promene III

Oさんを谷中案内。
会社から餞別にもらったという(それにしてはあまりに立派すぎる)一眼レフを携えて気合十分だったので、ディープ谷中案内をする。
桜木町から、EXPOを見て、最近オープンしたカフェでランチ。前に来たときは雨の月曜で誰もいなかったのだが、繁盛しているようでよかった。
最近お気に入りのこども図書館へ行き、絵本の展示を見る。曇り空だけど、ここのサンルームは明るくて大変によろしい。やはり安忠の建築はすごいのかもしれない…。
寛永寺から墓地を通り、三崎坂からの途中から三浦坂へ。
根津観音商店街を抜けて不忍通りへ出て、最近オープンしたという古本カフェを探して権現坂をのぼる。根津神社へ。
ここの鳥居はいつ見ても無限に続くような不思議なかんじだ。

結局探していたカフェはみつからず、途中で方向を間違えていたことに気づき、「S坂」こと新坂を下って不忍通りに戻ってくる。S坂というのは森鴎外が命名したらしいが、命名というにはあまりにもいい加減なネーミングでは…と思う。
ようやく見つけたカフェは、古本屋さんがカフェをやりたくて作ったというレトロ空間で非常に心惹かれるものがあったのだが満席で入れず。残念。千駄木駅前で珈琲&スイーツへ。それからさら世見世通りを歩き、谷中銀座に出て猫を見物し、七面坂を下ってまた三崎坂にもどってくる。途中、水煙草屋を発見して吃驚する。窓が全開になっていて、中から水煙草のあまいにおいが漂っていた。
Iriasを覗く。店主の「今日の連れは外国の人じゃないのね〜〜」という一言にOさんが「生粋の日本人です!」と言っていたのがおかしかった。私は作家さんの手作り豆本を買い、Oさんは旭川の作家さんの木グラス(槐の木の台座に円錐形のグラスがささっている素敵な器)を購入。近所の喫茶店・乱歩が舞台の2時間ドラマの話になったので、黒沢清の「勝手にしやがれ」シリーズを大プッシュして帰ってきた。
そして、不忍通りでカレーを食べ、根津よりのカフェでお茶を飲み解散。
エンゲル係数の高い一日であった。
椿の時期が終りかけていて、街中で朽ちた花がぽとりぽとりと落ちて花びらを散らしている。重みのある花だなあ、と思う。

promene III” への1件のフィードバック

  1. 水タバコ

    今日は早起き。
    日当たりの良さがウリのよしもりくん家ですがすがしいお目覚め。
    遅くまでウイスキー飲んでたことなんて忘れるくらい。
    思い出したように某首長国連邦で購入した水タバコを吸ってみる。半年ぶり。
    フツーのタバコは吸わないんだけどね。においがダ

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