Tokyo-London

ものすごい勢いでBBCのSHERLOCKと本家のシャーロック・ホームズにハマったので
熱いうちに倫敦に行ってみることにした。

東京からはVirgin Atlanticで12時間。
デザインにとても力を入れていて、ポスターや動画、POPがいちいちかわいい。
いつものようにヨーロッパ方面に行く時は前日貫徹で出発する。
着いてもまだ昼なので飛行機の中で眠らないと着いてから時差ぼけで大変なのだ。
12時間のフライトだったが、いつものように爆睡して2時間ほどで着いた気分であった。
ヨーロッパ方面の直行便って久々に乗ったけど本当に楽ちんだな。

イギリスの入国審査はしつこいことで有名らしいが、たしかに他の国に比べて
いろいろ聞かれるような気がする。仕事も会社員だけではなくて職種まで聞かれた。
(係員の個性かもしれない)
そしてわたしのパスポートに貼ってある査証を見て
「イランとかアルメニアも行ってるのにイギリスは初めてなの!?」と
笑われたのであった。すみません…。

ヒースロー空港から市内に行くにはいくつかの方法があるのだが
いちばん速く市内に行けるというHeathrow Expressに乗ってみることにした。
ターミナルのインフォメーションセンターで聞いたらその場で切符も買えたので
そのままターミナルから地下へぐんぐん降りて行って乗車するのだが
案内はとても悪いので、観光立国として改善してもらいたいものである。
(京成に近い。どうやってもそうなってしまうのだろうか…)

高いだけあって、空港からおよそ15分ほどで市内のPaddington駅に着いてしまう。
大陸~ヨーロッパ独特のターミナル駅のこの感じが本当に好きだ。

Paddington station

ここまでは非常にスムースだったのだが、そこからがかなり大変!

まずOisterカードを購入したのはいいのだが、自動改札が閉まるのがはやすぎて
スーツケースがはさまりまくりw 後ろの人すみません。

ホテルの最寄り駅はふたつの鉄道駅と5本の地下鉄駅が交差するターミナル駅なので、
本来なら直通の地下鉄が2本あるはずなのだが
Hammer Smith & City線は区間運休、もうひとつのCircle線は
なんと全面運休ということで(どういうことだよ)
結局、Bakerloo線でBaker Streetまで行き、そこから復活したHS & City線に乗り換えて
目的地まで行かねばならないということがわかった。
(しかもその「運休のお知らせ」のタイポグラフィとレイアウトが、妙に綺麗に
かっこよく作られているのがなんとなくムカつく。)

Baker Street駅は噂通りホームズ祭なのでちょっとアガった。
ホームの壁にはこんな。

Baker Street Station

そのホームズのシルエットをよく見ると、ちっさいホームズがたくさん。
(ちょっと気持ち悪い)

Baker Street sta

こんなパターンのグラフィックもある。かわいい。

Baker Street sta

それにしてもBaker Street駅は古くて、エスカレータもないところを
重たいスーツケースを抱えて右往左往しなければならず、泣きそうになったよ。

で、泣きながらたどり着いたのが目的地King’s Cross St. Pancras駅。
地下鉄ははKing’s Cross St. Pancrasという「牛込柳町」みたいな名前なのだが
本来は別の鉄道のターミナル駅で、とくにSt. Pancrasのほうは
東京駅がちっさくかわいく見えてくるくらいのヴィクトリア調ネオゴシック様式の
荘厳な駅だった。城かと。

St. Panceas sta

駅前にはバーガーキングとかスタバとかピザ屋やバルが並んでいて
どこも満席。活気がある街だ。
St. Pancrasの前のEuston.st.を西に歩くと隣りには近代的な大英図書館があり
そのはすむかいの路地をはいっていったところに今回の宿がある。
クレッシェンドに曲がった道沿いに建つ質実剛健な集合住宅で
なん区画かごとにB&Bやホテルが借り上げているようだ。
わたしが投宿しているのはStudios2let Appartmentsというアパートで
小さいながらキッチンも着いている。

荷解きをして、PCとかWifiとかいろいろ繋げて(旅行は充電との戦いだ)
近所のBranswitchというショッピングセンターの大きなスーパーで
滞在に必要な日用品やら夕食の買い物をして本日の活動は終了。