育てられている植物が置いてあったりする。
ファントムふたり。

トイレに行くまでの道は全暗に近い闇で、
でも中は明るくて綺麗。植物もたくさん置いてある。

ひさびさにギターをさわる。弾いている様で、実はコードを
3つくらい鳴らしただけ。

2軒目は、この梅星という店で希琳ちゃんに紹介された
げっしーさんという不良公務員の人に梅田のバーに連れて行ってもらう。
にこにこしたマスターと、とびきりバーボンが美味しい。

関西2日目

京都へ行く。
京都へは私鉄の特急で40分くらい。
四条についたときは小雨だった。
渡月橋近辺でしばし桜を眺める。
京都はまだ3分咲きくらいだったが、山並みに沿って
木がもう赤く色づいている。桂川沿いに歩き、そばを食べ
嵐山に向かう。
嵯峨野の竹林はあいかわらず幽玄かつ静謐。
すっとしていて、雨がよく似合う。

てくてくと歩き、祇王寺へ行く。
ここは有名な苔庭があって、それはもう緑色に発光する
絨毯のようだった。この苔の下で生とか死とか再生とかが
繰り返されていそうだった。
ちょっと踏み込めない聖域。

桜はまだだったが、椿は満開で、
ぼとりと落ちた花が足元で赤く赤く散る。

夜は大阪にもどり、大阪環状線に乗って鶴橋へ。焼肉を食す。
ここ、電車から降りた途端に焼肉の匂いがする素晴らしいところです。
迷路のような路地にひしめく焼肉屋の風景はまるでソウル。
今度は市場も行ってみたいなー。

関西一日目

会社を早くにひけて大阪に向かう。
のぞみはものすごく速い。
途中、中島らもの「水に似た感情」を読破。
あらためてバリ島に興味を持つ。
宿は大阪環状線沿いで、駅に近くて便利。
京阪グループなので、なぜかフロントで
京都行きの切符をタダでくれる。(一日一名様)

買い物

自分のために、ジャケットを2点と靴を買う
一点はジャージの羽織もので、不気味に大きなスナップボタンがついている
一点はシャンブレーの布帛で、変形テーラードのようなカタチ。
流行とは関係ないところにあるデザインなので、春も秋も着られそう。
いつもの靴屋で革靴を一点。
ここのは卸したてでも、どんなに歩いても、長時間
立ちっぱなしでも疲れない。
こういう商品が作りたいものだな。

つばき。

今日の花は椿。
取引先の人が庭に咲いているのを折って
持って来てくれた。あざやかな赤の寒椿です。
椿はまだ花びらの色もあざやかなのに
花ごと「ぼとり」と落ちてしまいます。
その赤はあまりに印象的で
血飛沫を連想させるのです。

こぶし。

最近春なので、目に映るものといえば
色とりどりの花たちばかりで、当然のように
花の写真ばかり撮ってしまう。
かといって、Nikonのマクロレンズで接写、とか
山に登って地味で可憐な高山植物を激写、とか
全然あたしには向いてないので、道端で上を見上げたり
通勤途中に下町ガーデニングで咲き乱れている花々を
しみじみと撮る。
今日は近所の幼稚園の庭に咲いた「こぶし」を。
こぶしは白と赤があるけれど、どちらも好き。
白はおおらかで、素直でまっすぐなかんじがするし
赤は花魁。バロックとか退廃的な香りがする。

さくら

谷中の天王寺を歩く
もう桜並木は朱色に染まっていて、
日当たりの良いところでは桜の花が咲いている
今年も大好きな季節がくる
足取りもふわふわして
遠回りして歩く

植物たち。

昔はサボテンを枯らす女という異名をとった私も
なんとなく植物と共存できるようになった。
部屋の主はコンシンネ。
ものの大きさの基準を無視して成長を続ける。

あおあおしていて背が高いのが、あずかりもののケレベラ。
越冬してますます元気。(中央)
ベランダでしぶとく生き長らえているので
ためしに枝をちょっと折って土に挿したら
すごい勢いで巨大化したカネノナルキ。(後列左)
友人にもらったサボテンの寄せ植え。
(鉢を大きくしたら微妙に大きくなったような…)(後列右)
それから今朝、ハーブの種を蒔いた。
早く芽が出るといいな。(左下。地球儀のうしろ)
ちなみに左のペットボトルはじょうろの代り。

atre

今日はひさびさに仕事を早く終えてB様と上野駅で
途中下車した。上野駅が新しくなったというので
のぞきにいったのだ。
行って吃驚した。
昔ここに何があったのかまったく思い出せない。
それくらい広くて綺麗で、いいにおいがして
女の子たちが喜びそうなもので溢れている。
うかれて私も鞄を買ってしまった。
デザインも凝っているのだけれど、なにより
裏地が「紫とふかみどり色の綿づかい」という微妙さに惹かれた。

GARDENで夕食の材料を買って帰る。
納豆138円は高いよ。

人形町の猫

日本橋を散歩する。日本橋は人形町とか、蛎殻町(かきがらちょう)とか
馬喰町(ばくろちょう)とか不思議な地名が多い。
甘酒横丁を見て「双葉」で豆腐定食を食べればよかったと後悔し。
老舗の「うぶけや」で毛抜き(幻の逸品)を買ってもらい、
水天宮を詣でて(子宝に恵まれても困るが。)、
有馬小学校校定にてバスケをする。
このへんにはお魚屋さんで魚を失敬し
おやじに水をかけられるような猫も
現存しているのではなかろうか。


「うぶ毛も抜ける(毛抜き)切れる(鋏)剃れる(剃刀)」が
「うぶけや」さんの屋号の由来だそうです。

アンモナイト

科学博物館で催されたアンモナイト展にて。
多くのアンモナイトを激写したが、この子が
一番可愛かった。
あんまり可愛いので色をつけてみた。
生きていた頃はどんな色だったんだろうかしら。

グリコのおまけ

これを棚からとった人は、ほんとうは
合体ロボが欲しかったんだそうです。
でもこんなのが当たってしまったので
謹んでわたくしが引き取りました。
現在は、会社の机の上(電話の後ろにさりげなく)に置いてあります。

このブタちゃんの中にはちゃんとぐるぐる蚊取り線香が入っているのです。
芸が細かいぞグリコ。

国際展示場

仕事で有明の国際展示場に行く。
帰りは船にのって浅草に出る。
隅田川に掛かる橋の名前をノートにかきとめながら
ぼーっと外を見る。
オレンジ色から群青色に暮れていく東京の空が好きだ。

日比谷

日比谷でバレンタインのチョコレエトを探す
チョコレエトはベルギーの老舗で
とろけるように甘くて美味しい
きっと気に入ってもらえることだろう
自分用にホワイトチョコレエトスティックも買ってしまう
三信ビルヂングの中を探検し、そのまま地下鉄に乗って家に帰る
地下鉄の中でこっそりさっき買ったチョコレエトを齧った

植物の気持ちとロボット製造工場

お台場に出来た未来科学館を見物に行く。
ロボットミーム展では植物から出る微量名電波を測定して
植物の気持ちを数値化する実験をしていた。
なんども立ち入り禁止のラインをふみこえて注意される。

これはロボット製造工場をイメエジしたというオブジェ。