SUPER 8

エミール・クストリツァ監督 『SUPER 8』。
(同名のアメリカ映画があるが無関係)

監督自身がEmir Kustorica and No Smoking Orchestraというバンドをやっているのだが
その欧州ツアーのドキュメンタリーとメンバーの紹介映像が交互に流れていく。
映画ではパルムドールとってるけど、ここに出てくるクストリツァは
うす汚いギタリストのおっさんかつ、ドラマーのお父さんだ。
(結構うざい親父で、息子に邪険にされてるのが可愛いw)

最後に流れる’Unza Unza Time’のPVにつながる暗く美しい短いメンバー紹介映像が
熱狂のライブ映像のあいまに静かに挟まれていく。
とくに最後、戦争で国連軍に落とされた橋が沈む運河で
ボートに乗ってアコーディオンを弾く男の画は幻想的だった。

しかしメンバーが個性的すぎてかなりおかしい。
(もと軍人、軍楽隊、葬式で演奏する人、パラノイア、聞いたこともない小国出身の人などなど。)

ものすごく良かったのでDVDを買おうとしたら
ずっと廃盤になっていた「アンダーグラウンド」がBluerayで再発されることがわかって
思わず声が出てしまった。これは買う。絶対に買う。