the wind-up bird chronicle II

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第2部予言する鳥編』(新潮社)読了 何故こんな勢いで読み進めているのだか。 具体的にえぐいし、加納クレタの独白なんて本当にキツいし 「もうだめかも…」と思いつつも何故かだらだら読んでしまう。 文章の […]

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the wind-up bird chronicle

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第I部泥棒かささぎ編』(新潮社)読了 飲みの席で話題になったので読んでみた。 ふつうよりも太めの濃い緑色のスピン(栞紐)が素敵だなと思っていたら、 丁度、学校で先生から「新潮社だけは今でも文庫にスピンを付けてい […]

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after dark

村上春樹『アフターダーク』(講談社) 深夜のデニーズも、セブンイレブンも、スガシカオの「バクダン・ジュース」(生タイプが好き)もスタジオで練習してるミュージシャンも、ワスプみたいなサラリーマンも、ラブホテルでの暴行事件も、何かから逃げている […]

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wangan under

一日ベッドの上で本を読んで過ごす。 ようやく阿部和重『シンセミア(下)』読了。 次は村上春樹に戻るか田中小実昌のエッセイを流すか迷う。 それより卒制を早く終わらせろという話なのだが。 k隊員から電話をいただき、夜のドライブへ。 駐車場の回数 […]

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sinsemillas

阿部和重 『シンセミア』(朝日新聞社) 出世作の『インディビジュアル・プロジェクション』を恩師が仏訳してたこともあって、なんとなく読んだつもりになっていたが、実は未読なのだった。 山形に実在するらしい(?)某田舎町で 盗撮趣味の青年団やらロ […]

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at Oji station

堀江敏幸 『いつか王子駅で』(新潮社)読了 今回は東京下町が舞台の純文学ともエッセイともつかぬ作品。 印章彫り師の話、地元の定食屋、島村利正『残菊抄』 徳田秋声『あらくれ』などの引用、 都電荒川線沿線の風景、古書肆との会話 教え子の陸上大会 […]

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le pave de l’ours

堀江敏幸 『熊の敷石』(講談社)読了。 学生の頃、堀江氏は非常勤講師として わが母校わが学科の教壇に立っていらした。 在校中に氏が『おぱらばん』で三島賞を受賞され 仏文の教授たちと喜んだりしていたので、よく覚えている。 密かに活躍を喜びつつ […]

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hotel cactus

江國香織『ホテルカクタス』(ビリケン出版)読了 調べ物があったので図書館へ。 天気予報は曇りだったけど、雨のにおいがしたので傘を持って出た。 家を出て30秒くらいで突然通り雨に遭った。 あまりに大粒で、まるで雹のようだったので 魚やヒルが降 […]

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kafka on the shore

村上春樹 『海辺のカフカ』(新潮社)下巻読了。 朝になってしまった… とりあえず3時間だけ寝よう。 賛否両論みたいですけど、わたしは好きだったな。 物語として凄く楽しめた。 カーネル・サンダースさんが面白すぎ。

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eau de vie

日曜は学校の友人を呼び出して麦酒。 日暮里のアイリッシュパブはシャムロックもすぐに消えてしまうくらい せっかちな入れ方だけど、夏の麦酒は冷たければ冷たいほど好い。 現地ではエクストラコールドも流行っているらしいし。 ハッピーアワーから飲み始 […]

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book street

神保町は凄くてあたりまえなかんじだが 不忍通りは地味に良い本屋が多い。 動坂の「古書ほうろう」は文学、哲学、芸術関係に強いし 根津神社近くの「往来堂書店」は、『街の本屋の復権』を掲げて かなり個性的な品揃えを展開している。 (両者ともに書評 […]

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insomnie

さて、難航していた綾辻行人『暗黒館の殺人』(講談社ノベルス)だが、前半はかなり散漫な印象で読みにくかったものの、後半は一転してテンポが良くなり下巻は1日で完読。ひさびさに活字に溺れる読書の至福を感じた。 人里離れた山奥にそびえる城のような洋 […]

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books

マネキンの首を見ると、何故か京極夏彦を思い出す というわけで「陰摩羅鬼の瑕」読了。 1/5ほどのところ迄で3度挫折しましたが、中盤 京極堂が出てきてからは俄然テンポがよくなって いっきに半分読み終えました。 しかし、しかしなんだかちょっと物 […]

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