Tunisia: Tunis-La Marsa-Sidi bou said

チュニメモ。
1月2日
・バルドー博物館
ここは「北アフリカのルーブル」と呼ばれているほど
美しい建物とコレクションが有名な博物館で
とりわけ、モザイク画のコレクションは世界一だ。
アンダルシアの王宮があったことから「プラド」
(スペインのマドリードの美術館と同じ)という名前だったが
アラブ人が発音しづらいので「バルドー」と訛ったとのこと。
壁面をモザイク画が埋め尽くす様は、まさに圧巻であった。

とにかく時間がないので、ガイドさんの説明をゴメンナサイして
鑑賞&撮影に集中。足早に博物館の中を巡る。
ヨーロッパからも団体が来ていて、ものすごい観客数だったが
それでも、展示室にわたしだけ、という瞬間がある。
そんななかでローマ時代のモザイク画をひとりで見るのは
贅沢な時間であった。たとえ2分くらいでも。
なにしろ鉱石が原材料なので色褪せないのだ。鮮やかだ。
天井にオスマントルコ時代の豪華絢爛な意匠が施された
レセプションの間では、最近発掘された巨大なユピテル像
(=ジュピター、ゼウス)の足と頭部が展示されていた。
鎌倉大仏くらいの規模だろうなあ…
・メディナ
さすが首都のメディナだけあって、ものすごく複雑かつ
規模が大きい。迷路になっているところはガイドさんの後をついて
あとはまっすぐ行けば出口、というところで解散。
「民家のドアのとこに飾られてる“ファーティマの手”の
ドアノッカーが欲しいのだが、どこで手にはいるだろうか?」と
ガイドさんに尋ねたら「ここではないかもしれないけど
近所にあるかもしれないから見つけたら買ってきてあげる」と
言ってくれた。昨日の賄賂(お菓子200円相当)が効いたんだろうか…
骨董屋だかガラクタ屋だかわからない店で
アンティーク風(?)“ファーティマの手”を見つけて
半額くらいまで値切って購入。買ったついでに
「写真撮らせてちょうだい」とお願いして
店でいっぱい写真を撮らせてもらった。
とにかく骨董だかガラクタだかわからないものが
みっしりと並んでいて、うちの近所の「EXPO」というガラクタ屋にそっくりだった…

あとはお土産にチャイティーグラスを購入。
色とりどり並んでいてかわいい。

ここの兄ちゃんも「どこに行ってきたの?」「チュニジアは楽しい?」と
聞いてくるので「すごいよかったよ。すばらしいよ。」と答えたら
本当に嬉しそうだった。みんな素朴で可愛いなあ。
チュニジアの土産屋さんは日本人を見かけると、だいたい
「ナカタ!コンニチワ!」って声をかけてくるんだけど
ひとり、 「サ ラ バ ジ ャ ! 」 って言ってる人がいて笑った。
どことなくアラビア語っぽくもあり覚えやすかったんだろうな…。
(「それ、使った方がいいよ!」って言っておいた。)
公約通り、ガイドさんは“ファティマの手”を買ってきてくれた。
ブラボー!
(↓民家のドアにくっついてるのはこんなの)

昼食は、地中海に面したラ・マルサという別荘地のようなところで
サバをいただく。イワシ料理が有名だと聞いていたので
それはそれで楽しみだったのだが、出てきた魚は妙にでかい…
「これ、サバじゃねえ?」(イワシは不漁であがらず…)
連日サカナ続きで、みんなやや殺気だっていたが
サバに罪はなく、美味しかった。(白飯がほしいくらいだった)
夕方はチュニス一の観光名所(?)白壁と青いドアの町
シディ・ブ・サイドへ。
町中の人が徹底的にドアを青く塗っていて感心した。
ひとりくらいアナーキーなやつが「うちはムラサキにするぜ!」なんて
やらかさなかったんだろうか。日本だったらありそうなかんじだけど。
夕方で、日がかなり落ちていたのが残念で
今度は絶対ここに2〜3日は滞在しよう、と誓った。
いたるところに猫がいて、いい町であった…
ちなみに、マホメットは大変な猫好きだったそうで
イスラム教徒は猫をかわいがる人が多いらしい。

ツインズ。
これで今回のチュニジア観光は終わり。
明日はイスタンブールで夕飯食べてサクっと帰る…予定だった。
(続く)

Tunisia: Tunis-La Marsa-Sidi bou said” への2件のフィードバック

  1. EXPOは不思議な所だよね〜
    意外な物が安かったり、意外な物が高かったり。。
    ちょいと前、ココでなめ猫の缶ペンケースとステッカーを買った。値段は当時のまま!安いっ☆

  2. >しゅー
    あの雑然混沌としたかんじは
    どこの国でも一緒なんだなあ、と思った。
    あとどこの国でもアイリッシュパブは一緒!
    EXPOは試着室の上に「太陽の塔の仏壇」
    があるところが好きですw
    猫なめ!なつかしーなー!!
    小学校のとき、下敷きつかってたよ。

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